エクスリアから、「うちのサーバーを使ってもいいよ〜ん」という連絡が来て、早速作り始めているわけですけど、正直に言えばCGIを利用したサイトを構築するのは初めての経験。右も左も分からず、霧の中を手探り状態だったりします。
とりあえず、僕の悪戦苦闘状況を正直に記録しておくことで、他の方が僕と同じ過ちを犯さないよう、反面教師にしてもらえればいいなと思い、やったこと、考えたことを包み隠さず書いておくことにします。
この日は、取り急ぎ「ファイルが見つからん!」な状況を回避するために、暫定のトップページを作成。ちなみに、こんな感じ。
単に工事中のページやん!
という突っ込みは却下。「工事中のページを作るぐらいなら、さっさと本番用のページを作れ」というのは、もちろんあるのだろうけれど、それよりも「ファイルが見つからん」とサーバーに怒られるよりはマシだと僕は思う。
ともあれ、このサイトの性格として今のところ考えているのは次の通り。
このサイトは、あくまでも本館に対する出張所というか、別館というか、ようするに CGI 機能を使ったサービス提供を中心に、@nifty じゃない僕のメインサイトを補助するためのサイト。とは言うものの、CGI はまだ勉強中なので、試験場も兼ねるのですけれど。
ここから派生することとしては、
Perl もいいけど、Ruby も良さげ。って言うか、少なくとも僕には Ruby のソースの方が読みやすい。基本的には、他の優秀な人が作ったものを再利用することになるのだろうけど、どこか細かい部分を直したいなんてことになった場合、やっぱり読みやすいソースの方が手を入れやすいよね〜、という非常に怠惰な理由から、このサイトで使う CGI は原則 Ruby を利用する。
ここから派生することとしては、
以上、かなり見切り発車な部分が多いわけですけど、とりあえず今日から別館の構築を始めよう。
本館の運営を開始してしばらくした頃、ある人からメールが届きました。
掲示板を作って欲しい!!
その後も何人の方から、掲示板が欲しい、チャットルームが欲しいというメールを頂いていたのですが、正直に言えば、この時点で掲示板を設置することには消極的でした。
オフラインで読み書きができない掲示板って使いにくくないですか?
とは言うものの、その後も「掲示板が欲しい」というメールをいろんな人から頂き、今年の春ぐらいから、僕にしては比較的真面目に掲示板の設置を検討していました。
ところが!
この時点でのネックは
まさに三重苦!
これで僕の掲示板設置計画は思いっきり頓挫しました。
その後、某方面から 「Ruby 面白いっすよ」との連絡を受け、ちょこちょこと見ていたところ、「僕でも読めるかも」ということになり、さらに、Ruby を使えるサーバー(要するにここのサーバー)から利用許可が出たので、再び掲示板設置に向けての前進を開始しました。これがまさに9月のことです。
さて、掲示板を設置するにあたって、僕が欲しい機能としては、
以上3点です。それでもって、優先順位もこの順番です。さらに言えば、3番目はあくまでも希望。サーバーへの負荷とか、いろんなことを考えると、なくてもいいかもといった感じです。
と言うわけで、前回書いた要望を満たす掲示板スクリプトを探した結果、こんなん見つけました。
検討した結果、僕のサイトでは、RuBBSを採用することにします。
RuBBS のスクリプトをダウンロードしてきて、admin と admin-init の下記の部分を修正。
#!usr/bin/env ruby → #!usr/local/bin/ruby
これをそれぞれ admin.cgi, admin-init.cgi にファイル名を変更した上で、サーバーにアップ。いよいよ掲示板設置に向けての準備が整い、管理者ログインをして、掲示板の設定……
エラー!!
無情にもエラーの嵐! うーん、何が悪いのだろう。
状況を整理すると、admin.cgi の起動はうまくいっている様子。ところが、肝心の掲示板のCGIが動作していない。READMEを読んでも、特におかしなことないはずなんだけど……。
困ったときは、一人で悩まずに他人に聞くのが一番。百聞は一見に如かずとは言いますが、でも、何を見たらいいのかすら分からない状態なら、とりあえず他人に聞くのが手っ取り早い。そこで、Xreaのサポート掲示板で尋ねてみたところ、とりあえず.htaccessで設定した方がいいのではないかとのご意見を頂きました。
ご意見に従い、僕が作成した.htaccessファイルは下記の通りです。
AddType cgi-script .rb
AddType application/x-httpd-eruby .rhtml
Action application/x-httpd-eruby /usr/local/bin/eruby
これを、cgi-bin フォルダにアップしたところ、無事、掲示板が動きました! これでようやく僕のサイトも掲示板が持てる!!
と言うわけで、RuBBSをサーバー上で稼働させることに成功したのだけど、どうも今一つ動作が不安定。具体的には、掲示板のカスタマイズをWeb上でやろうとすると、「このページは表示できません」と警告が出る。ただ、Web上で行った変更は、一応反映されているようだ。何が原因なのだろう。
依然としてRuBBSの動作が不安定。書き込みができたりできなかったり。完全にできないのなら、まだ対応のしようがあるのだけど、こういう状況は僕には正直そろそろお手上げ。
とは言うものの、かきしちさんから、「掲示板あればもっと盛り上がるはず」とのご意見を頂いたので、あまり放置している時間が長いのもよくない。ちょっと初心を曲げてPerlの掲示板を導入することも検討してみよう。
ところで、かきしちさんが行われているサイト診断を試してみたところ、思いの外、好評をもらってしまった。素直に嬉しい。その中でナビゲーション部分の不備を指摘されていたので、これはすぐに直そうと思う。ただ、全部見直すの、結構時間かかりそう。どうしようか。
RuBBSがどうも動作不安定なので、「浜ちゃん」が公開しているPerlの掲示板に切り替える。とりあえず、がらくた箱で公開しているソフトなどのサポート用として設置。これがうまく動けば、いよいよ本格的に掲示板を運営してみようと思う。
ところで、エクスリアからメールが届く。内容を要約すると、
【重要な変更点】
- 旧広告閲覧率、現広告効果と称して行ってきました制限の全面撤廃。
- 広告非表示の不許可。
- 高負荷ゲーム、外部呼出しCGIへの制限の厳格化。
- ユニークビジター数に見合わない高転送量、高リクエスト数、高負荷サイトへの自動凍結処理の厳格化。
【メリット】
【デメリット】
- 現広告効果に関して、気にする必要が全くなくなる。
- 他の高負荷ユーザーが減る。
- 全ページに広告表示が義務付けられる。
- 他のサーバーで禁止されているが、当サイトでは広告効果がある場合認めていた高負荷CGIを設置できなくなる。
僕のような初心者にとってよくわからないのは、ここでいう「高負荷」「高転送量」「高リクエスト数」などの「高」の基準。多分、僕が考えていることぐらいなら、それほど高負荷にはならないとは思うものの、そもそもビジター数だってそれほど多くないので……。さらに、負荷を小さくする技術も持ち合わせていないし……。
【参考】
・「規約」のページ:http://www.xrea.com/jp/rules.shtm
・「広告」のページ:http://www.xrea.com/jp/ad.shtm
・「良くある質問」のページ:http://www.xrea.com/jp/faq.shtm
【退会手続】
s1 http://www.s1.xrea.com/jp/admin.shtm
s2 http://www.s2.xrea.com/jp/admin.shtm
s5 http://www.s5.xrea.com/jp/admin.shtm
RuBBSで挫折したものの、なんとかメインの掲示板を設置する。
利用しているスクリプトは「がらくた箱」のサポート掲示板と同じもの。個々にレイアウトを変更できる範囲は限定されているものの、一つのスクリプトで複数の掲示板を運営できるのは、かなり便利。少なくとも、僕のような横着者には。