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いろんなことについての備忘録


このページについて

 このページは当初、箴言集というタイトルにしようかと思ったのだけど、それではあまりにも堅苦しくなるので今のタイトルにしました。

 ともあれ、このページは文字通りいろんなことについての備忘録です。他人の言葉を拝借することもありますし、僕の思い付きのメモ書きもあります。いずれにしても、基本的にはそれぞれ独立したものになっています。1つ1つ順番に読まれてもいいですし、ブラウザの検索機能をお使いになって、目的のところに飛んで頂いても結構です。

 また、このページは量が多くなったからといってファイルを分割しない予定です。これはお使いのブラウザの検索機能を有効に使えるようしたいからです。本当は、CGI でサイト内の全てのコンテンツを検索できるような機能を実現できればいいのですけれど、NIFTY はユーザーが自由に CGI を利用することができないですし、それになにより、そんな技術力は僕にはないですから。

 それから、このページの本文に張ってあるリンクは、僕自身が張ったものです。必ずしも、出典者が意図したものという訳ではありません。予めご了承ください。

 前口上が長くなりました。それでは、お楽しみください。


メモランダム


#1 組織を健全に運営していく上で重要なことは、権限の適正な配分と、合理的なチェック機能を持つことである。 (参考:FEDERALIST) (1999.01.28)

#2 合理的なチェックとは、必ずしも「正しい決定を下す」ことではなく(正しいにこしたことはないが)、与えられた情報だけを元に、論理的かつ迅速に判断し、その上で下した判断に責任を持つことである。 (参考:日本道路公団第13回経営改善委員会議事録) (1999.01.28)

#3 ところで、チェック機関をチェックする必要ってないの? 無限連鎖になりそうだけど。 (参考:日本総合研究所「行政活動に対する政策評価機能の充実を」) (1999.01.28)

#4 失敗したやつをクビにすることは、経験の価値を無にするに等しい。 【ジョン・デバーン(マイクロソフト副社長)】 (出典:ジュリー・ビック、『私がマイクロソフトで学んだこと』 アスキー出版局) (1999.02.07)

#5 その日のうちに仕事が終わり、朝に新しい仕事が渡される。それが理想。 【C.Abe】 (1999.02.07)

#6 情報公開は単に今ある文書の公開ではなくて、見た人がよくわかる文書形式の整備が同時に伴わなければ無意味である。 【岩谷宏】 (出典:岩谷宏 『パソコンを疑う』 講談社新書) (1999.02.07)

#7 スポーツは公明正大に勝つことを教えてくれるし、またスポーツは威厳をもって負けることも教えてくれるのだ。 【ヘミングウェイ】 (1999.02.07)

#8 信じる者は足をすくわれる。 【M.Matsubara】 (1999.02.09)

#9 海は広いな 大きいな。ちなみに私は遭難者。 【M.Matsubara】 (1999.02.09)

#10 必要なのはマンマシン・インターフェイスと通信プロトコルの情報公開。 【K.Watanabe】 (今後のコンピュータ関連技術について) (1999.02.09)

#11 複雑になりすぎるぐらいだったら、何もないぐらいすっきりしていたほうがいい。 【Cameron Newham & Bill Rosenblatt】 (出典:Newham & Rosenblatt 『bash入門』 アスキー出版局) (1999.02.09)

#12 支配体制を作れば、政治を動かすのに、名君賢臣に期待する必要はない。支配体制を確立して、それを自ら機能せしめることが政治の要諦であって、すべて。 【安能務】 (出典:安能務『始皇帝』 文春文庫) (1999.02.11)

#13 日本はトータルに遅れている。 【S.Mori】 (日本のコンピュータゲーム開発技術について) (1999.02.16)

#14 日本のゲームは負けたと思った。 【R.Shimizu】 (DOOMに初めて触れた日の感想) (1999.02.16)

#15 締切りはちゃんと守ってよね。 【C.Abe】 (1999.02.17)

#16 自分でお金を出してはじめて、その物の価値が分かる。 【T.Machitani】 (1999.02.20)

#17 新しいことを始める最良のタイミングは、8割の人が反対している時。 【K.Watanabe】 (1999.02.28)

#18 メロンを食べるのはやめろん。 【喫茶店の隣の客】 (1999.02.28)

#19 建物立たたな景気ようならへん。 【新幹線の乗客】 (1999.03.01)

#20 時間はお金と同じく、どう工夫してもなくなってしまうばかりか、稼ごうとしすぎるとかえって損をすることがある。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』 文春文庫) (1999.05.09)

#21 成功談が教えるのは、何をしなくてはならないかということです。だから成功談を読めば読むほど、すべきことは増える一方です。それに対し、失敗談が教えるのは、何をしてはいけないかということですから、失敗談をたくさん読めば読むほどやることが減っていく、というメリットがあるのです。最終的に、どんなことをしても失敗することが分かれば、はじめから無駄な努力をしないですみます。事実、わたしの経験では何をしても失敗します。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』 文春文庫) (1999.05.09)

#22 イギリス人が外国に行っても、ふだんより(1)ゆっくり、(2)大声で、話すだけである。それで通じなかったら相手が悪い、と考えているのだ。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』 文春文庫) (1999.05.09)

#23 一般的に、すごいことをやるのは、動機づけが高く、目的を1つにした人たちの小集団だ。関る人たちが増えれば増えるほど、その集団はぐずで間抜けになる。 【Jamie Zawinski】 (出典:Resignation and Postmortem) (1999.05.09)

#24 人を2種類に分けることができる。一方は、会社を成功させたいために働きたい人。他方は、成功した会社で働きたい人だ。 【Jamie Zawinski】 (出典:Resignation and Postmortem) (1999.05.09)

#25 今のままでは負け戦であると気づいたときに、そこから挽回するよりもフィールドをかえてやり直す方がいい 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関 『聞く猿』 朝日文庫) (1999.05.23)

#26 結婚前、彼女に「君は電気毛布は敷くの?掛けるの?」くらい聞いておいても損はない話だ。 【Kure】 (出典:Kure's homepage) (1999.05.23)

#27 夢想は私の疲れを癒し、私を楽しませるが、反省は私を疲れさせ、悲哀を感じさせる。考えるということは私にとっていつも骨の折れる、魅力のない仕事だった。 【ルソー】 (出典:ルソー 『孤独な散歩者の夢想』 岩波文庫) (1999.05.30)

#28 (音楽)テープを持ってるてことは、自分を完璧に把握しているってことじゃない。自分の好みを知っていて、どうすればハッピーになれるかちゃんとわかってるてことなのよ。 【ニコルソン・ベイカー】 (出典:ニコルソン・ベイカー 『もしもし』 (白水社)) (1999.06.08)

#29 日本人は、ノウハウに逃げようとする。でも、今必要なのはセオリー。 【Kawanishi】 (1999.07.04)

#30 誰も見向きもしなかった荒れ果てた痩せ地を、やっとの思いで沃土にした途端に「ココはみんなの土地だよね」とか言いながら上がり込んでくるような非人道的ずうずうしさを感じる。 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関 『なんの因果で』 角川文庫) (1999.07.04)

#31 非常に効率の悪い笑いの取り方をするコメディアン(江頭2:50を評して) 【小田晋】 (出典:ナンシー関 『なんの因果で』 角川文庫) (1999.07.04)

#32 必要なのは、企画力(アイデア)だけでなく、アイデアを具現化する技術力。それにマネジメント能力(ゲーム業界に求められる人材像) 【K.Higashi】 (1999.07.06)

#33 インスタントは料亭の味 【マルコメ】 (出典:CMより) (1999.08.01)

#34 愚者は教える。賢者は学ぶ。 【寺崎裕則】 (1999.08.04)

#35 彼女は家に残って、何とか折り合いをつけていくべきだったのよ(イプセン『人形の家』のノラを評して) 【マリリー・ケンプ】 (出典:カート・ヴォネガット、『青ひげ』(早川書房、1997)) (1999.08.08)

#36 人生のすべてがジョークなのさ 【ラボー・カラベキアン】 (出典:カート・ヴォネガット、『青ひげ』(早川書房、1997)) (1999.08.08)

#37 神の困ったところは、めったにわれわれの前へ現れないことじゃない。神の困ったところは、その正反対だ-神はきみやおれやほかのみんなの襟がみを、ほとんどひっきりなしにつかんでいる。 【テリー・キッチン】 (出典:カート・ヴォネガット、『青ひげ』(早川書房、1997)) (1999.08.08)

#38 今日、色々気がつくことがあったような気がしていたのですが、もうほとんどは忘れてしまいました。 【なすび】 (出典:なすび、『電波少年懸賞日記(壱)』 (日本テレビ、1998)) (1999.08.08)

#39 わたしの問題点は仕事が嫌ひなことで、何もしないでゐられるならそれが最高 【カルロス・クライバー】 (出典:丸谷才一、『青い雨傘』 (文春文庫、1998)) (1999.09.05)

#40 拘置所は立派なものを造らなければなりません。私や貴方がたが一番はいる危険性が多いのであります。(1955年の監獄法改正に際して) 【牧野良三・元法相】 (出典:丸谷才一、『青い雨傘』 (文春文庫、1998)) (1999.09.05)

#41 最初から負けることを考えているようじゃ、その時点でワールドカップを戦う資格がない。(フランス・ワールドカップを前にして) 【中田英寿】 (出典:小松成美、『中田語録』 (文春文庫、1999) (1999.09.11)

#42 負けちゃうかもね。(アトランタ・オリンピックを前にして) 【中田英寿】 (出典:小松成美、『中田語録』 (文春文庫、1999) (1999.09.11)

#43 日本人は感情の表現がヘタであると言われている。しかし、一方では、日本人は仕事に私的感情を持ち込みすぎる、という話もよく聞く。 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関、『テレビ消灯時間』 (文春文庫、1999)) (1999.09.16)

#44 いつものように映画終了後に画面に登場した晴郎は、いつものように巨大な福耳を揺らしながら、悪人顔を満面の笑みで崩しつつ、最後の解説をいつもの晴郎節で締めたあと、別れの言葉を述べた。(水野晴郎が金曜ロードショーの解説者を降板する時を再現して) 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関、『テレビ消灯時間』 (文春文庫、1999)) (1999.09.16)

#45 映画なら裸になってもいいと思う。テレビで裸を見せる必要はないでしょう。だって、カネ払ってない。家で寝転がってお尻かきかき見ている人に、そこまでサービスできない。 【浅芽陽子】 (出典:週刊現代1989.10.14号) (1999.09.26)

#46
「もしもだよ、わたしがそれとおなじ絵具をおなじローラーで塗ったとしたら、それでもその絵はカラベキアンの作品なのか?」
「まちがいなくそうだ。ただし、きみがカラベキアンとおなじ奥の手を持ってる場合にかぎる」
「というと?」
「たとえば、こうだ」
「すごい! そんなに絵がうまいとは知らなかった!」
「きみの前にいる男には、選択の自由があるのさ」
 【ラボー・カラベキアン】 (出典:カート・ヴォネガット、『青ひげ』 (早川書房、1997)) (1999.10.17)

#47 そういうふうにしかできないということと、そういうふうにもできるということとは全然違う。 (1999.10.17)

#48 同じことさ、しようがすまいが、きっともっといいことがあるにちがいない。人生の興味なんて長続きするわけがない。簡単に願いましょう、自分の中の出来事だってぼくは煩わしいんだから! 【アントレ・ブルトン】 (出典:アントレ・ブルトン、『超現実主義宣言』 (中公文庫、1999)) (1999.10.17)

#49 あるものをあるがままに描くのもいいんじゃないか 【K.Higashi】 (1999.10.17)

#50 今日、数々の愚劣な書物や人を馬鹿にしたような芝居を生み出しているのはこういう現実主義的態度である。このようなしろものが新聞雑誌の紙面でますますはびこり、もっとも低俗な嗜好の面で世論に媚びることに専念し、学問・芸術を阻んでいるのである。言葉をかえていえば愚かさと紙一重のわかり易さ、犬のような暮らし。 【アントレ・ブルトン】 (出典:アントレ・ブルトン、『超現実主義宣言』 (中公文庫、1999)) (1999.10.17)

#51 人生には悲しいことがありすぎる。それは自分が背負わなくてはいけない。その上に劇場に来てまでそんなもの見せる気はない。 【中島らも】 (出典:わかぎえふ 『それは言わない約束でしょ?』 (集英社、1999)) (1999.11.06)

#52 追従がそれを言われた人を不快にするのは、そのような馬鹿気たことを言われてイイ気になる程度の人と値踏みされたことが不快なのである。 【塩野七生】 (出典:塩野七生、 『悪名高き皇帝達 ローマ人の物語VII』 (新潮社、1998)) (1999.11.06)

#53 実績のある人は、実績が邪魔になって、新しい方向性を理解するまでに時間がかかってしまい、無難かもしれないが、革新的なものを作り出すことができない。これからは、人をこれまでの実績で判断すべきではない。 【K.Watanabe】 (1999.11.06)

#54 私が興味をもつのは、建築物を建てることではない。考えられうるかぎりさまざまな建築物の、基礎を透視することである。 【ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン】 (出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、 『反哲学的断章』 (青土社、1999)) (1999.11.17)

#55 教育の成果とは、教える側の資質よりも教わる側の資質に左右されるものである。 【塩野七生】 (出典:塩野七生、『悪名高き皇帝達 ローマ人の物語VII』 (新潮社、1998)) (1999.11.17)

#56 君がやった仕事は、ほかの人には、君自身にとってほどは重要ではない。 【ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン】 (出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、『反哲学的断章』 (青土社、1999)) (1999.11.17)

#57 私は、仲間が貧乏になることを好まない。仲間にはある種の権力をもつことを望むからだ。もちろん、その権力が正しく使われることも、願っているが。 【ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン】 (出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、『反哲学的断章』 (青土社、1999)) (1999.11.17)

#58 新しい宗教は、古い宗教の神々に、悪魔の烙印を押す。だが実際のところ神々は、烙印を押される前に、悪魔になってしまっているだろう。 【ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン】 (出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、『反哲学的断章』 (青土社、1999)) (1999.11.17)

#59 私にとって大いなる恵みは、今日、仕事ができること。だが私は、どんな恵みもすぐに忘れてしまうのだ。 【ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン】 (出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、『反哲学的断章』 (青土社、1999)) (1999.11.17)

#60 糸玉をほどくことができないとき、いちばん利口な態度は、ほどけないと悟ることである。いちばん行儀がいいのは、ほどけないと認めることである。 【ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン】 (出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、『反哲学的断章』 (青土社、1999)) (1999.11.17)

#61 欲しいと思ったら手に入れるまで気が済まないB型性格(悪質) 【Kure】 (出典:Kure's homepage) (1999.11.23)

#62 持つべきものは金と暇 買うべきものは心の平和 【A friend of Miro's friend】 (1999.11.23)

#63 記すに値することがあつてはじめて筆をとれ。書くべきこと、語るべきことがあるとき、言葉は力強く流れるだらう。これこそは人間の精神と文章との極めて自然な関係にほかならない。 【丸谷才一】 (出典:丸谷才一、 『文章読本』 (中央公論社、1977)) (1999.11.23)

#64 傾聴するに値しない人達の発言がマスコミでもてはやされているという例は、かなり多い。 【野口悠紀雄】 (出典:野口悠紀雄、 『「超」整理日誌』 (新潮文庫、1999)) (1999.12.05)

#65 宿命を口実に自分の責任を免れたいという欲望によるものと、自分をよく深く知ることによってその責任を引き受けたいという欲望によるもの(占いの動機について) 【マルク・ソーテ】 (出典:マルク・ソーテ、『ソクラテスのカフェ』 (紀伊國屋書店、1996)) (1999.12.05)

#66 災いが起きたときにも絶望に沈むことなく、運に恵まれているときにもあまりに早く勝利の叫びをあげない。 【マルク・ソーテ】 (出典:マルク・ソーテ、『ソクラテスのカフェ』 (紀伊國屋書店、1996)) (1999.12.05)

#67 どんな懐疑論も理に反している。なぜなら、懐疑論は自分自身を否認するから。 【エマニュエル・レヴィナス】 (出典:エマニュエル・レヴィナス、『レヴィナス・コレクション』 (ちくま学芸文庫、1999)) (1999.12.12)

#68 本物の哲学の価値は、誰の所有物でもない永遠の中にあるのではない。光り輝く哲学の顔は、われわれ自身がそうであるような現世の存在に向けられている。われわれの苦悩をあれこれ気遣うこと、それは、哲学の崇高な本質の一部である。ある哲学の真に哲学的な側面は、その現代性によって測られる。 【エマニュエル・レヴィナス】 (出典:エマニュエル・レヴィナス、『レヴィナス・コレクション』 (ちくま学芸文庫、1999)) (1999.12.12)

#69 ドミノって倒れないね。 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関、『テレビ消灯時間3』 (文藝春秋、1999)) (1999.12.12)

#70 全体はその諸々の部分の総和とは異なるある別のものであり、その属性は、それを構成している諸部分の示す属性とは異なっているからである。 【デュルケム】 (出典:デュルケム、『社会学的方法の規準』 (岩波文庫、1978)) (1999.12.20)

#71 社会現象は諸個人の意識から派生するものではない。 【デュルケム】 (出典:デュルケム、『社会学的方法の規準』 (岩波文庫、1978)) (1999.12.31)

#72 技術はその時々において、何が不可能であるか、限界であるかを規定する存在。 【國領二郎】 (出典:國領二郎、『オープン・アーキテクチャ戦略』 (ダイヤモンド社、1999)) (1999.12.31)

#73 いいよ、おれにくれよ。隣人なんか地獄に堕ちろ! おれもそいつを隣人の手に入らないようにするのに手を貸すからさ、とにかくおれにくれ!(ソフトウェアライセンスに関するストールマンの考え方) 【ストールマン】 (出典:スウェーデン王立工科大学での講演より, 【原文】) (1999.12.31)

#74 歴史とは過去に何が起きたかではなくて、何が起こったと人々が信じたかである 【エドワード・H・カー】 (2000.01.05)

#75 宗教とは、とにかく何かを信ずることだ。何を信ずるかは勝手で、何を信じても差し支えない。ただ拙僧は、心から仏陀に帰依している。しかし他人の宗教には決して口を出さない。 【五空】 (出典:安能務、『隋唐演義(上)』 (講談社、1999)) (2000.01.05)

#76 高邁な理想は得てして軌道から外れて、目的を忘れる。 【塩野七生】 (出典:朝日新聞2000年1月4日) (2000.01.19)

#77 みんなが、真面目に自分の仕事に取り組んだら、ロクなことにならない。もっと手を抜こうぜ。 【Ninomiya】 (2000.01.19)

#78 小国の独裁者が権力を維持しつづける最善の方法は、アメリカを挑発して自分を非難させ、「無法者国家」の指導者とか、世界平和にたいする脅威などと呼ばせることなのだ。 【サミュエル・ハンチントン】 (出典:サミュエル・ハンチントン、『文明の衝突と21世紀の日本』 (集英社、2000)) (2000.02.20)

#79 本当に大事なことは、どんなに忘れようとがんばっても頭にこびりつく。 【五木寛之】 (出典:五木寛之、『知の休日』 (集英社新書、1999)) (2000.02.20)

#80 役に立つ女は美しく、聡明な女は可愛い。 【安能務】 (出典:安能務、『隋唐演義(中)』(講談社、1999)) (2000.02.20)

#81 思想に自由あれ。しかしまた行為にも自由あれ。そしてさらにはまた動機にも自由あれ。 【大杉栄】 (出典:大杉栄、『大杉栄全集』第14巻「人生について」) (2000.02.20)

#82 アナキズムに見られる「国家」対「無政府」、「権力」対「自由」、「権威」対「自由のための闘士」等々のおおざっぱな二分法的な考え方の中には、歴史を単純化した非歴史主義的傾向が見られる。 【松尾柏】 (出典:松尾柏、『ネオ・アナキズム論素描』(海鳥社、1995)) (2000.02.20)

#83
私はあなたに、愛してください、とは望みません。
ただ、あなたがそばにいてくださることを知り、
あなたが時折無言でそっと
手を差しのべてくださることを望むばかりです。
 【ヘッセ】 (出典:ヘッセ、「願い」、『ヘッセ詩集』 (新潮文庫、1950)) (2000.03.20)

#84 偉大なテクストは、ほとんど例外なく慣習的な知識への最悪の手引きであるということにある。なぜなら、それらが古典である理由は、多くの場合、それらがその時代の常識に挑戦していることにあるからである。 【スキナー】 (出典:クェンティン・スキナー、『思想史とはなにか』 (岩波書店、1999)) (2000.03.20)

#85 多くの人々は異なった気持ちの状態では、また時期の異なるのに応じて、相容れない複数の理想や信条を意識的に持つことがありうる。 【スキナー】 (出典:クェンティン・スキナー、『思想史とはなにか』 (岩波書店、1999)) (2000.03.20)

#86 ユートピアは幻想を育てるのであるが、それゆえにまた不可避的に幻滅をもたらす。 【ウォーラステイン】 (出典:I.ウォーラステイン、『ユートピスティクス』 (藤原書店、2000)) (2000.03.20)

#87 市民権は特権を与えるのであり、特権はすべてを包摂しないことで守られる。 【ウォーラステイン】 (出典:I.ウォーラステイン、『ユートピスティクス』 (藤原書店、2000)) (2000.03.20)

#88 忌まわしい考えや連想が浮かんできたら、生意気な正義感をふりかざして、即座にはねつけるのではなくて、素直にそれを認め、受け入れ、それに対して責任を持とうではないか。悪魔を追い払おうとすることは良くないことだ。悪魔は我々のものである。 【ロレンス】 (出典:D.H.ロレンス、「平安の本質」、『王冠』 (文化書房博文社、1986)) (2000.03.20)

#89 今日の愚者が明日の英雄であるとは限らない。今日の愚者の多くは明日になっても昨日の愚者のままであろう。 【ハーバーマス】 (出典:J.ハーバーマス、「核時代の市民的不服従」、『近代 未完のプロジェクト』 (岩波書店、2000)) (2000.03.20)

#90 ひとりで働くと働かなくちゃならない。みんなと働くとこっそりぬけだせる。 【クリヴェンドン・サリー】 (出典:R.A.ラファティ、「秘密の鰐について」 『どろぼう熊の惑星』 (早川文庫、1993)) (2000.04.01)

#91 世界がクシュンという泣き声で終わる? いや、世界のはじまりがそうだったのさ。 【R.A.ラファティ】 (出典:R.A.ラファティ、「寿限無、寿限無」 『どろぼう熊の惑星』 (早川文庫、1993)) (2000.04.01)

#92 哲学者にはどんなことでもできる。ただ、なかなか手をつけないだけだ。 【R.A.ラファティ】 (出典:R.A.ラファティ、「コンディヤックの石像」 『どろぼう熊の惑星』 (早川文庫、1993)) (2000.04.01)

#93 言ってないことを引用しないでくれる 【橋本龍太郎】 (出典:報道2001(フジテレビ5月7日放送)) (2000.05.07)

#94 魅力的でない 日本の女性がいたとしても 生まれたときに川で始末されているにちがいない 【リチャード・ブローティガン】 (出典:リチャード・ブローティガン、『東京日記』 (思潮社、1992)) (2000.05.07)

#95 下手なパロディは真摯な読者心理を逆撫でするような効果しか持ち得ないのである。 【京極夏彦】 (出典:京極夏彦、『どすこい(仮)』 (集英社、2000)) (2000.05.07)

#96 インターネットとは「誰が誰と何をやってもいい」というインフラストラクチャーです。 【村井純】 (出典:インターネット革命と日本の役割「週刊東洋経済2000.04.29・05.06合併) (2000.06.11)

#97 人間は他を批判することによって自らの正当化をはかる性癖をもつ生き物でもある。 【現代情報工学研究会】 (出典:現代情報工学研究会、『24時間の知的生活術』 (講談社+α文庫、1997)) (2000.06.11)

#98 全体像をきちんとみること。そして、同じことを2度考えない 【佐々木かおり】 (出典:現代情報工学研究会、『24時間の知的生活術』 (講談社+α文庫、1997)) (2000.06.11)

#99 本書は、今にかぎらずいつでも、時流に乗らないはずです。 【ブルデュー】 (出典:ピエール・ブルデュー、『ハイデガーの政治的存在論』 (藤原書店、2000)) (2000.06.11)

#100 われわれは皆、他人の不幸には耐えていく力を持っている。 【ラ・ロシュフコー】 (出典:ラ・ロシュフコー、 『運と気まぐれに支配される人たち』 (角川文庫、1968)) (2000.07.18)

#101 細かいことにあまり一生懸命になる人は、ふつう、大きなことができなくなるものだ。 【ラ・ロシュフコー】 (出典:ラ・ロシュフコー、『運と気まぐれに支配される人たち』 (角川文庫、1968)) (2000.07.18)

#102 人間、お互いにだまされ合っていなければ、この世に長く暮らしてはいけまい。 【ラ・ロシュフコー】 (出典:ラ・ロシュフコー、『運と気まぐれに支配される人たち』 (角川文庫、1968)) (2000.07.18)

#103 何にでも興味を持ち、何にでもチャレンジするが、結局一番何がやりたいのかわからない 【南原清隆】 (出典:笑う犬の生活 2000年5月28日放映) (2000.07.18)

#104 今日、Good ideaが浮かんだ!! これでぼくも自信を持てるだろう!! 【津田真男】 (出典:山際淳司、『スローカーブを、もう一球』 (角川文庫、1985)) (2000.07.18)

#105 軍人たちはより有能であり誠実であろうと主張するけれど、彼らがより世界主義的であろうとすることは、まずない。 【ギアーツ】 (出典:マクファーソン他、「民族の審判」、『国家はどこへゆくのか』(お茶の水書房、1984)) (2000.07.19)

#106 「学問」を志す者は、国が危急存亡の危機に直面すると、死んだように隠れて、その危機が去ると生き還っては大きな顔をするものだ。 【安能務】 (出典:安能務、『韓非子(上)』(文集文庫、2000)) (2000.07.19)

#107 ふつうのひとはだれだって自分だけは特別だって思いたがるものなのよ。 【ミス・ヘーゼルストーン】 (出典:トム・シャープ、『狂気準備集合罪』 (講談社、1985)) (2000.08.09)

#108 ある事実を否定する時には必ず根拠を明らかにしなければならず、ある意見に反対する場合には、代替提案をすべきだ。 【安能務】 (出典:安能務、『韓非子(下)』 (文春文庫、2000)) (2000.08.09)

#109 子供の心はなんでも書けるタブララサではない。 【ケレンスキー】 (出典:アレクサンドル・ケレンスキー、『ロシアと歴史の転換点』 (恒文社、1967)) (2000.08.09)

#110 政治が介入すると公正に振舞うことは不可能である。 【ケレンスキー】 (出典:アレクサンドル・ケレンスキー、『ロシアと歴史の転換点』 (恒文社、1967)) (2000.08.09)

#111 ただいたずらに情勢を分析して批判しても何の役にも立たない。必要なことはリスクを冒して大胆に振舞うことなのだ。 【ケレンスキー】 (出典:アレクサンドル・ケレンスキー、『ロシアと歴史の転換点』 (恒文社、1967)) (2000.08.09)

#112 コンピュータというものは、たいてい、調子が悪いものなのだ。 【いしかわじゅん】 (出典:「だってサルなんだもん254回」 週刊アスキー2000.07.25号) (2000.08.09)

#113 人類というものははっきりとした2つの種族からなりたっているようである。つまり、借りる人間と貸す人間の2つの種族である。(中略)前者を私は「偉大な種族」と呼びたい。 【ラム】 (出典:チャールズ・ラム、『エリア随筆』 (八潮出版社、1978)) (2000.08.09)

#114 理想は高く、意思は弱く。 【亀井よし子】 (出典:ヘレン・フィールディング、『ブルジット・ジョーンズの日記』 (ソニーマガジンズ、1998)) (2000.09.15)

#115 昔っから日本の警察というのは、要人が来日すると妙に力んじゃうのである。 【原田宗典】 (出典:原田宗典、『東京トホホ本舗』 (新潮文庫、1994)) (2000.09.15)

#116 人間には、自らが生きた時代の危機を、他のどの時代の危機よりも厳しいと感じてしまう性向がある。 【塩野七生】 (出典:塩野七生、『ローマ人の物語VIII』 (新潮社、1999)) (2000.09.15)

#117 平凡な資質の持主は、本能的に、自分よりも優れた資質の持主を避ける。自分にない才能や資質を迎え入れることで、自分自身の立場を強化するなどという思考は、平凡な出来の人には無縁なのだ。 【塩野七生】 (出典:塩野七生、『ローマ人の物語VIII』 (新潮社、1999)) (2000.09.15)

#118 かわいそうなオレ、神になりつつあるようだよ。 【ヴェスパシアヌス】 (出典:塩野七生、『ローマ人の物語VIII』 (新潮社、1999)) (2000.09.15)

#119 上に立つ者は下位にある者よりも自由はより限られる。 【カエサル】 (出典:塩野七生、『ローマ人の物語VIII』 (新潮社、1999)) (2000.09.15)

#120 悪しき結果に終わったことの多くは、そもそもは良き動機から発していたのである 【カエサル】 (出典:塩野七生、『ローマ人の物語VIII』 (新潮社、1999)) (2000.09.15)

#121 パティはパティで、僕の好きなものがなぜ僕の気に入るのかを熱心に知ろうとしていて、僕の反応を見ては自分の進歩ぶりをテストしていた。こんな風に相手の興味について相互に学ぼうと努力していると、いきおい自分の興味は後回しということになる。 【ベイカー】 (出典:ニコルソン・ベイカー、『室温』 (白水社、2000)) (2000.09.15)

#122 情報洪水の怪物的な恐ろしさとは、それが美によって美を粉砕し、真実によって真実を壊滅させるという点ではないだろうか? 【スタニスワフ・レム】 (出典:スタニスワフ・レム、『虚数』 (国書刊行会、1998)) (2000.10.14)

#123 いまもわたしは女体のかたちにつきない驚きを感じるし、たぶん墓場にはいるまでおしりやおっぱいをなでたがるだろう。 【カート・ヴォネガット】 (出典:カート・ヴォネガット、『タイムクエイク』 (早川書房、1998)) (2000.10.14)

#124 世のなかにはひまつぶしの方法を知らない人もいる。私は知っている。またたくまに一日がつぶれるんだ。 【カート・ヴォネガット】 (出典:カート・ヴォネガット、『タイムクエイク』 (早川書房、1998)) (2000.10.14)

#125 死に馬に蹴られるのはイヤよ 【小柳ルミ子】 (出典:「割れ目でポン」2000年10月08日放映) (2000.11.17)

#126 貶して損する芸能界、誉めて得する芸能界 【タモリ】 (出典:横澤彪、『とりあえず』 (講談社、1990)) (2000.11.17)

#127 親しい人を失った悲しみに資産を失う悲しみまでもつけ加えるべきではない(相続税について) 【小プリニウス】 (出典:塩野七生、『賢帝の世紀 ローマ人の物語IX』 (新潮社、2000)) (2000.11.17)

#128 ローマ人は、改める必要がある場合は改めるが改める必要はない場合は改めない。 【塩野七生】 (出典:塩野七生、『賢帝の世紀 ローマ人の物語IX』 (新潮社、2000)) (2000.11.17)

#129 大食らいこそ何よりの罪だ 【ロビン・ヘムリー】 (出典:ロビン・ヘムリー、『食べ放題』 (白水社、1993)) (2000.12.23)

#130 懐疑主義捨てると人生楽よ。 【セアラ】 (出典:ロビン・ヘムリー、『食べ放題』 (白水社、1993) (2000.12.23)

#131 批評家にならずに、自分ですること。 【古川亨】 (出典:「進藤晶子のえ、それってどういうこと?」第1回、週刊アスキー2000年12月5日号) (2000.12.23)

#132 実行しなければ、失敗も、成功も、ないんですよ。 【盛田昌夫】 (出典:「進藤晶子のえ、それってどういうこと?」第5回、週刊アスキー2001年1月2日号) (2001.01.28)

#133 腹が減らんようになってから学者することにしよう。 【麺通団】 (出典:麺通団、『恐るべきさぬきうどん』 (新潮社、2000)) (2001.01.28)

#134 YES THERE IS! この世の中に、愛情や思いやりや真心があるように、サンタクロースも確かにいるのです。サンタクロースがいなかったら、どんなにこの世の中は暗くて寂しいことでしょう。(バージニアから「サンタクロースはいるの?」との質問に答えて) 【チャーチ】 (出典:ニューヨーク・サン 1897年) (2001.02.25)

#135 トラブルをさけて一律にまず絶対にルールを守る東京。いったん自分でコトのよしあしを考える関西風 【寺島令子】 (出典:寺島令子、「日常の量り売り77都市と良識の巻」、週刊アスキー2001年1月23日号) (2001.02.25)

#136 誰が使ってもパソコンはうまく動かないものなのですよ。じっさい、パソコンがうまくいかないというだけで、非行に走った中学生みたいに口が重くなる人は多い。しかし、うまく動かなくなるたびに、勧めた相手が隣にいたらどうなるだおるか。「責任とってよ!」となるだろう。この場合、間違いは起きたがお互い責任のある大人なんだし、という言い訳が通用するはずもない。  【神足裕司】 (出典:神足裕司、週刊アスキー2001年2月6日号) (2001.02.25)

#137 5と10の間で揺れていた振り子は、何かをあきらめて3と7、1と4と周期を落としていく。いつの間にか、イケたはずの10へは届かなくなっているのである。 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関、『何もそこまで』(角川文庫、2001)) (2001.03.27)

#138 これから大学という温室を出て、現実の社会というぬるま湯の中にはいるわけですが、ふやけてしまわないように希望します。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『人間は笑う葦である』 (文藝春秋、2001)) (2001.03.27)

#139 たとえ道に迷っても、「道に迷った」とは認めず、「回り道をしている」といっているのだ。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『人間は笑う葦である』 (文藝春秋、2001)) (2001.03.27)

#140 抜群の姿形をしており、気まぐれで聞き分けがなく、ひたむきで傲慢 自分の美しさを、他と比較する気持ちすらない(絶世の美女について) 【王欣太】 (出典:王欣太、『蒼天航路』 (講談社、第130回戦場の美女)) (2001.04.23)

#141 書物はあきらめよ。これにふけるな。 【マルクス・アウレーリウス】 (出典:マルクス・アウレーリウス、『自省録』 (岩波書店、1991)) (2001.04.23)

#142 きちんと整頓された秩序があるか、もしくは雑然たるごたまぜか、そのいずれかだ。 【マルクス・アウレーリウス】 (出典:マルクス・アウレーリウス、『自省録』 (岩波書店、1991)) (2001.04.23)

#143 変化することは物事にとって悪いことではない。同様に変化の結果として存続することは物事にとっ善いことではない。 【マルクス・アウレーリウス】 (出典:マルクス・アウレーリウス、『自省録』 (岩波書店、1991)) (2001.04.23)

#144 まっすぐでいるか、もしくはまっすぐにされるか。 【マルクス・アウレーリウス】 (出典:マルクス・アウレーリウス、『自省録』 (岩波書店、1991)) (2001.04.23)

#145 或ることをなしたために不正である場合のみならず、或ることをなさないために不正である場合も少なくない。 【マルクス・アウレーリウス】 (出典:マルクス・アウレーリウス、『自省録』 (岩波書店、1991)) (2001.04.23)

#146 できるかぎりサーバー構成をシンプルにする。余計なサービス、周辺機器はすべて外してしまう。使用する周辺機器は、デファクトスタンダードなものを選ぶ。 【柳原秀基】 (出典:柳原秀基、『システム管理者の眠れない夜』 (IDG、2000)) (2001.04.23)

#147 機能の豊富さは、すなわちバグの豊富さ 【柳原秀基】 (出典:柳原秀基、『システム管理者の眠れない夜』 (IDG、2000)) (2001.04.23)

#148 ユーザーは一般的に、パソコンは勝手に壊れるものだと信じている。 【柳原秀基】 (出典:柳原秀基、『システム管理者の眠れない夜』 (IDG、2000)) (2001.04.23)

#149
「ほな、かんがえときまっさ」
この言葉を聞いて、東京のSIベンダーの営業は次のように思う。
「おっ、検討テーブルに乗ったぞ。脈がありそうだ」
実は、これは大まちがいだ。
「あんたのその製品、いらん。はよ、帰って」
  【柳原秀基】 (出典:柳原秀基、『システム管理者の眠れない夜』 (IDG、2000)) (2001.04.23)

#150 大阪人はズケズケとものを言う印象があるが、ストレートには話さないことも多い。 【柳原秀基】 (出典:柳原秀基、『システム管理者の眠れない夜』 (IDG、2000)) (2001.04.23)

#151 いくら自家用車を改造するのが趣味だとしても、その知識によって社用車まで改造しようというのは非常識だろう。ところが、パソコンの場合、多くの企業では、この非常識が“常識”になっているユーザーがたくさんいる。 【柳原秀基】 (出典:柳原秀基、『システム管理者の眠れない夜』 (IDG、2000)) (2001.04.23)

#152 「火とは、さわれば熱いものさ」「いや違う。火とは熱く、さわれないものだよ」 【百鬼園】 (出典:内田百�蝓◆愎掘β臧歪◆� (福武書店、1989)) (2001.04.23)

#153 厖大な書物を物すること、数分間で語りつくせるひとつの着想を五百ページにわたって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気のさたである。 【ボルヘス】 (出典:ボルヘス、『ボルヘス「伝奇集」』 (福武書店、1990)) (2001.04.23)

#154 考えるということは、さまざまな相違を忘れることであり、一般化し、抽象化することである。 【ボルヘス】 (出典:ボルヘス、『ボルヘス「伝奇集」』 (福武書店、1990)) (2001.04.23)

#155 猿が王冠を被っても、依然として猿である。 【安能務】 (出典:安能務、『三国演義第1巻』 (講談社、2001)) (2001.05.24)

#156 ある極端なアイデアが世界を本当に変えようとするとき、私たちはその新しい知らせをもたらしたものを敵視して排除してしまう傾向がある。 【Mike Gancarz】 (出典:Mike Gancarz、『UNIXという考え方』 (オーム社開発局、2001)) (2001.05.24)

#157 曹操は初めから「すべてを疑う」知識人である。同時に初めから「疑ってかかる」ことのない政治家であった。 【安能務】 (出典:安能務、『三国演義 第2巻』 (講談社、2001)) (2001.05.24)

#158 禁煙というものは、ミルクのように白い、いい匂いのするクリーム状のものである。 【山村修】 (出典:山村修、『禁煙の愉しみ』 (新潮社、2000)) (2001.05.24)

#159 一度で禁煙できるような男あるいは女にはその精神性においてどこか信用しきれない部分がある。 【山村修】 (出典:山村修、『禁煙の愉しみ』(新潮社、2000)) (2001.05.24)

#160 大人物に見せる手というふのはいろいろあるね。たてへば……不正確な引用をするとか 【清水徹】 (出典:丸谷才一、『男もの女もの』 (文春文庫、2001)) (2001.05.24)

#161 イギリスは美人がゐない、と思ふでせう。ぼくもさう思ひました。男はカツコいいけどね、どうも女はなんて思つた。さうでせう。ところがね。半年イギリスにゐると、急にあれがみんな美人に見えてくるんです。すごく魅力的。まるで化学変化みたいですよ。でもね、半年かかる。 【海老沢泰久】 (出典:丸谷才一、『男もの女もの』 (文春文庫、2001)) (2001.05.24)

#162 人さまざまですから、さうでない人がゐても別に気にしませんが、わたしなどはかういう何の役にも立たない知識を得ると、ひどく満足するのですね。 【丸谷才一】 (出典:丸谷才一、『男もの女もの』 (文春文庫、2001)) (2001.05.24)

#163 ああ、若さには、経験がなくても時間がある。 【Mike Gancarz】 (出典:Mike Gancarz、『UNIXという考え方』 (オーム社開発局、2001)) (2001.06.19)

#164 一度ならば大目に見よう。誰にでも過ちはある。その失敗を肝に銘じることで、同じ失敗を二度とくり返さないでくれればいい。しかし、失敗はくり返されるものなのである。 【ナンシー関】 (出典:ナンシー関、『テレビ消灯時間4 冷暗所保管』 (文藝春秋、2000)) (2001.06.19)

#165 あなたのは劣等コンプレックスじゃない。たんなる劣等です。 【K.ヴォネガット】 (出典:カート・ヴォネガット、『バゴンボの嗅ぎタバコ』(早川書房、2000)) (2001.07.26)

#166 違いの分かる男、しかしどちらを選んでいいのか、その判断力に欠ける。 【立川志ら乃】 (出典:志らく一門会パンフレット「落研生活? 1」) (2001.07.26)

#167 ふだん、ぼくは朝食を0時15分頃たべる。(中略)この時刻に電話が鳴ると、それは親しい人間からか、さもなければ邪悪な運命が突如襲いかかって来たかどっちかだ。 【フェリックス】 (出典:M.ドニュジエール、『めいわく犬』(講談社、1982)) (2001.07.26)

#168 人生でひどい目に会っている男は、つねに犬の目の中に慰めを見出す。 【M.ドニュジエール】 (出典:モーリス・ドニュジエール、『めいわく犬』(講談社、1982)) (2001.07.26)

#169 収集日守って出そうヨあなたの良心 【朝生原町会青朝会】 (出典:久住昌之、『工夫癖』(双葉社、1999)) (2001.07.26)

#170 めちゃくちゃに見えるものから何か法則を引き出すには……少なくとも引きだせる可能性があると確信するには、どんなことでも二度は繰りかえさねばならない。 【C.ノーテボーム】 (出典:C.ノーテボーム、『これから話す物語』(新潮社、1996)) (2001.07.26)

#171 私はすべてのものに不満だ。よしんば選ばれて神になったとしても、私はただちに辞表を提出するだろう。 【E.M.シオラン】 (出典:E.M.シオラン、『絶望のきわみで』(紀伊國屋書店、1991)) (2001.08.23)

#172 他者を理性に目覚めさせようとするのではなく、みずから他者の理性に目を開くのでなければならない。 【A.フィンケルクロート】 (出典:アラン・フィンケルクロート、『思考の敗北あるいは文化のパラドクス』(河出書房新社、1988)) (2001.08.23)

#173 台風報道はNHKが断然他局を圧倒している。大型台風のときなんか、アナウンサーが嬉しそうだもんね。マジメな顔をしつつも「NHKの実力を見せてやる」という気概があり、嬉しさをかみ殺している。目が生き生きしているから、その気分わかる。 【嵐山光三郎】 (出典:嵐山光三郎、『コンセント抜いたか!』(朝日新聞社、2001)) (2001.08.23)

#174 歴史の進行においては、没落していかないような現存在は存在しないのだし、没落を阻止し得るような手立ても存在しないのである。 【ヤスパース】 (出典:カール・ヤスパース、『哲学の世界史序論』(紀伊國屋書店、1985)) (2001.08.23)

#175 勝つ奴は速いから勝つんであって、俺は遅かったから負けたんだ。 【中嶋悟】 (出典:「進藤晶子のえ、それってどういうこと?」(週刊アスキー2001年8月14日号) (2001.09.22)

#176 まったくいい人ときたらやることが強引なんだから。 【町山広美】 (出典:町山広美、『イヤモスキー』(マガジンハウス、1999)) (2001.08.22)

#177 男ってのは、ただぼんやり座っていることができんのだよ(自作気球で空を飛び、連邦航空局に逮捕されたときの言葉) 【ラリー・ウォルターズ】 (出典:ウェンディー・ノースカット、『ダーウィン賞!』(講談社、2001)) (2001.09.22)

#178 良くなる前にはもっと悪くなるものである。 【グラス】 (出典:ロバート・L・グラス、『情報技術産業失敗物語』(ネクサス・インターコム、2000)) (2001.10.23)

#179 筋肉だけで頭を全然使わないのはダメ。どちらも少しずつ使うつもりよ。 【ヒンギス】 (出典:読売新聞2001.09.06 全米テニス、セリーナ・ウィリアムス戦を前に) (2001.10.23)

#180 藤原紀香さまなくしてケータイの普及はなかった。 【神足裕司】 (出典:「デジタル業界の女たち144回」(週刊アスキー2001年9月11日号)) (2001.10.23)

#181 悪は、弱い者には力を貸さない。後を振り返らず、ためらわない決断力が必要なのだ。 【ベン=ジェルーン】 (出典:ターハル・ベン=ジェルーン、『聖なる夜』(紀伊國屋書店、1996)) (2001.10.23)

#182 プロレスはショーじゃない。人生がショーなんだ。 【チャン館長】 (出典:映画、『反則王』) (2001.10.23)

#183 堕罪以来思い込まれてきたほど神は好ましいものではなく、悪魔もさほど悪いものではない。 【デュル】 (出典:ハンス・ペーター・デュル、『神もなく韻律もなく』(法政大学出版局、1993)) (2001.10.23)

#184 もし私が他者の存在を疑う懐疑論を本気で主張するなら、それは、私が何事かを伝えようとしている相手も私自身も存在していないということを誰かに伝えようとすることなのだ。 【デュル】 (出典:ハンス・ペーター・デュル、『神もなく韻律もなく』(法政大学出版局、1993)) (2001.10.23)

#185 5万円パソコンにLiuxを仕込めば、今日からキミもスーパーユーザーだい。でも5万円パソコンにWindows2000を仕込んだら、今日からキミはノロマな亀だい。 【arton】 (出典:ただただし/arton、『Rubyを256倍使うための本 網道編』(ASCII、2001)) (2001.10.23)

#186 概して散歩から疲れて帰るまでは新聞を見ないことにしている。散歩の後でなら、世間がどんな騒々しいことをやっているか、みんながどんな新しい自虐的な責め具を、いや、どんな新しい形の無駄な骨折りを、どんな新しい危険と争闘の種を発見したか、ということを知るのもまた一興である。考えただけでも悲惨で馬鹿気たことがらに、朝のすがすがしい気分を損なわれては堪らないと思う。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#187 家庭の第一条件は気安さにある。細部の装飾なぞは金と時間と見る目ができたときにつけ加えればそれですむことである。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#188 人々は、お金では貴いものは買えないという。そういうきまり文句こそ、貧乏を経験したことのないなによりの証拠なのだ。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#189 人類の進歩が周知のようにのろいのは、国民大衆が愚劣に傾きやすいからである。人類がともかくも進歩しているのは、個々の人間がよりよきものへの可能性を持っているからである。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#190 個性の喪失は私には全くの恥辱と思えた。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#191 文章の一節を朗読したくなるとき、だれか側にいてそれを聞いてくれたらどんなに楽しいだろうと思うことがときどきある。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#192 馬鹿な奴らには戦争をやらせるのがよいのだ。かってに好きなようにやらせるのがよいのだ。平和は要するに少数者の悲願にほかならない。今までも常にそうであったし、またこれからも常にそうであろう。 【ライクロフト】 (出典:ギッシング、『ヘンリ・ライクロフトの私記』(岩波書店、1991)) (2001.11.21)

#193 他人の暮らしを物語る連中がいる。或いは自分たちの暮らしを。なにを手がかりに彼らはそいつをつかまえようというのか? 要するに彼らはなにもかもを要約してしまうまでのことだ。 【アラゴン】 (出典:ルイ・アラゴン、『イレーヌ』(白水社、1989)) (2001.11.21)

#194 過去とは、思い出したい部分と思い出したくない部分がないまぜになった不思議な時間だ。苦しいこと悲惨なことはすべて自動的に忘れ去られていくが、その裏側に不気味なものが常に存在し、首をもたげてこようとしている。 【矢野徹】 (出典:矢野徹、『ウィザードリィ日記』(角川書店、1989)) (2001.11.21)

#195 独裁者がどこかの国を襲撃する場合には、まるで国境線の拡大などは問題ではなく、絶叫の拡大だけが問題であるかのようである。自国以外の国の沈黙、自国以外の国の沈黙の現実を、吠えて吠え倒そうというのだ。 【ピカート】 (出典:マックス・ピカート、『沈黙の世界』(みすず書房、1964)) (2001.11.21)

#196 私の人生ポリシーは「迷った時は両方。」 【919】 (出典:負けいくさ) (2001.12.23)

#197 私の話に耳傾けるものは、自分の待ち望んでいる言葉のみを受け止めるのでございます。 【マルコ】 (出典:カルヴィーノ、『マルコ・ポーロの見えない都市』(河出書房新社、1977)) (2001.12.23)

#198 物事というのは、慣れて呼吸がわかる頃に終わりを迎えるようだ。 【大石内蔵助】 (出典:池宮彰一郎、『四十七人の刺客』(新潮社、1995)) (2001.12.23)

#199 さいわい、着手は得意である。ただ惜しいことに、成し遂げるのが苦手であるため、いつものように着手だけに終わった。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『ツチヤの軽はずみ』(文藝春秋、2001)) (2001.12.23)

#200 人間には、何でも簡単に決めて後悔するタイプと、熟慮の末に決断して後悔するタイプの二種類ある。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『ツチヤの軽はずみ』(文藝春秋、2001)) (2001.12.23)

#201 美人コンテストの水着審査の是非が問題になることがある。わたしは水着姿には何の問題もないと思うが、「審査する」というところに納得いかないものを感じる。世界各国から選りすぐりの美女が集まっているのだ。それだけで十分ではないか。ランクをつけてどうしようというのか、理解できない。もらえるならどれでもいいと思う。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『ツチヤの軽はずみ』(文藝春秋、2001)) (2001.12.23)

#202 わたしは生まれてからこの方、努力することが嫌いだったのだ。  【コンラッド】 (出典:コンラッド、『海の鏡』(人文書院、1991)) (2002.01.22)

#203 実のところ人間は、内面的には一人で生きていかざるを得ない。だが、そうだからといって、仲間と打ちとけて話をする見込みをすべて断念するにはおよばないのだ。 【コンラッド】 (出典:コンラッド、『海の鏡』(人文書院、1991)) (2002.01.22)

#204 忘れてしまったことがあるとすれば、それは覚えておくほどのことじゃなかったのさ。 【クルーソー】 (出典:J.M.クッツェー、『敵あるいはフォー』(白水社、1992)) (2002.01.22)

#205 偽作というのはだいたい出来が悪いです。偽作を本物のようにつくるのはものすごい名人しかできない。 【梅原猛】 (出典:吉本隆明他、『日本人は思想したか』(新潮社、1999)) (2002.02.25)

#206 以心伝心でしかわからないというのでは困る。 【梅原猛】 (出典:吉本隆明他、『日本人は思想したか』(新潮社、1999)) (2002.02.25)

#207 結論をしたらたいてい間違えるんじゃないのかなと思います。 【吉本隆明】 (出典:吉本隆明他、『日本人は思想したか』(新潮社、1999)) (2002.02.25)

#208 最後にいなくなるっていうなら、どうしてはじめにいちばん大きくて、次第に小さくなって消えていくいうふうにならないのかね? 【十二月王二世】 (出典:アクセル・ハッケ、『ちいさなちいさな王様』(講談社、1996)) (2002.02.25)

#209 また同じことをやらないって保証はないのだよ。だからどんなことになっても、さっさと忘れることだ。騒ぎたてることはない。 【E.I.ロノフ】 (出典:フィリップ・ロス、『ゴースト・ライター』(集英社、1984)) (2002.02.25)

#210 20年前の常識を次世代の人に教えてる 【大前研一】 (出典:「進藤晶子のえ、それってどういうこと?、第58回」(週刊アスキー2002年2月5日号)) (2002.02.25)

#211 女は孤独になることはできない。たんに、一人になることができるだけである。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『哲学者かく笑えり』(講談社、2001)) (2002.02.25)

#212 インターネットの普及ぶりにはさらに目を見張るものがある。インターネットは急速に進歩しており、数年先を予想するのも困難であるが、無限の可能性(インターネットが消滅するという可能性も含む)を秘めていることはたしかだ。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『哲学者かく笑えり』(講談社、2001)) (2002.02.25)

#213 何でもない思い付きを実行して億万長者になった人もいるのです。ただあざ笑うだけの人は絶対に長者になれません。もちろん、アイデアを実行していっそう貧乏になったばかりか、物笑いの種になった人も数多いかもしれません。 【土屋賢二】 (出典:土屋賢二、『哲学者かく笑えり』(講談社、2001)) (2002.02.25)

#214 それは<創造主>だ。三大基本秘法の一つだよ。その創造主は、雑多な事物がいっぱい並べてある仕事台の前に立つ道化師として現れている。これは君の中に組織者がいることを意味している。彼は無秩序な宇宙と戦い、その宇宙を富の力で支配しようとしている。彼はそれに成功しているようだが、この創造主もまた道化師であって、彼の仕事は幻想であり、彼の秩序は偽りのものであることを忘れてはいけない。不幸にして、彼はそれに気づいていない。懐疑は彼の得意とするところではないのだ。 【ピエル・ファン・デイゼル】 (出典:M.トゥルニエ、『フライデーあるいは太平洋の冥界』(岩波現代選書、1982)) (2002.02.25)

#215 自分の哲学は、自分の独自の経験から、自分で作り出さなければならない。 【ポウイス】 (出典:J.クーパー.ポウイス、『孤独の哲学』(みすず書房、1977)) (2002.03.25)

#216 神が存在するかどうかを知らなくともわれわれは幸福に生きることができるのだ。 【ポウイス】 (出典:J.クーパー.ポウイス、『孤独の哲学』(みすず書房、1977)) (2002.03.25)

#217 趣味というのは浪費しなくていけません。浪費することが誇りなのです。少しでも実益があるものは、趣味の風上にも置けないのであります。健康に良いとか、人間関係が築けるとか、家族も一緒に楽しめるとか、彼女にウケが良いとか、そういう実益があるものは不純です。 【森博嗣】 (出典:森博嗣、『すべてがEになる』(幻冬舎、2001)) (2002.03.25)

#218 パリジェンヌたるもの、危険だとわかっていても、車の隙を見て道に飛びこむものなのだ。 【ガヴァルダ】 (出典:アンナ・ガヴァルダ、『泣きたい気分』(新潮社、2001)) (2002.03.25)

#219 どんな分野でも成熟していけばマニアックになるもの。 【田宮俊作】 (出典:田宮俊作、『田宮模型の仕事』(文藝春秋、2000)) (2002.04.28)

#220 細かい手仕事は気力を一点に集中するので、日常のわずらわしいことも忘れることができます。けっこういいストレス解消になり、没頭する楽しさがありました。 【田宮俊作】 (出典:田宮俊作、『田宮模型の仕事』(文藝春秋、2000)) (2002.04.28)

#221 こだわりというのは、えてして悪いかたちで出てしまうもの。 【田宮俊作】 (出典:田宮俊作、『田宮模型の仕事』(文藝春秋、2000)) (2002.04.28)

#222 人々が現在を越えて未来について強い関心を持つのは決まって調子がくるっていて見通しが暗い時のみである。 【A.J.トインビー】 (出典:A.J.トインビー、『現代が受けている挑戦』(新潮社、2001)) (2002.04.28)

#223 特権をすべての人に拡げるということは、すべての人からそれを取り上げるのに等しい。 【A.J.トインビー】 (出典:A.J.トインビー、『現代が受けている挑戦』(新潮社、2001)) (2002.04.28)

#224 モノポリにこつなんかない。 【トゥーサン】 (出典:J-P.トゥーサン、『浴室』(集英社、1990)J-P.トゥーサン、『浴室』(集英社、1990)) (2002.04.28)

#225 何事にもマニア道というのは細分化され、道無き道、形なき影を見るようになっていくもの。 【リリー・フランキー】 (出典:リリー・フランキー、『美女と野球』(河出書房新社、1998)) (2002.04.28)

#226 つまらん博愛よりも、大切な人だけが幸せであればいいと思う。 【リリー・フランキー】 (出典:リリー・フランキー、『美女と野球』(河出書房新社、1998)) (2002.04.28)

#227 マニア的な世界はそのどれもが性的に未熟な臭いがする。 【リリー・フランキー】 (出典:リリー・フランキー、『美女と野球』(河出書房新社、1998)) (2002.04.28)

#228 いろんな人が、いるもんです。 【ムッシュー】 (出典:J-P.トゥーサン、『ムッシュー』(集英社、1995)) (2002.04.28)

#229 万事は場合によりけりだ。 【ムッシュー】 (出典:J-P.トゥーサン、『ムッシュー』(集英社、1995)) (2002.04.28)

#230 歴史がヒューマニズムの絶えざる勝利の場として考えられたり、またそのような場として望まれている限り、ニヒリズムは過去の歴史に対しても、未来の歴史に対しても破壊的に作用する。 【G.ロールモーザー】 (出典:ギュンター・ロールモーザー、『ニーチェと解放の終焉』(白水社、1979)) (2002.05.25)

#231 もし何か嫌なものがあるかと訊かれたら、ぼくとしては“久しく会ったことのない友だち”と答えたい。 【トゥーサン】 (出典:ジャン=フィリップ・トゥーサン、『カメラ』(集英社、1992)) (2002.05.25)

#232 この人生、苛立つくらいならば、絶望する方が、よっぽどいい。 【トゥーサン】 (出典:ジャン=フィリップ・トゥーサン、『カメラ』(集英社、1992)) (2002.05.25)

#232 演壇や街角でなにかを公然と吹きまくること、それは男の仕事である。世の中の半分、ささやいている部分が女たちである。 【チャペック】 (出典:カレル・チャペック、『いろいろな人たち』(平凡社、1995)) (2002.05.25)

#233 全体的に見て、読書人は夜行性の動物に属する。 【チャペック】 (出典:カレル・チャペック、『いろいろな人たち』(平凡社、1995)) (2002.05.25)

#234 政治とは、政治家たちまたは政治家になりたいと望んでいる人たちがしていることである。 【チャペック】 (出典:カレル・チャペック、『いろいろな人たち』(平凡社、1995)) (2002.05.25)

#235 ネコはですね、なんにだって関係してるんです! 【ミャーオ】 (出典:P.ミルワード、『ネコの哲学』(秀英書房、1996)) (2002.05.25)

#236 「はい、チーズ!」って。いざシャッターを切る瞬間には、みんな真顔にもどっちゃうんですけど……。 【ミャーオ】 (出典:P.ミルワード、『ネコの哲学』(秀英書房、1996)) (2002.05.25)


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とみくら まさや(vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date: 1999/01/28 $