祝! 女児誕生

 あっこさんに待望の女児が産まれました。

 僕はつい最近まで、「子供っておっかないな」と感じるような人間でした。友人の赤ちゃんを見せられても、泣き出したりしないだろうかという恐れの気持ちの方が強く、おっかなびっくりのぞき込むというのが精一杯でした。

 しかしながら、妹に子供ができた途端、

「あかちゃんって可愛いかも」

と思うまでに進歩しました。すばらしい。もっとも、自分が父親になるというのは、まだ想像もできないのですけれど。

 ただし、幼稚園児から小学校低学年までの子供は、依然として苦手だったりします。小学校も4年生ぐらいになると、少し分別が付くのでしょうが(ただし、残念ながら、塾講師のアルバイトの経験から言えば、小学校6年生になると、また生意気になるのですけれど)、3歳から10歳になるまでは、もう本当に、

くそがき!!

としか思えません。

 これは余談ですが、今週末、再び、きぐるみを着て子供と戯れている場面を撮影するという仕事が控えていたりします。今度は子供なんかに絶対に負けないぞ! 今日からキックを繰り出す練習だ! と密かに特訓を始めていたりすると言うのは、嘘ですけれども。

 閑話休題。

 産まれた時に、看護婦さんから、

「かわいらしい赤ちゃんですね」

と祝福の言葉を受けたのだそうで、どうやら幸いにも、赤ちゃんは、あっこさんの遺伝子の方を強く受け継いでいるようです。関係者一同、心からの喜びを隠せません、と言うと、上司は気を悪くするでしょうか。

 ともあれ。

 今日産まれたところということもあって、僕はまだあっこさんの赤ちゃんを見ていないのですが、あっこさんの血を引いているのなら、きっと可愛らしいでしょうし、将来、美人になること間違いないでしょう(と、再び上司の気を悪くするようなことを言っていますけれど)。

 上司が気を悪くしようとしまいと、あっこさんに無事に赤ちゃんが産まれたこと、しかも、あっこさんに似て可愛らしい女の子となれば、たとえ明日の会議、上司がいなくても文句も言わず、心から祝福の言葉だけを述べます。

 ただ、今から沖縄アクターズスクールに入学させようと画策するのは、さすがにいかがなものかと……。


あっこさんメモ

 おめでとうございます。


 この話は実話を元に、冨倉が若干の脚色を行ったものです。実在の人物、場所、事件となにかの関連性があったとしても、それは気のせいなどではなく、多分本当に起こったことです。なお、本件に関する苦情、その他につきましては、冨倉までご連絡ください

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とみくら まさや (vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date : 2000.08.23 $