著者 | 野口悠紀雄 | ||||
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タイトル | 「超」発想法 | ||||
出版社 | 講談社 | 出版年 | 2000年 | 価格 | 1600円 |
評価 | ★★ |
学生時代、あまりにも部屋を散らかしていたところ、親から、
「ちょっとは、片づけろ」
と叱られて、普通ならここでおとなしく片づけるものなのですが、なんとか片づけなくてもすむ言い訳はないかと引っ張り出してきたのが、著者の『「超」整理法』でした。
「超」整理法の要点は、
「整理しない方が結果的に必要なものを探しやすくなる」
という点にあります。
もちろん、これには、
「物の置き場所は1カ所に決めておく」
という、もう一つの重要なルールがあって、これを守れないために、僕はしょっちゅう物を無くしてしまうことになっています。
ともあれ。
本書には、従来のマニュアル的な発想法の問題点を指摘し、あらためて発想するとはどういうことかについて書かれています。
野口氏によると発想に必要なのは、
どれも当然といえば当然のことなのですが、ただ、当然のことを当然にできないから人は困っているわけで、本書を読んでも必ずしも明日から新しい発想が次々と浮かぶというものではありません。そういう意味では、立ち読みでも十分ではないかと思います。僕は買ってしまいましたけど。