箴言集として個人的に好きなのは、芥川龍之介の『侏儒の言葉』、ビアスの『悪魔の辞典』、そしてロシュフコーの『箴言集』です。
本書には、鋭い人間観察に基づく、警句にあふれています。
ただ、どうなんでしょう。こういう物を書くと、周囲との人間関係はもとより、「そういう自分は、どうなんだ」と言われて、その後の人生に窮屈しないものなのでしょうか。