読書感想の目次

昭和ヒト桁パソコン挑戦日記

著者小林司
タイトル昭和ヒト桁パソコン挑戦日記
出版社宝島社 出版年2000年 価格700
評価

【感想】

 本書は、その題名通り、パソコンをどのように使っているかをメモした日記です。体系的にパソコンを使うノウハウが書かれていたり、トラブルの解決方法が書かれていたりするわけではありません。あくまでも著者のが日頃コンピュータを使う上で気がついたこと、困ったことのメモランダムであり、それ以上でもそれ以下でもありません。

 ただ、個人的にはそれでいいのではないかと考えています。パソコンは、まさにパーソナルな道具で、使っているものも人それぞれなら、使い方も人それぞれです。だからこそ、顔のない抽象的なユーザを想定した一般的なパソコンの使い方よりは、具体的な個人による実際的な使い方をドンドン蓄積していく方が、初心者にとっても本当は役に立つのではないかと思います。

 勿論、そうした個別性は、恐らく従来のマスメディアが扱ってきたものからは、対極にあるのでしょう。

 実は、僕がインターネットに期待するのは、こうした情報だったりします。


読書感想の目次

とみくら まさや (vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date : 2000.06.22 $