著者 | フラン・レボウィッツ | ||||
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タイトル | 嫌いなものは嫌い メトロポリタン・ライフ入門 | ||||
出版社 | 昌文社 | 出版年 | 1981年 | 価格 | 1300 |
評価 | ★★★ |
なんて、かっこいい女性なのだろうというのが、読後の最初の感想。
例えば、彼女はデジタル時計について、このように指摘します。
- デジタル・クロックは嘘の時間を告げる。嘘の時間とは、9時17分とかの時刻だ。
- 9時17分が嘘の時間だという理由は、9時17分という時刻に気づかなければならない人間は地下鉄の運転手しかいないからである。
- わたしは地下鉄の運転手ではない。
見事な三段論法です。完璧。