著者 | 信原幸弘 | ||||
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タイトル | 考える脳・考えない脳 | ||||
出版社 | 講談社 | 出版年 | 2000年 | 価格 | 660 |
評価 | ★★ |
『考える脳・考えない脳』というタイトルで、あなたはどの様な内容を想像されたでしょうか。正直に言うと、僕は、頭をよくする方法的なハウツー本だと勝手に思い込み、講談社もここまで落ちたかと一人で嘆いていました。
そんな僕の勝手な思い込みは、ともかくとして、本書は、いわゆる「思考」というものについて科学的なアプローチが何処まで進んでいるかを紹介するという、まさに講談社的な本になっています。なぜ、これがブルーバックスでないのか、不思議なぐらいです。
僕達が思考しているというのは、脳の活動にほかならないという従来の考え方を、知覚、すなわち刺激への反応とどう違うのかということを述べています。考えれば考えるほど、ブルーバックス向きだと思うのですけれど。