読書感想の目次

考える脳・考えない脳

著者信原幸弘
タイトル考える脳・考えない脳
出版社講談社 出版年2000年 価格660
評価★★

【感想】

 『考える脳・考えない脳』というタイトルで、あなたはどの様な内容を想像されたでしょうか。正直に言うと、僕は、頭をよくする方法的なハウツー本だと勝手に思い込み、講談社もここまで落ちたかと一人で嘆いていました。

 そんな僕の勝手な思い込みは、ともかくとして、本書は、いわゆる「思考」というものについて科学的なアプローチが何処まで進んでいるかを紹介するという、まさに講談社的な本になっています。なぜ、これがブルーバックスでないのか、不思議なぐらいです。

 僕達が思考しているというのは、脳の活動にほかならないという従来の考え方を、知覚、すなわち刺激への反応とどう違うのかということを述べています。考えれば考えるほど、ブルーバックス向きだと思うのですけれど。


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とみくら まさや (vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date : 2001.01.03 $