著者 | 矢野徹 | ||||
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タイトル | ウィザードリィ日記 熟年世代のアドヴェンチャー | ||||
出版社 | 角川書店 | 出版年 | 1989年 | 価格 | 520 |
評価 | ★ |
パソコンを主題にした作品はどんどん難しくなると思います。本書の書かれた時代は80年代末。今から10年前なのですけど、状況は全く変わってしまいました。PC88とかPC98とか言われても、そうしたパソコンでどのようなことが行われていたか分かる人の方が少ないのではないでしょうか。実際かなりの部分は、よく言えば昔懐かしい、悪く言えば陳腐化しています。
とは言うものの、最も肝心な部分については、矢野氏の指摘は依然として解決されていません。例えば、マニュアルの読みにくさ、本質ではない部分の機能の充実はあっても、最も重要な部分については逆に機能が低下している点等々。
ともあれ、久しぶりに落ち着いてウィザードリィを始めようかと言う気にはさせられました。