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SF的発想のすすめ

著者豊田有恒
タイトルSF的発想のすすめ
出版社角川書店 出版年1984年 価格340
評価

【感想】

 古いSFファンにとって懐かしい名前。日本のSF界の中でも数少ない古代史を扱ったSF作家として有名です。

 本書を読むと、日本のSFが結局の所、今一つパッとしなかった理由が分かってしまいます。

 筒井康隆が指摘するように、サイエンス・フィクションでありながら、サイエンスな作家が少なかったところが、おそらくは日本のSFの最大の弱点だったのでしょう。

 あと、個人的には「ファン」な感覚もやっぱり必要だと思います。


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とみくら まさや (vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date : 2001.11.11 $