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著者 | アクセル・ハッケ | ||||
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タイトル | ちいさなちいさな王様 | ||||
出版社 | 講談社 | 出版年 | 1996年 | 価格 | 1262 |
評価 | ★★ |
最近はハリーが流行しているようですが、数年前、エンデの一連の作品など、やはり大人のための童話が流行した時期がありました。本書もそうした作品群の1冊です。この大人のための童話は、どうも6年のサイクルで流行するようです。これ、今思い付きなので、別に統計取ったわけではないのですけれど。
ともあれ。
年をとるとだんだん小さくなっていくという王様が、ある日、独り暮らしのサラリーマンの家に現れ、少しばかり哲学的な蘊蓄をたれるというのが本書のコンセプトです。
とは言うものの、正直、僕には物足りませんでした。語られる人生論というか、精神論が、2002年の今となっては、少々気恥ずかしいわけです。僕が年をとってすれてしまったということを差し引いても、ちょっとそれはどうかという事が語られていて、読んでいて照れくさくなってしまいます。
とりあえず僕にとって興味深かったこと。日本とドイツ、独身サラリーマン(男性)の生活ってあんまり変わりないようです。
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