田宮模型の仕事

【感想】

　田宮模型と言えば、男の子なら名前を知らない人はいないでしょう。

　僕は自慢ではありませんが、手先は全くの不器用で（本当に自慢になってませんね）、工作は苦手分野の一つだったのですが、それでも田宮の戦車やF1カーを作ったことがあります。

　本書は、その田宮模型の社長、田宮俊作さんの立志伝です。

　この手の立志伝って、読むことはほとんどないのですが、この本は最後まで面白く読めました。子供の頃作ったものの裏話が面白かったというのもあるのですが、なにより、僕自身が飽きっぽい性格ということもあって、こだわりを持った人の話って本当に面白いです。基本的には職人気質な人、僕は大好きです。子供の頃、田宮模型に夢中になった人は、ぜひ一度お読み下さい。