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著者 | 横田順彌 | ||||
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タイトル | 明治ワンダー科学 | ||||
出版社 | ジャストシステム | 出版年 | 1997年 | 価格 | 1700 |
評価 | ★ |
時代・地域を問わず、世の中にはいろんな人がいて、いろんなことを考えているわけです。本書はそんな、「すごくまじめに考えているのは分かるけど、ちょっとずれているんじゃ……」というしかない書物の数々を紹介しています。いわゆるトンデモ本の紹介なわけですが、本家とは異なり、別に紹介されている説をばっさばっさと一刀両断に切り捨てることもなく、紹介にとどまっているのは、横田氏の人徳のなせるわざでしょう。もっとも、今となっては切り捨てるまでもない説がほとんどというのが正直なところかもしれませんけれど。
ともあれ、個人的には、トンデモ科学(超科学)かそうでないかの判断って難しいなと思います。特に科学の分野はまだまだ未知の部分が多いわけで、今の時点で「そんな馬鹿な」と思っていたことが、いつか正しくなることだってあるでしょうし、その逆だってありそうです。そう言うわけで、僕自身は全ての事柄に保留をつけておきたいと思うわけですが、こういう態度って典型的な日和見主義なので、あまり好まれません。
とりあえず、萬龍さんの顔写真が拝めるだけでも、本書には充分価値があると思います。萬龍さんファンの方にはお勧めです。
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