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著者 | スティーブン・プレスフィールド | ||||
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タイトル | 炎の門 小説テルモピュライの戦い | ||||
出版社 | 文藝春秋 | 出版年 | 2000年 | 価格 | 905 |
評価 | ★ |
古代ギリシアの歴史に興味のある方なら、テルモピュライと聞いて、「はは〜ん、あのことか」と気付かれたと思います。
テルモピュライの戦いについて、ご存じない方のために簡単に紹介すると、スパルタ軍が圧倒的なペルシア軍の前に全滅した戦いがテルモピュライの戦いです。
ただ、戦術的には完敗だったとしても、この戦いでスパルタ軍を主力とするギリシア同盟軍が全滅するまで敢闘したことにより、戦略的にはと言うよりはむしろ政治的には大勝利と言ってもいいインパクトをギリシアのポリス与え、ペルシア戦争をギリシア側の勝利に導いた一つのターニングポイントになった戦いです。
もちろんあくまでも小説なので、結構突飛なこともありますが、それを差し引いても当時の戦いの情況に関して比較的よく描けているように思います。とりあえず今の僕は、斜線陣が何故左側に重点を置いたかについて、ちょっとしたヒントを得られたので満足しています。
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