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著者 | エリック・サティ | ||||
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タイトル | エリック・サティ詩集 | ||||
出版社 | 思潮社 | 出版年 | 1997年 | 価格 | 2000 |
評価 | ★ |
文学に限らず、文化全般に言えることですが、異文化を翻訳するのは本当に難しいです。中でも詩の翻訳は、単に意味を置き換えればいいという問題ではなく、韻、言葉の調子、流れなど、別の言語に移し換えるのが本来不可能な要素がたくさんあります。
そのことを踏まえた上でも、ちょっとこの本はがっかりです。藤森氏には悪いですけれど、本当にサティの意図したリズム感、言葉遊びなんかがうまく翻訳されているのだろうかと首をかしげてしまうものが多かったです。
フランス語は全く読めないので、原文にあたるというわけにもいかず、結構フラストレーションたまってしまいました。
本当に残念。
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