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著者 | ジョエル・エグロフ | ||||
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タイトル | サン・ジャンの葬儀屋 | ||||
出版社 | 角川書店 | 出版年 | 2000年 | 価格 | 1000 |
評価 | ★★★★★ |
すごくシンプルなスラプスティックです。
決して大げさにドタバタするわけではなく、少しずつ微妙なずれが積もり積もって最後にとんでもないことになってしまうお話です。
話は、過疎の村で久しぶりの葬儀があり、遺体を墓場に埋葬するまでの道程でのハプニングを中心に展開されます。
ともあれ、元々脚本家だったエグロフの手に掛かると、カメラワークを意識した描写になっているため、ごく些細な描写が実に効果的です。
ラストの結末も、下手なサスペンスものに負けないぐらい衝撃的です。
短い小説ですので、どこかで見付けたら立ち読みされることをお勧めします。
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