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著者 | 宮沢章夫 | ||||
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タイトル | よくわからないねじ | ||||
出版社 | 新潮社 | 出版年 | 2002年 | 価格 | 476 |
評価 | ★★ |
宮沢さんの本は、これが初めて。
読後感は根が生真面目なのだろうなということ。軽妙洒脱な文章なのだけど、視点や指向の筋道は、ちゃんと地に足がついている。もちろんこのこと自体は、すごくいいことで、意外とこういう文章を書ける作家って少ないような気がするのですけれど、ただ、僕はもっとはじけたものを期待していたので、ちょっと肩すかしをくらったような気がします。誰か、日常のちょっとした違和感から、どんどんとスラプスティックな空想へと発展させるものを書いてくれる人いないかなぁ。
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