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著者 | ナンシー関 | ||||
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タイトル | 何はさておき | ||||
出版社 | 世界文化社 | 出版年 | 2002年 | 価格 | 1000 |
評価 | ★★ |
もうナンシー関さんの新しいエッセーは読めないと思うと、かなり残念です。
正直に言うと、僕はあまりテレビを見ません。今欠かさず見ていると言えば、深夜のF1くらいで、野球中継も東京では阪神の試合をほとんど放送してくれないので、ジャイアンツ中継で一喜一憂しようと思うものの、ジャイアンツがリードしていると、それはそれで機嫌が悪くなるので、結局電源を切ってしまいます。そんなわけでテレビを見る習慣そのものがないのですが、中でもドラマは全く見ない分野です。
そんな僕にとって、ナンシーさんの一連のテレビ批評は、
「観たような気にさせてくれる」
貴重なものでした。さらに言えば、僕がテレビ(特にドラマ)を観ない理由が、ナンシーさんの突っ込みポイントと重なる部分が多く、その点も「観た気になる」度をアップさせていました。
勿論、女性ならではの意地悪な考え方(と言うと、性差別になるのですけれど)は、僕にはちょっと理解できないこともあったのですが、それを差し引いてもナンシーさんのテレビ批評に共感を覚えていました。
そんなナンシーさんのテレビ批評を、もう読むことができないのは、考えれば考えるほど残念です。
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