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著者 | 筒井康隆 | ||||
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タイトル | 天狗の落とし文 | ||||
出版社 | 新潮社 | 出版年 | 2004年 | 価格 | 476 |
評価 | ★★★★ |
本書は短編小説ですらなく、断片集なのですが、非常に面白かったです。筒井康隆さんのファンじゃないと、「訳分からん!」ということになるかもしれませんが、筒井さんのファンなら文句なく楽しめるのではないかと思います。
断片集と言うこともあって、1つ1つの話は、すごく短いため、「???」で終わったしまうものもあるかもしれませんが、作家が思いつく最初の着想がどのようなものか分かるだけでも、興味深いものになっています。
個人的には、ヴィットゲンシュタインの哲学書を読んでいるような面白さがあって、すごく楽しめました。
筒井康隆さんが書いたものを、あーだこーだ言うことほど野暮なことはないので、これで。
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