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著者 | マルセル・ベアリュ | ||||
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タイトル | 奇想遍歴 | ||||
出版社 | パロル舎 | 出版年 | 1998年 | 価格 | 1600 |
評価 | ★★★★★ |
美しく、しかしどこか残酷。陳腐な言葉ですけれど、読後に強く印象に残った何かを言葉にすれば、こんなところになります。
グロテスクなのだけれど、でも、グロテスクな中に青ざめた美しさがひっそりとたたずんでいる。そんな感じの短編が本書にはたくさん集められています。好き嫌いはおそらくはっきりと分かれるのだろうなと思います。ただ、この種の感覚が嫌いではない人にとっては、非常に中毒性が高いのではないでしょうか。少なくとも僕はベアリュの虜になりそうです。
ともあれ、今は衝撃から抜け切れていないので、これ以上のことは何も書けません。
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