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著者 | 土屋賢二 | ||||
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タイトル | 紅茶を注文する方法 | ||||
出版社 | 文藝春秋 | 出版年 | 2004年 | 価格 | 467 |
評価 | h★★★★★ |
哲学者という人種は、疑うことを忘れない。ただし、疑う事に意味があるかどうかは疑わない。
ともあれ。
土屋先生の書いたものは、例え話題が日常の形而下的なものであっても、いかにも哲学者らしいエッセンスが一杯で、すごく楽しいです。少なくとも、普段、屁理屈ばかり言っている僕のような人間が、ちょっと疲れた時なんかに読むと、おかしくて仕方ありません。
本書は週刊誌の連載をまとめたものということもあって、ちょっと波があるかなという気がしないでもないですが、それでも全体的に面白かったです。
最近生活に刺激がないとおっしゃる方に、たまには肩の力を抜くのもいいかもという意味で、本書をお薦めします。なんて偉そうなことをいっている僕はいつでも力抜き過ぎなのですけれど。
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