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著者 | 筒井康隆 | ||||
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タイトル | 笑犬樓の逆襲 |
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出版社 | 新潮社 | 出版年 | 2004年 | 価格 | 1500 |
評価 | ★★★ |
今はなき「噂の真相」に連載されていたエッセーを中心に断筆後に書かれた文章がまとめられて読めます。筒井康隆ファンにとっては、外せないアイテムでしょう。逆に筒井康隆のファンではない方々にとっては、世の中にはこんな考え方をしている人もいるんだということが分かって、それはそれで面白いのではないでしょうか。
ともあれ。
筒井さんの書いたものを読んでいてい感じるのは、何を考えても自由だということの大切さです。
以前から言われているように、まだまだ日本では特定の事柄について、特定の考えをしなければいけないというケースが多いように感じられます。でも、みんなが同じ考えだとしたら、いろんな意味で楽しくない状況になりそうで、少なくとも僕はそんな社会は願い下げです。
自分の考えと相容れない考え方に強制されず、同時に自分と相容れない考え方をする人に自分の考えを強制しないこと。なるべくそういう風に生きていきたいなと思います。なかなか出来ないことなんですけれど。
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