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著者 | カレル・チャペック | ||||
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タイトル | カレル・チャペックの新聞讃歌 |
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出版社 | 青土社 | 出版年 | 2005年 | 価格 | 1400 |
評価 | ★★★★★ |
チャペックとなると、一も二もなく飛びついてしまうのですが、今回もチャペックの新刊です。やるなー、青土社!
ともあれ。
本書は、チャペックが、新聞についての持論を述べたものが集められています。「讃歌」というタイトルは、いかにもチャペックらしいウィンクなわけで、僕のような人間は思わずニヤッとしてしまいます。
ご存じの通り、チャペックは作家である前に記者であるわけで、本書は新聞というメディアに関する暴露ネタがいっぱいです。もちろん、チャペックが書いたものですから、決して下品な感じではなく、あくまでも上品に、しかもウィットに富んだ内容になっています。
それにしても、チャペックの批判したことが、70年経った現代でもそのまま批判として通用してしまうマスコミっていったい何をやってきたのでしょうね。
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