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著者 | ヴァルター・メアス | ||||
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タイトル | キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生(下) |
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出版社 | 河出書房新社 | 出版年 | 2005年 | 価格 | 2200 |
評価 | ★★★★★ |
いよいよ、ブルーベアの冒険も最終巻です。これで13と1/2の人生の物語完結です。
第1巻からの細々とした謎かけも含めて、すべての複線が見事に一つにまとまっています。この辺、本当にうまいなと素直に感心しました。種明かしになってしまうといけないので、詳しいことには踏み込みませんが、なぜブルーベアが第1巻冒頭で一人(一匹?)海に浮かんでいたのかも、きちんと説明されているのは、本当に見事としか言いようがありません。
装丁など、見た目は子供向けっぽく、大人のための絵本的な感じですが、どうしてどうして、巧みにあちらこちらに脱線してみたり、いい意味で冗長な語り等、知的な興奮を味わわせてもらいました。
シリーズを通して、面白かったのです。
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