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著者 | 浅草キッド | ||||
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タイトル | 『お笑い男の星座 芸能私闘編』 『お笑い男の星座2 私情最強編』 |
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出版社 | 文藝春秋 | 出版年 | 第1巻2003年 第2巻2005年 |
価格 | 第1巻514円 第2巻543円 |
評価 | ★★ |
浅草キッドと言えば、僕の中では「たけし軍団で独り立ちしている数少ないコンビ(ただし、深夜帯)」という印象なのですが、皆さんはいかがでしょうか。そんな浅草キッドの芸能人評が本書です。
芸能人による芸能人評って、
「私はこんな人とも知り合いだ!」
的な虎の威を借る狐っぽい自慢話が多くて、あまり好きではないのですが、そこはさすがに浅草キッド。城南電機の故宮路社長を皮切りに、紹介されている人物が、深夜帯向けのキャラクターで、かつ、「いじられてなんぼ」な人達が中心になっています。ちなみに、主な登場人物はこんな感じです。
第1巻
宮路社長 YOSHIKI 前田日明 島田洋七 爆笑問題 ターザン山本 美川憲一 岸部四郎 水野晴郎 ガッツ石松
第2巻
鈴木その子 寺門ジモン 飯島直子 江頭2:50 百瀬博教
ご覧いただければ分かるように、深夜帯から火がついてゴールデンに進出した人、かつてはゴールデンの稼ぎ頭だったのにも関わらず、気がつけば深夜帯に押し込められた人が多いこと。これがこの本の特徴になっています。
また、芸能人評と並んで語られる格闘技にしても、今の K1、PRIDE といった主流というよりは、猪木以降の下火になってからも細々と頑張っていた人達にスポットライトが当てられています。
この辺は好き嫌いの分かれるところでしょうが、こうした軽いアングラな雰囲気が好きな人には、たまらない1冊になると思います。
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