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著者 | 土屋賢二 | ||||
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タイトル | ツチヤ学部長の弁明 |
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出版社 | 講談社 | 出版年 | 2006年 | 価格 | 533円 |
評価 | ★★★ |
本書には土屋先生がお茶の水女子大の学部長就任挨拶、学部長として新入生に向けた言葉等、学部長として書かれた文章が収録されています。普通なら部外者が目に触れる機会が少ない作品を読めるということで、土屋先生ファンなら是非押さえておくべき1冊です。
さて。
哲学者というものは、昔から理屈っぽいという印象がありますが、土屋さんもその例に漏れず、理屈っぽいです。この理屈っぽさがたまらない人には、本当にたまらなく面白いです。少なくとも僕にとってはツボにはまっています。
テーマの選び方、論理の進め方などは、土屋先生の他の作品と大同小異なので、「あれ、これどこかで読んだかも?」と既視感にとらわれることもありますが、そんなことは些細なことです。気がつけばいつものようにニヤニヤしている自分を発見してしまいます。列車の中なんかで読んでいると、かなり怪しい感じになってしまいます。
でも、やっぱり面白い。
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