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著者 | ロバート・ウェストール | ||||
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タイトル | ブラッカムの爆撃機 チャス・マッギルの幽霊 僕を作ったもの |
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出版社 | 岩波書店 | 出版年 | 2006年 | 価格 | 1600円 |
評価 | ★★★★ |
宮崎駿の巻頭イラストに惹かれて購入。
表題作を含め収録されている3作品はすべて戦争に関するものです。
まず表題作の『ブラッカムの爆撃機』の臨場感が、たまらなく素敵に描かれています。戦争を賛美するわけでもなく、しかし他方で、生死を共にした(文字通り)仲間との他愛のない交流が、残酷な世界を描いているにもかかわらず、何となくほのぼのとした感じになっています。宮崎さんが、これを原作にしたショートフィルムを作ったら、絶対に観に行くかもしれない、そんな感じの内容です。
宮崎さんの『悪役一号』、『紅の豚』の世界が好きな方にはお薦めの一冊です。
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