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著者 | ジョン・グローガン | ||||
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タイトル | マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと |
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出版社 | 早川書房 | 出版年 | 2007年 | 価格 | 1300円 |
評価 | ★★★ |
普段、猫、可愛い〜と言っておりますが、実際にはこれまで猫を飼ったことはありません。これまで飼っていたものとしては、
と言った感じです。
どれも全て可愛いのですが、これまで飼ったペットの中で、思い入れが一番なのは、やはり犬です。
なぜか我が家にやってくる動物は、どこか間が抜けていることが多いのですが、犬もその例外ではありません。たとえば。
といった感じでした。典型的な駄犬なのですが、飼い主(もっとも、犬としては僕たちのことを主人だとは思っていなかった節があるのですけれど)にしてみると、こういったことも含めて可愛くて仕方がないわけです。
さて、本書に登場するマーリー君もサブタイトルが示すとおり、お世辞にも賢い犬とは言えません。
こんな感じです。
しかし、犬を飼っている人にとって、こういうなんだかな〜という行動も、それはそれで可愛いものなのではないでしょうか。少なくとも僕はマーリーのような犬は愛おしくて仕方がありません。
また、著者でもあるマーリーの家族が、本当にマーリーのことを可愛がっている様子も微笑ましい感じです。
本書の特徴は、きちんと犬の一生を描いていることです。子犬の頃のマーリー君が、大きくなり、やがて老いていく。あまり書かれることの少ない飼い犬の最後まで丹念に、そして愛情豊に描写されています。このことが、「単に可愛いだけ」ではなく、犬(あるいはペット)と付き合うとはどういうことなのかを教えてくれます。
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