東十条の商店街の大通りから少し外れたところにあるお店です。
このお店は、壁一面の振り子時計の陳列といい、古いカメラの展示といい、マスターの趣味的な世界が大展開です。古き良き時代のこだわりマスター系喫茶店といったところでしょうか。カメラや振り子時計の知識がない僕には、陳列されているものの価値は全く分からないのですが、好きか嫌いかと言われれば、僕は好きな喫茶店です。
さて。
このお店の、不思議なところは、
「食事やコーヒーの方はテレビのあるカウンターへ」
と書かれた張り紙に集約されていると言えましょう(また文体が怪しくなっていますけれど)。
店内の構成を少し説明すると、入り口からすぐのところは、普通のテーブル席で、寿司屋さんや居酒屋さんを思わせるカウンターにたどりつくためには、そうしたテーブルの隙間をぬっていかなければいけません。結構大変です。
これが「お一人のお客様は奥のカウンターへ」なら話は分かるのですが、あくまでも張り紙は「食事やコーヒーの方」はカウンターまで来いと告げているわけです。でも、食事やコーヒー以外の目的で喫茶店に入るお客さんっていないのでは……。
不思議に思って、張り紙の真意をマスターにたずねてみると、意外とあっさりした答えが返ってきました。
「持って行くの大変だから」
なんと!
テーブルの配置を換えた方がいいのではないかとの指摘は野暮というものです。ここは黙ってカウンターに行くべきでしょう。っていうか、マスター、もうお年だからカウンターまで行ってあげてください。
ちなみにそんなことを言っている僕は、水槽の中で優雅に泳いでいる熱帯魚見たさで、あくまでもテーブル席に陣取っていたりします。極悪。
店名 | 紫苑 |
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場所 | 東十条商店街の大通りを北に入った通り |
営業時間 | 10:00〜22:00 |
価格帯 | 300円〜 |
客層 | 東十条近辺の人(どちらかと言うと年輩の方) |
広さ | |
明るさ | |
座り心地 | |
静かさ・音楽 | (テレビ) |
店員 | |
混み具合 | 普通 |
粘り度 | 2時間くらい |
総合評価 | |
お勧めメニュー | コーヒーが安い。あと、カレーもおいしい。 |