07.03 : それって流行？
07.18 : ついてない時というものは……
07.20 : 怪我をした日
例えば、シャツを裏返しで着てしまったり、靴下を裏返しで、ということは、結構あるのではないでしょうか。特に、低血圧で朝に弱い一人暮らしの独身男性であれば、しばしばやらかすことではないかと思います。少なくとも、僕は月に数回の割合で、しでかしていたりします。
ともあれ。
先日、どうも前を歩いている人に違和感を感じるなぁ、何がおかしいんだろうと思いながら、夜遅く、家路への道を歩いていたのですが、車のヘッドライトに彼が照らし出された瞬間、
ジーパン裏返し！
どういう訳か、前を歩いている男性（推定20代後半、長髪）は、ジーパンを裏返しで、はいているのです。しかも、堂々と。
それって、すごくオッチョコチョイ！ とその時は思っていたのですが、今これを書きながら、もしかすると、あれは
新手のニュースタイルなのかも
という気もしてきました。実際、最近の東京のファッション・センスというのは、侮れないものがあります。先日も上野で、
ショッキング・ピンクなペアルック
を堂々と着て、腕組みをして歩いているカップル（推定30代前半）を発見して、思わずクラクラしてしまっていたりする訳で、ひょっとするとジーパン裏返しというのも、アリなのかもしれません。でも、本当にそうなら、ちょっとヤダな。
その日、Ｔ氏（28歳・独身）は、珍しく休日の午前中に目が覚めた事に気をよくし、軽い朝食をとった後、洗濯物を干し、散らかっていた本を片づけ始めました。そして、久しぶりに掃除機をかけようと、部屋の隅に立てかけてあった掃除機を取りに行った瞬間、
ガツッ！
というイヤな音と共に、角にぶつけた右足中指を抱えて部屋中飛び回るはめになりました。さらに、
ゴツッ！
と冷蔵庫に頭突きを食らわし、今度は頭を抱えて転げまわり、追い討ちをかけるように、床に転がっていた何か硬いものをふんずけるわで、はっきり言って痛いの痛くなのって、もうそれどころの騒ぎではなく、声にならないうめき声をあげながら、のた打ち回っていました。
こういう場合、怒りのやり場がないわけで、八つ当たりしようにも、あたれる相手がいない僕としては、悔しさいっぱいといった感じで、せっかくの日曜日を不毛に過ごしてしまいました。
来週は、いい事ありますように。
先日、右足の中指を柱にぶつけて、悶絶していた訳ですが、その後、件の中指は腫れあがり、次第に痛み始めました。最初は、内出血でも起こしてるのだろうとタカをくくっていたのですが、しだいに痛みは増し、翌日、仕事に行ったものの、座っているだけでもズキズキと痛み出したので、たまらず午後、早退して病院に。
地元の東十条で一番大きそうな病院に入ったところ、いきなり受付の女性が、可愛らしい笑みを浮かべながら、
「外科は午前中だけです」
と、まさに
天使の笑顔で悪魔の言葉
をおっしゃり、すっかりうちのめされた僕は、痛む足を引きずりながら次の病院を探しました。
ところが。
内科、眼科、歯科、小児科、耳鼻咽喉科、はては泌尿科ですら見つかったというのに、かんじんの外科だけが見つかりません。なぜ、どうして、僕が何をしたというの？ と泣きが入りつつ、照り付ける夏の日差しの中、まさに気分は、
医者はどこだ from ねじ式
といった感じで、痛いというか暑いというか、わけわかんないことになりつつ、ようやく辿り着いた一件の町医者。内科、小児科の隣に燦然と輝く
外科
の文字！
マイドクター！ と心の中で叫びつつ、勢いよく扉を開けたところ、
「診察は5時からなの」
ただいまの時間、午後3時を少しまわったところ。結局、とぼとぼと家に帰る羽目になった訳ですが、それにしても、医者にすら満足に行けない28歳独身男性。まだまだ東京の暮らしは奥が深いようです。