02.01 : 占い
02.03 : スパイは密かに笑う
02.06 : 風邪の直し方
02.07 : マイクロソフトの戦略に敗れ去る
02.12 : 上々颱風コンサート
02.18 : 歌は世につれ
02.20 : 親指
02.22 : レッサーパンダの悲哀
02.24 : 名古屋出張
02.26 : 今月は占いに始まり占いに終わる
先日、知人と遊びに行ったときのこと、生まれて初めて手相を見てもらうという経験をしました。
かつて、
「神秘を笑うものは愚か者である」
とナポレオンは言いましたが、もともと僕は、占いの類に対して、あまり積極的な感情を持っていません。そういうわけで渋る僕に対して、知人はにやにやしながら、見てもらえ、見料は出すから、とけしかけます。そこまで言われて、引き下がるわけにも行かず、見てもらったわけですが、その結果、次のようなご託宣を頂きました。
「あなたは、極めて珍しいタイプに属し、一万人に一人の手相と言ってもいいでしょう。他人にはない才能に恵まれ、特に理数系に強く、その才能を若いうちから発揮します。また、あなたは女性に冷たいと言うか、あまり関心を抱かないタイプで、女性にうつつを抜かすよりも、仕事や勉強に打ち込むことになるでしょう。結婚するとしたら、見合いになるでしょう」
強くないっすよ理数系。小学校の頃から算数は大の苦手で、高校時代は理科といえば、赤点の連続でした。それでもって、僕は高校から一貫して「文系」に属しています。
それになにより、僕は女の人って大好きです。うつつ抜かす、抜かす。はっきり言って、抜かしっぱなしで、これまで何度痛い目にあったか、数え切れないっす。デートの約束と仕事の約束がバッティングしたら、なんの躊躇もなくデートを優先するっす。貧乏なので「ミツグ君」にはなれませんし、車の免許を持っていないので「アッシー君」にもなれませんが、基本的に僕は「みつぐ」タイプっすよ。自分で言うのもなんですけど。
そもそも、手相なんて、1人1人違うっしょ。僕は、きわめて普通の平凡な28歳(独身)男性だと思うのですけれど……。
今こうして振り返ってみると、先月出かけたといえば、ポンペイ展とか、モナ・リザのイミテーション展示会ぐらいで、結局、映画館に一度も足を運びませんでした。毎月1本は映画を観に行こうという年頭の計画は、早くも崩れ去った訳です。
もっとも、先月はあまり観たいと思う映画がなかったことも確かでした。今さら『リング』という年齢でもないし、かと言って『雨あがる』の世界を面白がれるほど、僕は成熟してないし、『ジャンヌ・ダルク』は興味を持てるテーマじゃないし……と煮え切らないまま、1ヶ月過ごしていた訳ですが、ここに来て急速に観に行きたいと思うようになっているのが、007の新作です。
僕は性格的に、スパイ大作戦派というよりは、「それいけスマート」派(知ってる人います?)でして、お恥かしい話ですが、実は、これまで007シリーズをまともに観たことがありません。
しかし、今度の007は違います。なんといってもボンド・ガールが、あの
ソフィー・マルソー
です。行くしかないでしょ。
と一人で盛り上がっているのですが、どういうわけか一緒に行ってくれそうな人がいません。
証言1
「映画館出た瞬間に、『俺の後ろに立つな』とか言いそうでヤダ」
子供じゃないんで、そんなことしないと思います。そもそも後ろに立たれるのを嫌うのは「ゴルゴ13」じゃなかったでしょうか。
証言2
「スパイグッズ買いに行きそう」
だから、子供じゃないんで、そんなことしませんって。それに自慢じゃないですが、今月は早くもピンチなので、余計なお金を使う余裕ないっす。
証言3
「そういう話は、さっさと風邪を治してから言え」
以上、日頃の行いが悪いと、相手してくれなくなると言うお話でした。
風邪をひいてしまいました。
そういうわけで、この土日は、珍しく食事以外は一歩も家から出ないという生活をしていたのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ホント、体だけは大切にしてください。風邪ひきの僕が言うようなことじゃないですけど。
最近思うのですが、一人暮らしだと生活のリズムが狂いやすいことは確かなわけで、風邪を引くことそのものは、これは致し方ないのかなぁと思う訳ですが、それにしても治りが遅いのは一体どうしてだろうかと、熱でうなされつつ、布団の中で色々と考えた結果、最大の問題は、
僕が子供の頃からじっとしているのが大の苦手
だという性格にあるのではないかという結論に達しました。
元々体温が低い僕は、36.8ぐらいの体温でも、ふうふう言い出し、37度を超えると、もう全然ダメ状態になるのですが、しばらく横になってなんとなく体が楽になったら、もう退屈で仕方なくなり、思わずのこのこと起き出して、本を読み出したり、それだけならまだしも、ふらふらと目的もなく外に出てしまいます。すると不思議なことに、帰ってくる頃には再び体温は37度まで上昇し、再びうんうんうなる羽目になります。
風邪は治りかけが一番大事。分かっちゃいるのですが……。
形あるものいつか壊れる。ましてや、相手はPC。ハードウェア的に壊れることもあれば、ソフトウェア的な不具合が発生するときもある。これも定め。諸行無常。盛者必衰。な〜む〜。
念仏を唱えている場合ではなく。
基本的に僕は、PCの利便性と不安定性はトレードオフの関係にあると割り切っていて、利便性を追求するにしても、システムの安定性を追求するにしても、自己責任の原則でやるべきだと思っています。ただ、業務で使う場合は、最新の技術を追求するよりも、安定性に比重を置いて考えてしまう訳で、OSやネットワーク・アプリケーションのバージョンアップには、消極的な態度をとってしまいます。
ところがそうすると、特定のWebサイトが読めないとか、メールが文字化けしてるといった苦情が出てくる訳です。かと言って、OSやブラウザをバージョンアップすると、それはそれでシステムが不安定になる訳で、この辺り痛し痒しと言ったところでしょうか。
この辺り、普通のシステム管理の人はどうしているんでしょうね。
などと言うことを知人に相談したところ、
「マイクロソフト製品の最新版を導入しておいて、なにかトラブルが起こったら、全てマイクロソフトの責任にする。これが一番楽よ」
それもどうかと思うのですけど。
上々颱風のコンサートに行って来た興奮さめやらぬままに、この日記を書いているのですが、いやぁ、やっぱり良かったです。
まず前座(?)の紅龍のナイスなMCと、70年代フォーク。そこからそのままお約束の上々颱風のテーマが始まると、ボルテージは上がり、手拍子足拍子、踊り出す人、歌う人、場内は
「二日目にして早くも千秋楽」(by 紅龍)
の盛り上がり。相変わらず圧倒的な女性ツインボーカルの歌唱力と、紅龍の蛇味線を中心にした独特の上々ワールドに、
「いきてて良かった」(by 隣の兄ちゃん)
白崎の映美ちゃんは、相変わらず美しく(彼女の目の表情は、下手な女優よりよっぽど魅力的だと思うのだけど、いかがでしょうか)、サトル君は器用で、渡辺マントのおじちゃんは、相変わらずひょうひょうと、西川のサトちゃんは、やっぱりちんまりとしておられました。いろいろと騒々しい世の中で、ここだけは変わらず、初めて彼らの音楽にであった浪人生時代をふと思い出してしまいました。
それにしても、彼らはやはりライブになると生き生きします。それも、大きな会場ではなく、今日のような小さく汚いライブハウスになればなるほど、水を得た魚のようになるというのは、果たして彼らにとって幸せなのかどうか。僕のようなファンにとっては、ライブの休憩中にメンバーが隣でトマトジュースを飲んでいるのは、すごく嬉しいことなのですけれど……。
ともあれ、今日のライブでは、初期のアルバムを中心に、『ハラホロの涙(グレートジャーニー2001)』、『しびれマンボ』といった新曲も聴け、大変楽しい3時間でした。できることなら、新しいアルバムを早く出して欲しいと思いつつ、「明日からも頑張ろーっ」という気持ちになりました。よっちゃん、ともちゃん、白木君。また会いましょうね。
僕が今働いているところは、目と鼻の先に霞ヶ関の官庁街があります。そういうわけで、いわゆる右よりの政治結社の方々が、走り回られているのを、ちょくちょく見かけます。僕のような典型的なノンポリにとっては、この時期の街頭演説って、ホント寒そうで大変そうだなぁと思うわけですが、それはともかく。
子供の頃、ああいう方々のテーマソングといえば、軍歌と決まっていたわけです。ちょっとフレンドリーなところで、演歌(除く与作)だったわけですが、その内、『巨人の星』、『タイガーマスク』、『宇宙戦艦ヤマト』が流れるようになり、変われば変わるものだと感慨に浸る日々が続いていました。
ところが。
先日、通産省から郵政省へと向かう道をトボトボと歩いていると、前方から黒っぽい大きな車が列をなして近づいてきました。毎度毎度ご苦労さまなこってと思っていると、なにか様子が変です。うーん、何が変なんだろうと思ってよーく聞いてみると、
チムチムチェリーの大音響!
想像してみてください。チムチムリー、チムチムリーと軽快なリズムにのって黒い車が走っている状況を。
なにゆえにチムチムチェリー?
しかし、とまどう僕にはお構いなしに、続いて流れてきた曲は
「そばかすなんて気にしないわ」
一体全体、誰の趣味なのでしょうか。それ以前に、彼らはキャンディキャンディに何を託そうとしているのでしょうか。謎が謎を呼ぶ霞ヶ関事情。平成も早くも12年。昭和は遠くなりにけりと言ったところでしょうか。それにしても、キャンディキャンディは、やっぱりちょっと違うんじゃ……。
この週末は、幕張で開かれている「Mac World」とPlayStation2関連のイベントをハシゴした後、渋谷にとって返し、『親指ウォーズ』を観に行ってきました。
この映画は、数ある『スターウォーズ』のパロディの1つなのですが、出演者が全員、
「親指」
だという点で、他のパロディと一線を画しています。
こういうくだらないことを追求させたときのアメリカ人のパワーというのは、相変わらず狂気的なものがあるのですが、それにしても、最初から最後まで徹頭徹尾
「客を笑わせる」
ことだけに全力を注ぐという姿勢は、映画に限らず他の分野のクリエイターを目指す日本人も見習うべきではないでしょうか。中途半端な笑いなんかいらない!
また、併映されていた『親指タイタニック』の中で、セリーヌ・ディオンが熱唱するテーマソングのパロディがあったのですが、彼女の微妙なうまさ(と、危うさ)を実に巧みに表現していました。いいパロディというのは、オリジナルに対して、どういう効果をもたらすのかという優れたお手本でもあったわけで、前衛的(もはや死語ですけど)なものを作りたいと日頃もんもんと考えている方には、是非見ていただきたいできとなっています。
ところで、土曜日遊びほうけたツケは意外なところで払わせられることになりました。
日曜日、冷蔵庫を開けると、食料が全くありません。愛用している「チキンラーメン」すら底をついていました。しかも、外はあいにくの雨。寒い〜。
というわけで、知人からもらったチョコレートだけを頼りに今日一日を生き延びようとしているわけですが、はたしてこんな生活で波乱が予想される来週一週間を乗り切れるのでしょうか。自業自得といわれれば、それまでですけど。
京都の岡崎動物園では、パンダと言えばレッサーパンダのことを指します。ちなみに、このホームページにあるロゴに描かれているのは、レッサーパンダだったりします。タヌキじゃないっすよ。
それにしても、どうなのでしょう。今やパンダと言えば、白黒のドテっとした例のあれなわけですが、パンダの本家本元は、こっちだったわけです。それがいつの間にか白黒にパンダの座を奪われ、気がつくと「パンダのちっちゃい方」なんて、ひねりもなーんにもない名前を付けられてしまったわけで、これを悲劇と言わずしてなにを悲劇というのでしょうか。
と思わず熱くなってしまうほど、レッサーパンダに肩入れしているわけですが、そういう話を知人にしたところ、
「シロクロの方が、かわいいっしょ」
可愛ければ、いいって問題じゃないっす。っていうか、なんでもかんでも「かわい〜」というのは、やめれって。
とか言いながら、たれぱんだのライターを使っているのを見つかってしまった冨倉(不覚)
仕事で名古屋に行って来ました。
いいですね、名古屋って。味噌豚カツがおいしかったです。また、タクシーの運転手がやたらと親切で、あそこが飛行場、ここがイチロー君が建ててる家だとか、いろいろと観光案内をしてくれて、少しばかり時間的に切迫していた僕としては、ちょっとやきもきしつつも、それなりに楽しい行程でした。
ともあれ、僕は時間通りに行動するというのが苦手でして、ほとんどの場合、当日、出たとこ勝負的に窓口で切符を買うことになります。
と言うわけで、今回も帰りの切符を買おうと、窓口に行き、「自由席? 指定席?」、「喫煙? 禁煙?」、「窓側? 通路側?」、「往復それとも片道」とおきまりの質疑応答に答えていたわけですが、めずらしく何事も起こらず無事にお金を払う段になって、窓口のきれいなお姉さんが突然、
「学割は?」
そんなのないっす。
一応、背広を着てたんだけどなぁ……。
コアラなのだそうです。
などと唐突に始めてみたわけですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ともあれ、コアラなのだそうです。
なんの話かと言いますと、動物占いによる、僕の動物なんですけど。
しかし、そんなこと言われても、僕としては困るわけです。コアラって言われてもなぁ。喜んでいいのか、悲しむべきなのか、さっぱり分かりません(ちなみに、知人はコアラだと具体的にどういうことなのかは、教えてくれませんでした)。
個人的には、虎とかライオンとまでは言いませんけれど、もっと強そうなのがいいっす。サメとか。だいたい、コアラって、ユーカリの葉っぱしか食べないんでしょ。僕は、そんなに偏食じゃない!!(今一つ、動物占いの主旨を理解していないという気がしますけれど)
などと、コアラ宣言を受けてからグズグズと考える日が続いているのですが、そんな話を別の知人にしたところ、
「コアラだったら、まだいいやん。狸なんて言われた日にゃ、あーた」
と遠い目になってしまいました。
僕としては、そっちの方がうらやましいんですけど。