01.03 : 今年の目標
01.04 : 不幸の予感と残酷な現実
01.08 : そそっかしい
01.17 : 悪夢
01.21 : 立川らく朝健康落語
01.23 : 物欲
01.28 : 冬の食べ物
新年明けましておめでとうございます。今年ものんびりと更新していくつもりですので、末永くごひいきくださるようお願いいたします。
と型どおりの挨拶をすませたところで、本題です。
ものの本によると、目標というものは自分ひとりでしまい込まずに、公言しておいて周囲からのプレッシャーを受けた方が実現しやすいのだそうです。それも一理あるかも、というわけで、今年の目標です。
(1)一人ボケ突っ込みはそろそろ悲しいのでやめよう
東京に出てきて4年目。元々ホームシックと無縁な僕のような人間にとっては、東京での生活は大変楽しいものです。
ただ、1点困るのは、
僕はぼけてるつもりなのに、誰も突っ込んでくれない!
おかげさまで、一人ボケ突っ込みが上達しました。
しかし、今年で僕も30歳になるわけで、そろそろボケ突っ込みをしている年齢でもありません。というわけで、今年の目標その1。
誰かさんを突っ込み役として特訓しよう!
(2)深夜の放浪をやめよう
カントだったかヘーゲルだったか、とにかく昔のドイツの哲学者は、散歩が好きだったのだそうです。
哲学者の散歩というと、朝暗いうちから起き出して散歩するものと相場が決まっているようですが、哲学者でない僕は、夜、CDを聴きながら、ふらふらと散歩するのが癖だったりします。そういうのは危ないからやめれと知人は言いますが、結構面白いものですよ。人通りの絶えた東十条商店街をペンライトを振って歩いている人とか、ピースのおじさん(注)とか、僕的には結構収穫大だったりします。
が、しかし。やはり30歳。昔ほどの体力はなくなったようです。寒い冬の夜歩くのは、意外と体にこたえるようで、新年早々風邪を引いてしまいました。
というわけで、今年の目標。
夜12時すぎたら家に帰ろう!
(3)年賀状を書こう
すみません。今年、僕は年賀状を本当に最低限しか出していませんでした。っていうか、住所録のデータが吹き飛んでしまったんです。気がついたのは30日。もはやどうすることもできませんでした。
とりあえず、職場関係の人には出したのですけど、それ以外の方には、全く出せていません。届いた年賀状の差出人の住所を元に、現在泣きながら年賀状を書いているわけですが、中には差出人住所を書いてない方もおられるわけです。Yさん、Aさん、O君、住所教えてください。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観に行ってきました。
主人公が失明し、見るべきものは全て見た、と言い切る場面に、不覚にも胸が詰まってしまいました。監督の思うつぼ。まだまだ青いっすね(でも、次の瞬間、落語の「心眼」を思い出していたというのは内緒ですけれど)。
この映画は不幸の予感と残酷な現実の連続という、まったくもって救われない映画です。実際、最後の最後まで見事なぐらい不幸な事件が起こるのではないかという観客の予感を全く裏切らず忠実になっぞていき、どんでん返しも何もありません。ただ、救われないことが、この映画の価値を高めているのだと思うと、大変複雑な気持ちになりました。一昔前の映画なら、かならずどこかで主人公に救いの手をさしのべるのでしょうが、この映画ではそうした観客の甘い期待は、全て否定されます。そういう意味では、20世紀を締めくくるにふさわしい作品というと、風呂敷を広げすぎでしょうか。
深読みすれば、冒頭の真っ暗な画面の中で流れるメロディと、ラスト真っ白な世界で流れる歌声が同一であることから、今度はネガとポジが逆転したもう一つのセルマのストーリーが始まると考えていいのかもしれません。個人的にはそれでは、この映画の残酷な完成度の高さが甘くなってしまうような気がするのですけれど。
ともあれ、この映画を観て気になった点。
ミュージカル続きと言うことで、観てきたのが『プロデューサーズ』です。
メルというと、ギブソンではなく、ブルックリンな僕としては、こっちが本命だったというのは、知人には内緒です。
あらすじは、興行的に失敗したミュージカルの方が儲かるという怪しげな理論を発見したプロデューサーと会計士が、「ヒトラーの春」という駄作の脚本を元に、ダメ演出家と大根役者を起用して、とにもかくにも失敗ミュージカルをプロデュースするというもの。
図らずも、こちらも不幸の予感と残酷な現実の連続というものになっていました。もっとも、残酷かどうかは意見の分かれるところかもしれませんが。
知人の指摘を受けるまでもなく、僕はそそっかしい人間です。なにしろ、30年近くそそっかしさと共に生きてきたわけですから、そそっかしさも筋金入りと言えましょう(威張るようなことじゃないですけれど)。
例えば、看板の文字を勝手に読み間違えて一人で盛り上がっていることは、とっくの昔に知人にばれているわけです。
また、僕がセルフサービス系の喫茶店に行きたがらない理由が、3回に2回はコーヒーを受け取ってから席にたどり着くまでに、こぼしてしまうからということも、すでに知人にはばれていたりします。
さらに、ちょくちょく個室トイレで自分が鍵をかけていることを忘れて、一瞬、
「閉じこめられたかも!」
と軽いパニック状態に陥っていることも、うすうす知人は感づいているようです。
以上のことは、もはやどうすることもできないわけで、僕自身は、一生このそそっかしさとつきあっていこうと覚悟を決めているわけですが、そんなある日のことです。
その日、29歳独身(男性)がボーっとしていると、相田みつを展のチケットが手に入ったぜいと知人がやってきました。それはすばらしい。行くっす。それで、場所はどこですかと僕が聞くと、知人は平然と、
銀座のどこか
と答えました。おいおい、銀座って言っても広いっすよ、と若干の不安を感じる僕に対して、いやぁ、こんなにあっさりと行くことになると思ってなかったから、場所調べてないんよね、まぁ、行けばなんとかなるっしょとのこと。せめて、あなたぐらいはしっかりしてもらわないと……。
大学4回生の皆様、卒論は提出できましたか? とイヤな書き出しで始めてみた今日の東京日記ですが、実際いかがでしょうか?
さて、ふとしたことから知り合った美人の女子大生から、先日「卒論出せたよ」と連絡がありました。よかったですね。出してしまえば、こっちの勝ちっすよ。
ともあれ、僕は根っからの楽天家&反省のない人間ですので、昔からあまり悪夢にうなされると言うことは少ないのですが、それでも子供の頃は、巨大怪物に追いかけられて逃げまどうという悪夢を見ることがありました。
心理学専攻だった知人に言わせると、オイディプス・コンプレックスがどうのこうのということになるのかもしれませんが、僕の場合そんな高尚な問題ではなく、単に
「親に隠れてみたゴジラ(白黒版)の映画が強烈に恐かった」
だけだったりします。それにしても、心理学者にかかると、父親コンプレックスと性的欲望のかたまりにされてしまいそうで、なんだかなぁと思います。もっとも、人間なんてそんなものなのかもしれませんけれど。
実は、僕って、大学卒業できてないかも
という悪夢だったりします。
単位が足りないとか、卒論が認められないとか、理由は様々ですが、とにかくのんきに東京で仕事している場合ではなくて、さっさと大学に戻って卒業に向けた勉強をしなければいけないんだよ、本当はという夢を見て、うんうんうなされることがあります。
こういう夢を見る理由は、
大学時代真面目に授業に出ていなかった
というあまりにも明白すぎる原因だったりするのが自分でも悲しかったりします。
それにしても、この種の悪夢にうなされるときって、たいてい仕事の締切が迫っている(もしくは過ぎている)時のようで、ちゃっちゃと仕事は片づけようというのが、今年の目標。
でも、今朝もうなされた。
京都でラーメンというと、王将派と天下一品派に分かれるようです。ちなみに僕は天一派。
そんなわけで、六本木の天下一品で体を温めてから不動院で開かれる立川らく朝の健康落語を聴きに行ってきました。
今回のお題は、『死神』のパロディ。もともと「死神」が『靴直しクリピノス』のパロディのだったのに、それをさらにパロディにしてしまうというのは、ちょっと無理があるかもと最初は思っていましたが、なかなかうまくまとめておられました。
それにしても、癌って、恐いっすね。タバコ減らそうかな。
とか言いながら、今日の日記は喫茶店でタバコを吸いながら書いているので、あんまり反省の色ないのですけど。
LOOX欲しいっ!
と、いきなり物欲の雄叫びをあげてすっきりしたところで、さて、皆様いかがお過ごしでしょうか。相変わらず、東京は寒いですね。
ともあれ、富士通のLOOX いいっすね。1.5KgでDVD-ROMを内蔵なんて、3kgでCD-ROMすら搭載していないPowerBook520ユーザーだった僕としては、まさに隔世の感ですな。長生きはするものです。なんまんだぶ、なんまんだぶ。
もっとも、先日、仕事で久しぶりに秋葉原に行ったときに触ってみたのですが、Librettoに慣れた僕の手にはキーボードが若干大きすぎて打ちにくかったので、基本的に文章作成にパソコンを使っている僕としては、やや心許ないのに加えて、がさつな性分、持ち運んでいるときに、どこかにぶつけてDVD-ROMがお釈迦になることを考えると、やや購入をためらってしまいます。
さらに、ここにきて、日立がFLORA-ie というペンタッチなパソコンを投入することが発覚。こっちにちょっとばかり心引かれるのも事実です。
ま、いずれにしても今の僕には20万円なんてお金はないのですけれど。
それにしてもAppleです。MacWorldでバイオより薄いPowerBook G4というキャッチフレーズに、思わず「おおぉ」と心ときめいたものの、よーく見ると、重さ2.4キログラム。そんなの毎日持ち運べないっす。薄さよりも軽さを重視して欲しいっす。1キロ切ったPowerBookなら、借金してでも買うのに〜。
はっきり言って僕は猫舌です。みそ汁なんかしばらく冷まさないと絶対に飲めません。
一方、僕は極端に寒がりです。この時期、食事はどうしてもシチュー、鍋焼きうどん方面に走りがちです。
体は明らかに温かいものを欲しているのに、舌は熱いものを拒絶する。このアンビバレンツな状況に苦しめられている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
それはともかくとして。
冬場のアイスっておいしいよね、とは知人の弁。まじっすか、寒いときに冷たいアイスなんて考えられない、絶対にイヤというのが僕の主張。
が、しかし、食べ物のこととなると絶対に譲らない(もっとも、食事以外でも僕の主張が通ることって少ないような気がするのですけど)知人が、ハーゲンダッツの巨大豪華版を買ってきました。
そんなのをこの寒い時期に食べたら、おなかこわすという僕の忠告を無視して、むしゃむしゃと食べた結果、案の定というか当然の報いというか、見事におなかをこわして苦しんでいます。言わんこっちゃない。
とは言うものの、普段、強気な知人がうんうん苦しんでいるのは忍びないので、なにか食べたいものはあるかと聞くと、パフェが食べたいとのこと。自分がなにゆえに現在苦しむことになったのかわかっているのかと言うと、ぶつぶつ言いながらシュークリームで妥協すると言います。そういう訳のわからないことを言う口にやるものはないっす。