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05.01 : 結構悩ましい
05.04 : ついに覚悟を決めました
05.05 : 答えなんかないっすよ
05.17 : 歯医者さん
サイトを開設して、なんだかんだで4年目。飽きっぽい僕にしては、よく続いているものです(他人事のように言ってますけれど)。
そんな中、僕がペンネームを使わず、メールアドレスも公開していることを時々不思議がる人がおられます。これについては、自分の書いたものに責任を持つなどという高尚な思想のためではなく、ペンネームを考えるのが面倒&複数のメールアドレスを管理するのはさらに面倒と、単に僕が面倒臭がりなだけだったりするのは、一部で有名だったりします。
ともあれ、サイトで本名やメールアドレスを公開していると、時々(最近はしょっちゅう)ダイレクトメールが来ます。そのほとんどは、「エッチなサイトはこちら」とか、「ネズミ講じゃないっすよ」と本人は主張しているものの典型的なネズミ講っしょというしかないようなものなので、最後まで読まずにゴミ箱いきの運命をたどっているわけですが、ごくまれにサイト提携の一環としてビジネスマターの話が来ることがあります。
僕のサイトはあくまでも個人の趣味なので、これでサイドビジネスとか小遣い稼ぎをするつもりは今のところないのですが、根が関西人なものですから、
「くれるゆーてるもんは、もろとこ」
という気分になることは事実です。
もっとも、バナー広告に関しては、正直気乗りしません。以前、本職の方でバナー広告で収入をえるというビジネスに関わったことがあるのですが、労多くて益少なし的な感想を僕が持っていて、オフィシャルサイトでさえそうなのだから、僕のプライベートなサイトならなおさらという気分になっています(例外的にメールマガジンでは試験的に広告を入れていますけれど。あと、Xreaのサイトは、あくまでもXrea自体の運営費のためだったりします)。
話を元へ。
ビジネスマターとなれば、当然のように契約なるものが発生します。相手がしっかりした企業であればあるほど、しっかりした契約書が送られてきます。そこで問題になるのが、
猥褻な内容を扱わない
という一文です。
これ悩ましいです。
僕のサイトは一応、落語のページがメインで、バレ噺も扱っていますし、かなり露骨なネタ(赤貝とか)もこれから登場する予定です。それ以前に僕自身(31歳になったので控えようと思うのですが)、
下ネタ大好きです!
さらに
猥談も大好きです!
実際、東京日記なんかのページや備忘録なんかのページでも、結構きわどい話を扱っていることもあります。そうすると、猥褻な内容を扱わないとの縛りは結構きついです。というわけで、色々とその種の提携話を持ってきてくださる方、ごめんなさい。猥褻な内容を扱わないという約束はできないです。
歯が痛いのです。
事の発端は2月のことでした。
大学時代に歯の治療をした場所から、コロッと詰め物がとれたわけです。とは言うものの、歯医者に限らず医者嫌い。詰め物が取れたということは直ったということでは? と勝手な判断をして、そのままほったらかしにしていました。
3月に入った頃、冷たいものを口にするとしみる〜! という状態になっていたのですが、それでも医者嫌い。大丈夫、冷たいものさえ気をつければOKなどと馬鹿なことを言いながら自分を騙しだまし乗り切っておりました。
そして4月24日。
なんじゃこりゃ〜!
と思わず松田優作調になるほどの痛みが襲ってきたわけです。さすがに今回はマズイと、歯医者さんに行ってきたわけですが、最近の歯医者はすごいことになってますな(突然口調変わってますけれど)。
僕が最後に歯医者に行ったのは大学生の頃なので、かれこれ10年以上経っています。それ以前も、
おやつはニボシね(ハ〜ト)
な母親のおかげで、歯は丈夫な方だったので、それほど足繁く歯医者に通っていたわけではないのですが、それでも最近の歯医者があんな風になっているとは想像もしていませんでした。
誰に笑われようと、僕がイメージしていた歯医者というのは、ドリルとか、注射器とか、そういう恐ろしげなものがずらっと並んでいるというものでした。ところが、今回僕が行った歯医者には、そういうものは一切なく、
なんか微妙にソフト感覚
淡いクリーム色で統一された色調といい、自動的に水が注がれる給水器といい、微妙にソフトタッチです。
ただ、診察台の手元にテレビがあるのは、ちょっと疑問です。歯が痛い情況でテレビを観ている余裕は多分ないと思うのですが……。
とりあえず今回の教訓。
歯が痛いのを我慢し続けると、本当はどこが痛いのか分からなくなります。
雪舟の絵を見ようと上野に出たものの、すごい人だったので、急遽予定を変更してシャガール展に行ってきました。相変わらずの出たとこ勝負な性格は、そろそろ直そうと思います。
それはともかく。
もともと目が悪いことも影響しているのか、僕自身はエッジのきいた絵よりも輪郭がぼやけた絵の方が好きです。その意味でシャガールの絵は好きです。今回の展示の中では「赤い裸婦像」なんかいいですね。
などと呑気なことをいいながら、半日かけてのんびりと見て回っていたのですが、少し気になったことがあります。
特に有名な作品が展示してある展覧会なんかだと、作品や作者に関する背景なんかを解説してあるボードがかけてあることが多いのですが、今回はどういうわけかそこに群がる人が本当に多かった。
まぁ確かに、作品の作られた時代背景も含めてのコンテクストを知っておけば、作品の味わい方も少し違ったものになるのだろうということは分かります。でも、どうなんでしょう。コンテクスト派のこれまでの成果を台無しにしてしまうようなことを言ってしまいますが、まずは自分の目で見て、その時の感覚とか感情を楽しめばいいのではないでしょうか。その上で気になれば、後でゆっくりと芸術論なり芸術史にあたればいいと僕は思います。誰かの書いた解説や批評は、自宅で楽しめばいいのであって、美術館では作品そのものを堪能すればいいのに。と言いますか、絵さえ見られればいいのでは? 文字を読みに来たわけではないでしょう?
というわけで、歯医者に通っているわけです。喉もと過ぎればなんとやら、今では全く痛くないのでそろそろ歯医者通いが面倒臭くなっている今日この頃。
それはともかく。
今回の歯医者通いで思い知らされたことの一つに
どうやら僕は口が小さいらしい
ということがあります。
先生に「はい、口を開けてくださいね」と言われて、僕としては「これでもか!」的に口を開けているつもりなのですが、先生としては満足ではないらしく、「は〜い、もう少し口を開いてくださいね〜」とおっしゃられます。これ以上は無理ですと泣きが入りつつ、それでも懸命に口を開けるのですが、先生は満足されません。演劇部に入って口の運動を勉強しようかと、最近本気で思い始めています。
もう一つ思い知らされたこと。
横になって目を閉じると眠くなります
もともとじっとしていられない性分なので、子供の頃から昼寝の時間が苦手だったのですが、その一方で
「いつでも、どこでも寝られるお得な体質」
診察台を横にされ、上からまぶしい光線を当てられると、どうしても目を閉じてしまうわけです。そうすると、すごく眠くなってしまいます。寝ている場合じゃない(この場合は眠ってしまうと本当に洒落になっていないので)と自分に言い聞かせるのですが、それでもふと気を抜くと、天国に行ってしまいそうになっています。
幸いというか不幸にもというべきか、治療が始まるといっきに現実に引き戻されるのですが、再び幸いというべきか不幸にもというべきか、今通っている歯医者さんは腕がいいのだそうで、それほど痛くないんですね。だから気を許すと危うくあっちの世界に行きそうになります。
しかし、それよりもなによりも今回思い知らされた最大のポイントは、
歯医者さんとのコミュニケーションは難しい!
根が田舎者。声をかけられると、とりあえず返事をしなければという気持ちになってしまいます。「今から悪い部分を削りますから」とか「ちょっとしみるかもしれません」、「仮詰めします」と歯医者さんが情況を説明されるたびに、本人としては「はい」と答えているつもりが、実際には大きく口を開けたままなので、
「ふぁ〜い」
と間抜けなことになっています。
本当は、僕がどう答えようと、答えまいと歯医者さんとしてはガシガシと作業をされるのでしょうけれど、沈黙のままでは失礼かもと余計なサービス精神を起こしてしまって、とりあえず返事をしなければという気持ちになってしまいます。その結果、
「ふぇ〜い」 「ふぁいじょうふ」 「わかりまひた」
と、かなり間抜けな情況を引き起こしています。
どなたか、歯医者さんとのコミュニケーションでうまい方法を知っている方おられましたら、ぜひご一報を。
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