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7月の生き方


日記の目次

07.08 : ぬかる
07.14 : 結婚生活への適格性
07.21 : さまよう31歳


ぬかる

2002.07.08

 何が悲しいって、心を動かされている女性から「いい人ね」と言われることほど悲しい事ってありません。いい人はどうでもいいから、悪人と言われたい!

 などと間抜けな主張をしている場合ではなく。

 サッカー・ワールドカップ終わりましたね。1週間遅れの話題で恐縮ですが、とにかくワールドカップが無事終了しました。

 今回のワールドカップは日本の予想外の健闘、さらに予想外の韓国の健闘、フランスの悲劇、大五郎カットなどなど、皆さんそれぞれに感想はあるのでしょうが、僕の個人的な衝撃は、

アナスタシアがテーマソング!

だったりします。

 アルバム『not that kind』の「Wishing Well」で完全に負け、2枚目のアルバム『FREAK OF NATURE』ものこのこと買った僕としては、

やったね!

なわけです。

 確かに、例のマイナーものファンのアンビバレントな感情 −ヒットは嬉しいけれど、ちょっと寂しい− がないと言えば嘘になります。しかしまぁ、そうは言っても今回はあくまでもワールドカップ限定です。ワールドカップが終われば、(少なくとも日本では)アナスタシアが騒がれることはないでしょう。「もとちとせ」なんて言う人が彼女の歌について、したり顔で評論するなんて嫌な光景にあうこともないと思います。

 むしろ僕にとって切実な問題は、

「Boom」をどうやって手に入れるか

です。日本盤のボーナストラックとして収録されているのですが、すでに輸入盤を買ってしまった僕としては困るわけです。しかも、今月は例の今村版『落語事典』を買ったため、結構ピンチなので、いつものように

え〜い買っちゃえ!

と呑気なことも言っていられません。どうしようかと悩んだすえ、結局僕が手を出したのは、シングル盤でした。

 ワールドカップが終わってからワールドカップグッズを購入する31歳。それもいかがなものかと自問自答しつつ久々の東京日記はおしまいです。でも、「Boom」はかなり気持ちいいです。


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結婚生活への適格性

2002.07.14

 31歳男性、独身。

 東京では僕と同じくらいの歳で独身といっても、それほど奇妙に思われないのですが、実家に帰ると、結構プレッシャーあります。実際、大学時代の友人はほとんど結婚してしまい、最近では後輩も「結婚します」宣言をするようになってしまいました。

 とは言うものの、こればっかりは僕が一人でいくら焦っても、どうにもならないわけです。と言いますか

もう相手されないよね〜

という気になってしまっています。

 そんなある日、友達からこんなメールが届きました。

「おつかれ。こんなページ見つけた。やってみ」

 書かれたサイトに行ってみると、結婚適性の診断ページでした。

ケンカうってますか?

 ともあれ、やってみました。

質問1:サバンナに水飲み場があります。そこにいる動物は?
 いきなりなんだかよく分からない質問です。これで僕の結婚生活のなにが分かるというのでしょうか? とりあえずライオンを選びました。

質問2:写真を棚のどこに置きますか?
 写真って、棚の一番下には置かないよなぁ。普通、棚の上でしょう。でも、やはりこの質問にどのような意味があるのか分かりません。

質問3:指輪と花束どちらが欲しいですか?
 どっちも欲しくないです。

 以上の結果、

「あなたの結婚準備度は10%です」

なに〜!

 さらにご託宣は続きます。

「あなたは今の独り暮らしに満足しており、結婚はまだまだ先でしょう。あなたは誰とでもあわせられるようですが、自分のペースをかたくなに守ろうとするところがあります。恋愛には積極的ですが、結婚となると自分の生活が乱されるのではないかと恐れているようです」

言われ放題ってやつですか?

 それにしても31歳で結婚準備度10%! はたして100%になるのはいつになることやら。やはり1問目、ゾウを選ぶべきだったのでしょう。


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さまよう31歳

2002.07.21

 突然、クリームシチューが食べたくなりました。時間は深夜2時です。

 31歳男性(独身)、冷蔵庫の中にあるものと言えば、食パン1斤、バター、チーズ、マヨネーズ、ミネラルウォーター、それに先日友達が遊びに来たときに残していったビール2缶です。これでクリームシチューができるはずもなく、その夜はおとなしくパンを焼いて飢えをしのぎました。

 翌朝、引き続きクリームシチューを食べたいという欲求はおさまる気配がありません。

 これでちょっとマメな人なら、自分で材料を買ってクリームシチューを作るのでしょうが、あいにくなことに今僕が食べたいのは、

クリームシチューだかなんだかよく分からないもの

ではなく、

おいしいクリームシチュー

です。

 というわけで、北本通りにある小さなレストランに行って来ました。ここは東十条には珍しく小綺麗でかつ家庭的なレストランです。愛想のいいおばちゃんが、いつものようにオーダーを取りに来たので、僕はクリームシチューが食べたいと言いました。すると、おばちゃんは、「ごめんね、クリームシチューはやってないの」とおっしゃいました。

 おばちゃんの申し訳なさそうな顔に逆に恐縮しながら店を出た僕は、クリームシチューを求めて池袋に出ました。

 ところが!

ないものですね、クリームシチュー

 ビーフシチュー、ハヤシライス、ボルシチはやっていても、何故かクリームシチューはメニューに載っていません。クリームスパゲティはあったのですが、クリームシチューだけは何件まわってもダメでした。もしかしてクリームシチューって冷遇されているのでしょうか。それともクリームシチューぐらい自分で作れということなのでしょうか。

 仕方なく熱帯夜が続く土曜日の夜遅く、大汗かきつつクリームシチューを作ってみたのですが、予想通り僕が作れたのはクリームシチューの出来損ないでした。しかも余裕で3日分はありそうです。ふぇ〜。


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とみくら まさや(vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date: 2002/07/08 $