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09.08 : あなた好みの街並み または 妄想で一人盛り上がる
09.15 : ひよこ豆と……
09.22 : 最強の敵
09.30 : 発表、Harbot
「あなた好みの街並みを。950万円から」
そんなコマーシャルが流れてきたのは、王子のとあるラーメン屋さんで遅目の昼食を取っているときでした。
思わず自分の耳を疑いました。
だって、あーた「街並み」ですぜ。しかも「あなた好み」ときてるわけです。この際、価格のことは問いません。実際、950万円と言われても、そんな大金見たことないので、ピンと来ませんから。
ともあれ、自分好みにできる街並み。これ、かなりすごいです。
例えば、
「桜並木とか銀杏並木なんて月並みなものではなく、ここはいっちょ、ベラドンナとかウツボカズラとか、なんか訳の分からない植物を植えよう!」
とか、
「街灯を全てミラーボールにしてしまおう!」
なんてことができるのでしょうか。
あるいは、
「この付近の住宅はすべて藁葺き屋根にすること!」
なんてことも可能なのでしょう。藁葺きの家々が立ち並び、街灯はミラーボール、しかも食虫植物が生い茂っている街並み! うわ、それ、面白すぎです。
などと一人で盛り上がっているだけではもったいないくらい楽しい想像になってしまったので、隣でずるずるとラーメンをすすっている友人のすそを引っ張り、ことの次第を報告したところ、
「いいから伸びる前にラーメンを食え!」
でも本当に「街並み」って言ってたんですよ。
と言うわけで、予告通り観てきました。テアトル・ミュールの『ひよこ豆とベーコンのトマト煮』。
なにはさておき、
楽器弾けるっていいな〜!
今回は、ストーリーにあわせて演奏&歌があったのですが、これが全て生なんですね。かなりいいです。CD集とか使うより断然いいです。演奏担当者は「何ヶ所か間違えた」とのことですが、そんなこと全然気になりません。さらに言えば使われていた楽器が、トライアングル、タンバリン、ギター、ピアノに加えて
アコーディオン!
アコーディオンですぜ、ダンナ。相変わらず面白がるポイントが違うと言われそうですが、しかし誰がなんと言おうとアコーディオンはいいです。バンジョーとどちらがいいかと言われると少し困りますけれど、蛇腹部分でアコーディオンの勝ちです(なんの勝負だ)。
閑話休題。
「スペクタクルはないけれど」と歌われたとおり、ストーリーはほのぼのとした恋愛もので、大きなどんでん返しもなく、スラプスティック大好きな僕にとっては、本来なら守備範囲外なのですが、たまにはこういうのを鑑賞して、人間らしさを取り戻すリハビリテーションも必要です (^^;
また、物語内物語の手法をうまく取り入れていたり、狂言廻しを演者から切り離す手法を取り入れたりと、興味深い試みもあって、本当に久しぶりに演劇鑑賞をした僕としては充分楽しめました。まぁ、そんな小難しいことを考えずにのんびりと楽しめたことの方が大切なのですけれど。
ともあれ。
とりあえず、帰りにハノン本を購入してしまいました(また無駄遣いしているよ、この人は)。
昼下がり。
小さな男の子が若いお母さんの手を引っ張りながら元気よく列車に乗り込んできました。小学校に通い始めたかどうかの小さな男の子は、ニコニコしながらこれから出かける目的地についてお母さんに話していました。若いお母さんも、そんな息子が可愛くて仕方ないのでしょう。男の子の言葉に一つ一つ微笑みを浮かべながらうなずいていました。
列車が動き出し、しばらく男の子は窓の外に流れる景色を眺めていました。
僕もそうだったので、男の子の気持ちはよく分かるのですが、列車の旅というのは退屈なものです。窓の外の風景も最初の頃こそ興味深いものの、あまりにも早く流れ去っていくので、しばらくすると飽きてしまいます。
そろそろ男の子がじっとしていられなくなってきたことを察知したお母さんは、男の子が退屈して車内を放浪しないよう、しりとり遊びを始めました。遊びを始めるタイミングが絶妙だったことから、若いお母さんはきっと頭のいい方なのでしょう。
「リンゴ」「ゴリラ」「ラッパ」と定番から始められたしりとり遊びは、次第に白熱していき、お母さんの血を引いて男の子の方も利発なようで、「ダックスフンド」「ジャケット」など、なかなかボキャブラリーが豊富です。お母さんはそんな息子が自慢のようで、男の子が気のきいた答えを出すたびに、本当に嬉しそうに男の子の頭を撫でていました。
が、しかし。
勝負は勝負です。
お母さんも男の子に負けないよう「迷彩服」「カーボン紙」など、小学生の男の子にはちょっと高度すぎるのではないかと思ってしまう単語を頻繁に出すようになりました。お母さんから「迷彩服」を引き出すほど追いつめていることだけでも、この男の子が頭がいいことは充分分かります。
でも、勝負は続きます。
「スカンジナビア半島」「と?」「ううん、『う』よ」「運動会」「一等賞」「また、『う』? うーんと、ウルトラマンコスモス」「『す』かぁ。えーっと、それじゃあスーパーマン」
男の子が勝利を確信した瞬間です。しかし、お母さんは平然と
「スーパーマン電子の要塞」
お母さん、お母さん、それちょっと反則。
なんでも10月8日で Harbot の Java アプレット版サービスが終了するのだそうです。と言うわけで、これまで遊んでいただいたゲームの結果を発表します。
黒と白
くるさん | 3分53秒 |
千両みかんさん | 5分8秒 |
みのりさん | 6分4秒 |
スター☆ボウル
対戦モード | ペアモード | ||
---|---|---|---|
たくとさん | 210点 | かなさん | 187点 |
石島土門さん | 171点 | いちごさん | 179点 |
たくとさん | 163点 | いちごさん | 166点 |
たくとさん | 160点 | ちあきさん | 161点 |
PORIOさん | 158点 | 石島土門さん | 160点 |
ホッケー
「むずい」で勝った人いない
ここに名前が挙がっていなくても、Harbot と遊んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
引き続き Flash 版の Harbot と仲良くしてやって下さい。
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