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01.02 : たじたじ
01.12 : 浮世絵
01.18 : 疑いようもなく
01.27 : アルコール
一応、喪中なので「あけおめ」なしで、皆様いかがお過ごしでしょうか。本年ものんびり更新していくので、お暇なときにお越しいただければ幸いです。長〜い目でおつきあい下さい。
さて。
帰省しました。姪っ子には「ハム太郎のぬいぐるみ」をリクエストされていたのに、「にゃんにゃんにゃんこ」を買っていった馬鹿者です。ちなみに、買ったのは、これっす。
買ったもの
飽きたら座布団と枕になるので許して > 妹の旦那様
ともあれ。
実家で夕食を食べていると、母親がニコニコ微笑みながら、
「タケちゃん(いとこ26歳)が今度結婚するよ〜」
とのたまわれました。
おー! おめでとう!
「コーちゃん(いとこ27歳)のところに子供が生まれたよ〜」
と、さらにのたまわれました。
ほーほー! おめでとう!
「カヨちゃんところの弟さん二人も片づくよ〜」
と、さらにさらにのたまわれました。
うぃ! おめでとう!
みんな幸せになられていって、ホント、いいですな〜と呑気に答えている僕(32歳独身)に対し、母親は冷たい視線で、
「一番年上が残ってるのよね〜」
くっ!
しかし、ここで退いては負けです。僕(32歳独身)は、
「でも、よっちゃんが残ってるっしょ」
と反論しました。ちなみに、よっちゃんというのは、まだ大学生です。ここで、学生のよっちゃんを引き合いに出すのもどうかという気がしないでもないですが、土俵際の僕としては、なりふり構っていられないわけです。
が、しかし!
「よっちゃんはね〜、学生結婚するかもよ」
なんと!
えぇ、じゃあ、従兄弟関係で後残っているのは中学生だけ?
「ホント、一番年上が売れ残ってるのよね〜」
とは母親の弁。
こうなると32歳独身としては最後の切り札を出すしかありません。
「でもさぁ、お二人の子供ですよ。もてるわけないやん」
ところが、それまで黙って聞いていた父親が
「俺はもてた」
ごめん、僕が悪かったです。
「浮世絵の実演を見に行きましょう!」
とのお誘いに、
「マジで! 僕、絵は下手だけど、でも行きたい!」
と速攻で答えました。注意深い方ならお分かりのように、実習と勘違いしていたのは何を隠そう僕です。32歳、相変わらず人の話を聞いていないです。反省。
ともあれ。
太田記念美術館の土曜講座「浮世絵の摺り実演」に行ってきました。
感想。
おもしろ〜!
言うまでもなく、浮世絵は今でこそ芸術作品としてガラスの向こうに収められて、遠くから眺めることになっていますが、言うまでもなく元々は広告の一種です。さらに言えば、乱暴な言い方だと自分でも思いますが、今で言うところのアイドル(しかもアダルト系の)ポスターがメインです。鹿爪らしく見るものではなく、もっと気楽に楽しむ方が、本来の鑑賞の仕方でしょう。
その意味でも今回の講座で、実際に摺るところだけでなく、刷り上がったものを手にとって楽しめたのは本当に貴重な経験でした。
後、個人的には落語でも有名な高尾の浮世絵が見られたのも大きな収穫(^^
基本的に音楽がないと生きていけない性分。遅ればせながら、No Doubtの 'The singles 1992-2003' を購入し、年末以来ずっと聴き続けています。いや〜、いいですね〜。滅多にベスト盤は購入しないのですが、これはかなりいいです。
個人的には、No Doubt は器用なバンドだと思います。ジャンルを問わずそつなくこなしてしまうと言うか。器用というのは、少なくともアーティストへの評価に関して言えば、必ずしも肯定的な評価を意味するものではなく、むしろ、器用貧乏に近い意味合いが強いのではないかと思います。また、器用さを売りにしているアーティストの場合、「ほら、私ってマルチでしょ」的な嫌みな感じがして、僕自身はちょっと敬遠する傾向にあるのですが、No Doubt に関して言えば、器用さを確信犯的に繰り出してくるので、僕としては「してやられた!」という気分になって非常に楽しいです。
とにもかくにも、久しぶりにライブに行きたくなりました。と言うか、今年は行きますよ!
数日前のことでした。
職場の子がなんでも失恋したとのことで、32歳(独身)として声をかけるのは、
「飲みに行きますか!」
です。僕も確実に中年の精神になっていると言えましょう。
ともあれ。
相手は23歳。若いし、世間には女の子はたくさんいるし、全然くよくよすることないっす。と言うか、23歳がくよくよしていたら、32歳の僕なんかどうなるっすかと励ましているんだか、自分の愚痴を言っているんだかよく分からない状態になりつつ、とにもかくにも飲んでいました。
店を出たのは、翌日になった頃だったと思います。ちなみに店に入ったのは10時過ぎ。所要時間にして約2時間強。
ところで、今僕が住んでいる部屋は、ロフト式と言えば聞こえはいいのですが、実際には押入の上に寝床があるような作りになっています。そのため、天井が近く、気をつけないと目が覚めて起きあがるときに頭を打ちます。結構朝からダメージ大きいです。
閑話休題。話をもとへ。
異変に気がついたのは、まさにその天井の高さでした。
やたら高いんですけど!
裸眼視力0.1なく、さらに寝起きでぼけーっとしている僕でも、天井が遙か彼方にあることは分かります。しかしながら、まだこの時点では、そのことが何を意味するのか分かっていなかったのも事実です。
とにもかくにも、眼鏡をかけ、周囲を見回すと、
なんか微妙に広げ!
さらにさらに、顔を洗おうと浴室にはいると、かな〜り豪華な感じになっています。
ちょっとちょっとどういうこと?
と言いますか
どこよ、ここは!
結論を言えば、上野駅までは地下鉄でたどり着いたものの、上野駅からはすでに最終の列車が出てしまった後で、アルコールで合理的な判断ができなくなっていた僕は、
上野からなら歩いて帰れるかも!
と思い立ったものの、日暮里付近で弱々な気分になり、どうやらホテルに駆け込んだ模様です(が、しかし、記憶は全くないです)。
32歳、相変わらずダメダメな生活……。
追記
隣に誰もいなかったのが不幸中の幸いと思いつつ、それはそれで寂しいのではないかとも考える今日この頃。