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10月の生き方


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10.19 : レジの列
10.23 : 男の人、女の人。たとえば


レジの列

2004.10.19

 東京に出てき7年。依然として感心させられるのは、

どうして東京の人は整然と並んでいられるのか!

と言うことです。

 僕が子供の頃から落ち着きがなく、じっとしていられない性分だということを差し引いても、それでも関西にいた頃は、周囲の人々も並んで待つという習慣はなかったかと思います。

 例えば、駅のホームで列車を待つにしても、関西では列車の間隔が20分とか30分に1本ということもあって、整列して待つなんてことをする人は、ほとんどいなかったと思います。

 そんなわけで、僕はどうも列に並ぶのが苦手です。

 ともあれ。

 スーパーの列です。東京に出てきて7年、たとえ週1回の買い出しだとしても、そろそろ買い物にも慣れたわけです。確かに、依然として袋詰めを適当に行った結果、5回に1回、卵を割ってしまうなんてことがあったとしても、それは気のせいです。むしろ、大切なことは、

レジの列をいかに素早くクリアすることにあるか!

と言えば、あなたはどう思われるでしょうか。しかし、どう思われようと、僕にとってレジの列待ちは苦痛以外のなにものでもないわけで、この7年間で編み出したレジの人の見分け方をば。

第1位:おばあちゃん
 動作はお世辞にもきびきびしているとは言い難いのですが、さすがに経験豊富。よどみなくレジの列を処理されます。僕の中では一番ポイント高いです。

第2位:美人のお姉様
 レジ作業としては、ちょっぴり当たりはずれが多いのですが、仮にはずれだったとしても、美人のお姉様なら許せてしまうわけです。もっとも、相変わらずそんなことばっかり言っているから、33歳、いつまで経っても結婚できないのだという声が聞こえてきそうですけれど。

第3位:高校生くらいのアルバイト
 てきぱきと働いている子は、すごくてきぱきとしてくれるのですが、そうでない子は、そうでないようにしか作業をしてくれません。ただいずれにしても、バーコードが読めないとか、卵が割れちゃったとか、その種の不測の事態が起きた時は、かな〜り時間がかかってしまいます。

 以上のような勝手基準を元にレジに並んでいるわけですが、自分で言うのもどうかと思いつつ、結構いい感じでレジの列をクリアできること多かったりします。一度、だまされたと思って試してみられることをお勧めします。本当にだまされるかもしれませんけれど。


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男の人、女の人。たとえば

2004.10.23

 例えば、家に帰ってきて、スーツを脱ぎます。ここで女性は、こんなことを言います。

「スーツを脱いだその手で、ハンガーに掛けなさい!」

 しかし女性の皆様、想像してみてください。

 家に帰ってきて、スーツを脱ぎます。一般的に言えば、最初に脱ぐのは上着です。それをおっしゃるとおりハンガーに掛ける。ここまではたいていの男性なら努力すればなんとかできます。問題は次です。上着が掛けられたハンガーに脱いだズボンを掛けるのは、少なくとも僕には至難の業です。ましてや、型が崩れないように折り目を正してからハンガーに掛けるなんて芸当は、神業としか言いようがありません。

 むしろ、脱いだ上着をいったん椅子の背もたれか何かに引っかけて、ズボンをハンガーに掛け(折り目を正せているかどうかは別にして)、それから椅子にかかっている上着をハンガーに掛け直す。こちらの方が合理的ではないかと僕は思うわけです。

 しかしながら、ここに重大な落とし穴が待ち受けていると言えば、あなたはどう思われるでしょうか。しかし、あなたがどう思われようと、ここには、ぽっかりと大きな穴があいているわけです。

 脱いだズボンを手に、ハンガーを探す男性の目に真っ先にはいるのは、椅子に掛けられた上着です。

そこに上着がある。ならばズボンもあってしかるべきではないか?

 あるいは、人によっては次のように考えるかもしれません。

椅子の背もたれこそが、スーツのあるべき場所なのではないか?

 以上のような思考経過を経て、男性はスーツの上下を椅子に掛けてしまうわけです。もはや、男性にとってハンガーは存在しないも同然です。少なくとも、誰かさんが恐い顔をして「ハンガーは?」と言うまでの間、ハンガーが視界にはいることはないわけです。

 こんな屁理屈はお嫌い?


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とみくら まさや(vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date: 2004/10/19 $