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ジュン君日記 2002年01月の巻

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●2002.01.01 (火曜日)
 新年おめでとう! 今年もよろしく!
 今年はインパクも終わったし、選挙もないし、いよいよ僕の年っす。バリバリやるっすよ。馬車馬のように頑張るっす!
 ところで、紅白はどっちが勝った?

●2002.01.02 (水曜日)
 新年2日目。そろそろ、おせちにも飽きてきたっす。でも、うちの重箱にはまだたっぷりとおせち料理が余っているんだよね〜。これどうしようか。

●2002.01.03 (木曜日)
 久しぶりの歌舞伎! 歌舞伎はいいっすよ。今日の演題は「小春穏沖津白浪」 本当によかった。きれいで。
 午後からは秘書の人たちと一緒に、中華料理の「富麗華」で食事。みんながつがつ食べるっす。やっぱり、おせちに飽きてたんっすね。

●2002.01.04 (金曜日)
 今日の天気のように穏やかで平和な年だったらいいっすね。な〜んて、心にもないことを言ってみたっす。やっぱ、波瀾万丈なのがいいっす。かかってこい! ってな気分っす。今から帯を締めて身構えてるっすよ。

●2002.01.05 (土曜日)
 明日で年末年始の休暇もおしまいっす。皆さん、正月ボケは直ったっすか。
 今日の僕はおとなしく、年始最初のメールマガジンをちまちまと書いているっす。
 それにして、今日も誰も遊びに来てくれなかったっす。この分だと明日も誰も来てくれそうにないっす。昨日も書類の整理、今日も書類の整理、明日も書類の整理。毎日毎日同じことの繰り返しで、生きてる気がしないっすよ。
 でも、それももうすぐおしまい! また、楽しい国会が始まるっす。やるっすよ、僕は。

●2002.01.06 (日曜日)
 案の定というか、予想通りというか、今日もやっぱり誰も遊びに来なかった。こんな予想、当たらなくてもいいのに……。

●2002.01.07 (月曜日)
 さぁ、今日からいよいよ2002年の仕事開始! 気分も一新して僕も散髪したっす。やるっすよ、今年も。応援、よろしく!
 今日は小沢征爾君と浅利慶太君とおしゃべり。二人とも日本人として世界で活躍している貴重な人材っす。ますます活躍してほしいとの願いを込めて、シシロウバッチをあげたっす。

●2002.01.08 (火曜日)
 還暦! わお! 還暦だよ。どうするよ、おい。もう、シシロ〜とか言って遊んでる年じゃないっす。
 なーんて、嘘っす。還暦ってもう一度子供に戻ることっすから、シシローとは、今まで通り遊んであげるっす。ついでに初心に戻って、泣き虫加藤君とも遊んであげるよ。今度、うちにいらっしゃい。森君と一緒にもてなしてあげるから。
 ところで、その森君。最近、出番がないって騒いでたから、北の4つの島について、プーチン君と話し合ってきてもらうことにしたっす。もしかしたら、また爆弾発言が聞けるかも。森君フリークな方々、こうご期待!

●2002.01.09 (水曜日)
 フィリピンのダイヤモンド・ホテルから、こんばんは。アロヨ君は相変わらず可愛かったっす。「アロヨ」って、語感がいいっすよね。誰がなんと言おうと、僕はファンっす。
 ともあれ、これからしばらく日本を離れるっすけど、さて、僕のいない間、いろんなところで、いろんな人が画策するんだろうな〜。N中君とか、N曽根君とか。ま、やれるもんなら、やってみるっす。とりあえず、マキちゃんがおとなしくしてくれていれば、僕的には全然OKっすよ。

●2002.01.10 (木曜日)
 マレーシアはホテル・ニッコーからこんばんは。小泉っす。僕のいない日本では、また加藤君がいじめられているみたいっすね。相変わらず、何をやってんだか。
 今日はマハティール君と会ったっす。彼、日本の円安をすごく気にしているみたいっす。でも、そんなこと言われても、僕が決めてるわけじゃないからね〜。

●2002.01.11 (金曜日)
 タイのヒルトン・ホアヒン・ホテルの一室からお届けする今日の日記。暑いっす。体格からもわかるとおり、どっちかというと寒いのよりは暑い方が好きっす。でも、さすがに暑いっす。暑すぎっす。なんとかならないものか、この暑さは! と思っていたら、冷房切っていたっす。いかん、いかん。

●2002.01.12 (土曜日)
 インドネシアのボロブドゥール・ホテルにいるっす。これで3国目。今日はメガワティ君と会ったっす。アロヨ君の後だと、さしものメガワティ君も、おばちゃんに見えてしまうっす。以前はアジアの華だったんすけどねぇ。

●2002.01.13 (日曜日)
 シンガポールのシャングリラ・ホテルにいるっす。これで4国目。今日は生まれて初めてドリアンを食べたっす。食べる前、みんながいろいろと脅かしてたっすけど、食べてみると、結構いけたっす。日本でも売ってるっすかねぇ。

●2002.01.14 (月曜日)
 シンガポールはセミが多いっす。子供の頃、セミ取り名人だった僕としては、血がたぎるっす。付き添いの誰よりも早くセミを発見できたので、まんぞく、まんぞく。

●2002.01.15 (火曜日)
 日本に帰国。今回も強行軍でした。なんとかならないっすかね。
 ともあれ、マキちゃん、嫌なら辞めてもいいっすよ。
【この日の首相】
 田中外務大臣、外務省の仮庁舎に対して、「遠い」「高いところは嫌い」と発言。

●2002.01.16 (水曜日)
 お茶っす。たまにはゆっくりと心を落ち着かせてお茶を楽しむのもいいものです。ちなみに、僕は千利休の俳句、諳んじることができるっす。すごいっしょ。古典の教養ばっちしっすよ。難しい漢字もたくさん書けるっす。とは言うものの、お坊さんになろうとは思ってないっすけどね。
【この日の首相】
 裏千家の初釜に出席。「禅僧の域に達するにはまだまだ程遠いね」と発言。

●2002.01.17 (木曜日)
 天災は忘れた頃にやってくる。しかし、選挙は忘れない内にやってくるっす。衆議院解散しちゃうかも。そこんとこよろしく。あんまり僕を怒らす様なことばっかりしていると、どうなるか考えてから行動するように。備えあれば憂いなしっす。
【この日の首相】
 全国幹事長会議で「災害は忘れた頃にやってくるが、選挙は忘れない内にやってくるかもしれない」と発言。

●2002.01.18 (金曜日)
 サイト運営者、私用のためお休み。

●2002.01.19 (土曜日)
 サイト運営者、私用のためお休み。

●2002.01.20 (日曜日)
 泣き虫加藤君、またもやピンチ。人間一度負け癖がつくと、どんどん負けていくっすね。災い転じて福となす器量が彼にあればいいっすけど……。
【この日の首相】
 事務所代表の脱税問題で、山崎幹事長が加藤氏の証人喚問もありうると発言。

●2002.01.21 (月曜日)
 外務省諸君、批判的なことを言うからといって、仲間外れにするのはよくないっすよ。どうせ、会議なんてろくなこと話し合わないし、ろくなこと決まらない。ガス抜きだと思って、参加させてあげてください。これ、僕の自民党での会合の方針っす。
【この日の首相】
 アフガン復興NGO会議への2団体の出席拒否問題について、「外務省はよく調整してくださいと。ごたごたしないようにちゃんとやりなさいと言っておきましたよ」と発言。

●2002.01.22 (火曜日)
 ええかっこしいの小泉っす。
 今日は藤原の紀香ちゃんと会ったっす。役得。総理になってよかったと思うのはこういう瞬間っすよね。ところで彼女、K1が好きなんだそうです。昔から美人は拳闘好きというのは変わらないんですねぇ。ともあれ、携帯電話を使えるようになろうと思った。
【この日の首相】
 国会の質疑応答にて社民党の辻本政審会長より「首相の政治手法の特徴は『ええかっこしい』だ」と言われる。

●2002.01.23 (水曜日)
 やってくれるっす、雪印。小さなパパママストアがやるならともかく……。さすがにそれはいかんだろ。神崎君流に言えば「それはいかんざき」 これ流行らなかったっすね。ともあれ、誰か止めるヤツいなかったっすかね。
【この日の首相】
 雪印食品による国産牛偽装問題について「不正だ」と強い不快感を表す。

●2002.01.24 (木曜日)
 首相自ら、やじっちゃいけないっすね。ちょっと反省。
 ともあれ、武部君辞めて、みんなが牛肉を食べてくれるようになるのなら、もちろん僕は喜んで辞めさせるけど、そんな影響力ないっしょ、彼。

●2002.01.25 (金曜日)
 涙は女の武器。泣かれると男は太刀打ちできないっす。とは言うものの、マキちゃんの場合、「鬼の目にも……」が先に浮かんでくるんすけど。

●2002.01.26 (土曜日)
 今日は夜から雨。寒いっす。こういう日はコタツの中で丸まって、みかんでも食べながら、ゆっくりしているのが一番っす。
 そうそう、福田君が抜け毛を気にしているのだそうです。誰か、いい育毛剤を知っていたら教えてあげてください。
 ちなみに、僕は60歳過ぎてもふさふさ。髪の心配はないっす。

●2002.01.27 (日曜日)
 今日は久しぶりにエックスのコンサート! わぉ! もうノリノリっす。明日からのおじさん、おばさん達とのバトルに備えて、若い人から一杯エネルギーをもらったっす。
 それにしても、エックスってやっぱりすごいっすね。解散しても、メンバーいなくなっても、こうやってビデオコンサート開けば、これだけの人が集まるのだから。僕の内閣のメンバーのみんな、見習うといいっすよ。

●2002.01.28 (月曜日)
 いつまでごたごたやってるっすかねぇ。大騒ぎする問題じゃないっす。NGOと協力してやっていけばいいこと。外務省が内部で調整することっすよ、本来。ここまでゴタゴタする問題じゃない。
 それにしても、昔から日本の外務省は弱いね。鈴木君一人に振り回されているようじゃ、海千山千の海外の外交官に太刀打ちできないわけだ。

●2002.01.29 (火曜日)
 マキで〜す! 辞めちゃいました!
 「どうして私が辞めないといけないわけ?」とか、「ひどいわ、ジュン君!」とかは、今日は言いません(でも、明日になったら言うかもよ)。今日は粛々と現実を受け入れます。野上も辞めちゃったしね。いい気味。ついでに鈴木も辞めるみたいだし、こっちもいい気味。でも、私が辞めちゃうのは、がっかり。いけない、いけない。今日は愚痴は言わないんだった。
 それにしても、外務大臣になって、そんなに長くなかったけど、いろいろあったわ〜。いろんな人にも会ったし、いろんな所にも行けました。イギリスには行けなかったけど。それからフランスにも行けませんでした。それでもって、国連でアナン君と握手もできませんでした。きゃ〜! まだ一杯やり残したことあるじゃない! もっと続けたい。ジュン君、考え直して!

●2002.01.30 (水曜日)
 いやー、甘かったっすね。正直、今回ばかりは僕のミス。外務省の中だけでおさまる問題だと思ったっすけどね。国会全体の問題なってしまった。これは大きな誤算だったっす。やぱ、政治はなめてかかっちゃいけないっすね。こういうことがあるから一寸先は闇だと言うんだろうな。ごめん、マキちゃん。
【この日の首相】
 田中外務大臣更迭問題について「誤算だったね。一省内の問題でおさまると思ったことが、国会全体になってきた。これは誤算だった。これが政治の恐いところだね。こういうことがあるから一寸先は闇だと言うんだろうな」と答える。

●2002.01.31 (木曜日)
 こういうのは決まってから発表すればいいっす。決まる前にベラベラしゃべるのは、男のする事じゃないっす。おっと、これ失言。日本じゃまだまだ本当の意味での男女平等が根付いていないっすからね。言葉尻をとらえた攻撃ばっかりっす。
 ともあれ、緒方さん、待ってるっすよ。散髪もしたし。

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