01/03 : 年始からくだらないことなど
01/13 : 遅ればせながら今年の計画
01/17 : 張り紙
01/23 : これは愚痴です
01/24 : カレーを作ろう
01/26 : カレーにたたられる
01/30 : 田舎の列車
01/31 : 結婚式
明けましておめでとうございます。
身内のバカ話で恐縮ですが、今年の正月は、妹の恋人が初めて我が家にやってきて父親が狼狽するなど、なかなかスラプスティックな展開を楽しめました。
それはともかく。
昨年の正月は3日まで京都の実家で過ごしたのですが、東京に戻ってくる新幹線のあまりの混みように辟易したということもあって、今年は2日から東京に戻っていました。
それで、改めて驚いたのですが、東京の冬空というのは、どうしてああも
真っ青
なのでしょうか。
見事なまでに雲一つない青空が広がっていることに一人で感心しながら、近くの公園でひなたぼっこをしていたのですが（この辺、我ながら爺むさい）、本当に嬉しくなるぐらいに一面の青空でした。ある詩人の奥様は、東京に空がないことを嘆いておられたようですが、正月のこの空をご覧になっていれば、少しは考えを変えられたのではないでしょうか（むしろ、僕にとっては「東京に山がない」ことの方が、若干の郷愁を誘うのですけれど）。
実際、冬の京都は、鉛色の雲が空を覆い、日中でもなんとなく薄暗い感じがするものです。そこがまた情緒があっていい、という人もいるかもしれませんが、少なくとも僕にとっては、陰気な感じがして気持ちのいいものではありませんでした。これで雪でも降ろうものなら、思わず、
「やってらんな〜い」
という気分になって、こたつの中から出る気すら失せます（もっとも、これは単なる寒がりの口実だという説もありますけれど）。それに比べれば、東京の青空は、寒がりの僕ですら、ちょっと出かけようかという気分にさせるわけで、これまでの僕の冬の生活態度からすれば画期的なことだと言えるでしょう。
天気の話をするのは、話題がない証拠と悪口を言われそうなので、そろそろよすことにします。退屈な天気の話から始まったわけですが、これにこりずに、今年もごひいきのほど、よろしくお願いします。
今年は さだまさし を悪く言いません！
あそこまで堂々と てらいもなにもなく、「北の国から'98」を熱唱された あなたは本当にプロだと思います。ビーンボールとか、ハミング大魔王とかいって申し訳ありませんでした。もう二度と言いません。今年の紅白で、万が一「北の国から'99」を歌われたとしても、決して悪口を言いません。多分、言わないんじゃないかな。でも、ちょっとカクゴは……。
今年は Microsoft の愚痴をこぼしません！
ゲイツ様の日記を読ませて頂き、大変感銘を受けました。もう愚痴は言いません。たとえ同僚のパソコンが固まったとしても、「これだからウィンドウズは……」なんて言わずに、愚かで蒙昧なる同僚に正しいパソコンの使い方を調教、もとい、教育するようにします。
ところで、ゲイツ様、今年はいくつパイをお食べになると予想されておられますか？
風邪をひいたら薬を飲みます
先週の週末、風邪をひいて39度以上の熱を出して、うなっていました。いやー、つらかった。水曜日の夜、背中が痛いなぁ、と思っていると、木曜日に一気に本格的な風邪になり、たまらず午後から早退したのですが、金曜日なんか
空に星が飛んでるぅ〜
状態で、今度ばかりはさすがにマズイと思いました。そこでとうとう辛抱たまらずに近くの薬局に行き、いかにも健康そうなお姉様に症状を伝えたところ、
「病院に行きなさい」
と優しく諭されたのですが、「病院には行きたくないんです。どうしても行きたくないんです。行きたくないったら、行きたくない」とあからさまに怪しいことを言うと、薬を下さいました。これが土曜日の夜。
さっそく家に帰って薬を飲もうとしたのですが、ああいうのは
「食後に服用ください！」
と書いてあるわけで、全然食欲ないけれど、買いだめしておいたインスタントのうどんを食べ始める。全然おいしくない。うどんを食べているというよりも、
デンブン状のものをかみかみしてるだけ
という感じで、これなら砂をかんだ方がまだ味があるのではと、悲しい気持ちになりながら、とにもかくにも食べ終えて薬を飲む。するとどうでしょう。あれだけ39度ラインから下がろうとしなかった体温計が、翌朝には38度2分に！！ その後順調に体温計は下がりつづけ、見事月曜日の朝には36度2分！ 通常、朝の体温は36度を超えないので、ちょっと微熱があると言えば、あるのだけど、これぐらいなら全く問題なし。それにしても、さすがは抗生物質。科学の勝利に酔いしれながら、会社に向かう列車の中で、今度から風邪ひいたら、ちゃんと薬を飲もうと心に誓いました。
僕は、今、東京の王子というところに住んでいるのですが、ここはどちらかと言うと都内でも静かなところなのだそうです。もっとも、僕にとっては、家から歩いて5分の範囲にコンビニが6軒もあるというのは、結構すごいことなのですが、それはさておくとして、この王子周辺は、謎な張り紙が多いことでも、一部のフリークの間では有名になっています。今日はそんな中からいくつかを紹介させていただきます。
猫の糞尿、ご遠慮願います。
犬ならともかく、猫ってのは、どのようなものでしょうか。
アルバイト募集！
やる気のある鮮魚！
これは、実際のところどちらなのでしょう。やる気のある鮮魚“を”募集しているのでしょうか。それとも、やる気のある鮮魚“が”募集しているのでしょうか。いずれにしても、なんだか恐い想像をしてしまうのは僕だけでしょうか。
ちなみに、この姉妹バージョンとして、
アルバイト急募！
あかるい精肉！
というのもありました。こちらも、結構恐い想像になってしまったのは、僕だけでしょうか。
豚夢 すぐそこ！
どうも豚夢というお店やさんがあるらしいのですが、なんの店なのかは、いまだに謎のままです（ついでに、「すぐそこ」と書いてあったわりには、店がどこにあるのか分からないというのも、結構怪しいですけれど）。
京都の味をお届けします 北海寿司
これなんか、店の主人に地図を見せたいような気がします。しかし、上には上がいて、
これが本場の広島風東京焼き
もはやこうなると、なにがどう「本場」なのか、どうでも良くなります。しかし、この手のものは結構ありまして、これ以外にも、「大阪の味を食べさせます。お好み焼きの大文字」なんてのもあります。この辺の節操のなさというのは、個人的には好きですが、ちょっとこの店のものを食べたいとは思いません。
ドロボウお断り
そりゃまぁ、そうだわなぁ。
金曜日。今週最後の会議に出席。さすがに1週間に4回の会議は疲れる。議事録を書かなくちゃいけないと思うと、さらに気が重い。とりあえず1つは委員長の確認を取って委員のメンバーに送付し、もう1つは委員長の確認待ちまでこぎつけたけど、残り2つはまだなーんにも手をつけてない。やばし。
イメージ工学研究所の F 氏来訪。今度のアジアミーティングについての打ち合わせ。打ち合わせそのものは、単に情報交換で終わる。帰りがけに F 氏に、カシオの PalmPC CASSIOPEIA E-55 を見せてもらう。すごくうらやましい。僕はザウルスを持っているので、冷静に考えたら PDA を購入する必要ってないんだけど、新しいおもちゃって、やっぱり魅力的に見える。く〜、ほしい！
土曜日。11時に目が覚める。朝食（昼食？）を取った後、
「今晩はカレーを作ろう」
と思い立ったので、スーパーに買い出しに行く。ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、マッシュルーム、トマト、牛乳をカゴに入れてから、メインをどうしようかしばし悩むけれど、月曜日が給料日なので、ここですっからかんになっても、とりあえず何とかなると判断して思い切って牛肉を購入する。
昼から、昨日 F 氏に見せてもらった CASSIOPEIA E-55 を見に秋葉原に行く。ソフマップで手にとって見ると、やっぱり軽い。手書文字の認識もザウルスに負けていない。もっとも、冨倉の「冨」の字が出てこないので、この点はザウルスの勝ち。ついでに、T-ZONE のモバイルコーナーに行く。Palm Pilot もよさそう。
それにしても、秋葉原はなんだってあんなに人が多いのだろう。これだけ混雑していると、僕の子供っぽい部分が出てきて、ついつい前を歩く人の足を引っかけたくなる衝動にかられて、大変困る。
今年は、人の足を引っかけるというイタズラをしません！
ついでに、歩くのに疲れたからといって、前の人の歩調を真似しません！
などと、今年の決意を追加してから、職場に行く。自社のホームページをチェック。いくつか間違いがあったので、直してもらうよう、製作を依頼している女性にお願いする。それにしてもお互い休日出勤な訳で、大変だねぇと慰めあう。
帰りに本屋に寄って、新書と文庫本を数冊購入。これで、完全に今月分のお金はなくなる。なんて計画的なんだろう（ちょっと意味が違うような気がするけど）と我ながら感心する。
家に帰ると、なぜか9時を過ぎている。今からカレーを作るのは大変なので、予定を変更して、インスタントラーメンを食べる。ちょっとわびしい。
ところで、昨日は僕のお金の使い方が計画的だと自画自賛したけれど、今日、本当に何もないことに気がつく。いかん、いかん。来月はせめて1000円札ぐらいは財布の中に入っているようにしよう。
ともあれ今日は雨なので、おとなしく家にいることにする（お金もないことですし）。それにしても、東京に出てきてから、休日に家にいるなんて何回目だろう。熱出して倒れてたのを除けば、ひょっとして初めて？
今年はもう少し家にいる時間を長くしよう！
2時ごろになると、退屈になってくる。3時ごろには、もう退屈で退屈で仕方なくなる。と言うわけで、かなり早いような気がするけれど、懸案であったカレーを作り出す。
| ●肉 | 手に入っただけ全部 |
|---|---|
| ●ジャガイモ | 4個 |
| ●ニンジン | 1本 |
| ●玉ねぎ | 1個 |
| ●マッシュルーム | 8個 |
| ●カレーのルー | 適当（1箱の3分の1ぐらいでいいのではないでしょうか） |
| ●水 | 具がひたるぐらいまで |
| ●牛乳 | 適当 |
| ●塩・コショウ | 適当 |
その１
ジャガイモの皮はむく。玉ねぎは上の皮だけをむく。ここまではいいとして、問題はニンジンです。これって、どこまでが皮なのだろう？ そもそも皮をむく必要ってあるの？
その２
あまり煮込みすぎると、ジャガイモがぐだぐだになって訳が分からなくなるので、次からは気を付けよう。ちなみに今回1時間ほど煮込んだら、ジャガイモが溶けて消えていた。
その３
退屈だからと言って、しょっちゅう鍋の中をかき回さない。
その４
することがないからと言って、鍋から離れるのはいいけど、本を読み始めるのはやめよう。吹きこぼれていることに気がつかないと結構危険。
その５
料理を作っている途中で、飽きないこと！
案の定、カレーを作りすぎました。昨日も一昨日もカレーです。でも、まだ僕の家のナベにはカレーが残っています。なんたることでしょう。
さすがに3日続けてカレーは勘弁して欲しいというか、ちょっとばかり帰宅拒否症の気持ちが分かったような気がするというか、とにかく今日はカレーだけは避けたいので、9時前に東十条に着いた僕の足は、近くの食堂に向かいました。
店に入ると食堂のおじさんが、愛想のいい笑顔を浮かべて、
「ごめん。もう材料なくって、カレーしかできないけど、いい？」
よくない！！ っていうか、それって、まるっきりマンガやん。ほうほうのていで店を出て、とにもかくにも、コンビニに飛び込みました。
が、しかし。
カツカレー
カツカレーが5つ。あとはおにぎりとか、ポテトサラダぐらいしかありません。
なんで？ どうして？ Why? そんなに僕が悪いことをしたと言うのでせうか。
などと、思わず文語調で半泣きになりつつ、白ご飯を買って帰りました。今夜もカレーがおいしかったです。
明日こそは！！
友人の結婚式に出席するため、実家に帰ってきました。僕の実家は、京都駅からさらに山陰線に乗り換えて30分程のところにあるのですけれど、田舎の列車がこんなに騒がしいものだったのかと改めて実感しました。子供は走りまわっているし、じいさん連中は即席の宴会をはじめるし、それになにより、おばさんです。
「今、昭和何年だった？ あたし平成ってよくわからないの。確か、昭和64年にお隠れになったのよね。あら、お隠れだって。天皇さんも、隠れたり現れたり大変ね。あはははは」
と笑い出す一団があるかと思えば、
「今年はアンゴラが、降ってくるんですって。恐いわねぇ」
と何か大きな勘違いをしたまま恐れおののいている集団など、ほんとうにバラエティにとんだ会話が車内のあちこちで繰り広げられておりました。
ところで、朝のラッシュ時の東京の列車って、ものすごい人なのですが、それにしては実に静かなような気がします。やはり人間は群集の中では孤独になりたがるのかもしれません。
大学時代の友達の結婚式に出席してきました。可愛らしい新婦の隣で、完全に舞いあがっている友人の姿を見るのは、大変ほほえましく、心から幸せになって欲しいと思いますし、今回の結婚式は新郎新婦の人柄のよさもあって、非常にいい式でした。
ただ、１つ困ったことは、どうも僕は、
厳粛な雰囲気になればなるほど笑い出しそうになる癖がある
ようでして、今回もこみあげてくる笑いを押さえるのに気を取られ、牧師の話をほとんど聞いていませんでした。できれば、二次会ぐらいから呼んでもらったほうが……。