02/01 : ちょっと真面目に仕事のことなど
02/04 : やばし!
02/05 : 科学の勝利
02/07 : ギョウザを作ろう!
02/14 : 東京の朝は早い
02/21 : 髪型の指定
02/28 : ゴヤ
今日、予定されていた月例会議が延期され、会議嫌いの僕としては、少しほっとしたのもつかの間、
「明日だよ〜」
という隣の席からの声に、ぶーたれていたわけですが、それはさておくとして。
専務から、いろいろと協会の運営に関するレクチャーを受ける。それについて、少しばかり考えさせられることがあったので、忘れないうちにメモしておくことにします。
専務の説によると、協会の運営に最も必要なことは、「公私の区別」だということになる。この点は、僕も半分までは同意できる。ただ、確かに僕が所属しているところは、公益法人であり、協会としては特定の企業の利害を代表してはいけないとは言え、会員はあくまでも私企業なわけで、彼らにどこまで自分の会社の利害を棚上げすることを要求できるかについて、僕は若干の疑問を感じる。むしろ、そうした各社の利害を調整する場が協会である以上、理事、あるいは委員として出席している人達は、各社の利害を代表していると考えるべきではないだろうか。そうでないと、協会は現実から乖離した存在になってしまうのでは? 勿論、最後まで自分の会社の利害だけを主張されると、にっちもさっちも行かなくなるとは思うのだけれど。
2つ目。エージェントを使うことの功罪について。今やどんな分野においてもスペシャリストが存在するのは確かだと思う。そして、協会は全てを自前でまかなうのではなく、諸問題に対する素人として、そうしたスペシャリストを有効に活用することを考えるべきとの説も、全面的に同意する。従って、協会の事務局は、まさにコーディネートや、アレンジメントを行うべきとの意見も、その通りだと思う。さて、そうするとエージェントと協会の違いは何だろうか。言い換えれば、協会がエージェントを使う場合、結局のところ、本来自分達がやるべきことを転嫁しているだけなのではないかということになるのだろう。ただ、こうは考えられないだろうか。エージェントは、コーディネートのスペシャリストであり、それについての素人である協会事務局は、その意味においてエージェントを使うべきではないか? こんな質問をすると、「だったら、アレンジメント料だけをエージェントに支払えばいいのであり、それぞれの専門作業については、実際に作業した人に直接支払うべきではないか」と、あっさりと切り返された。このあたり、僕はまだまだ未熟だと思う。ただ、まだ僕の中では釈然としないものがある。うまく言えないけれど。
ともあれ、専務との話は、非常に興味深いものだったのだけれど、今の僕には、やや消化不良を起こすものだったので、帰り道、東十条ではなく、王子で列車を降りて、1時間ほど散歩しながら考えることにしました。ぶらぶら歩いていると、目の前に赤羽駅がそびえ立っているのに気がつく。いかん、いかん。
結局、家に着いたら、午前様。なにやってんだか。
今日の朝、僕は自分を取り巻く状況が大変マズイことに気がつきました。
事の発端は、今週の日曜日、友人の結婚式に出席したことまでさかのぼります。当然、27歳で、しかも既に宮仕えをしている身としては、たとえ友人が「いつものラフな姿でいいよ」と言ってくれても、一応、社会的な体裁というものを考慮しなければいけないわけで、自分でも柄じゃないよなぁと思いつつ、スーツに白いネクタイ姿で出席しました。
それはさておくとして。
今週の僕は、どういうわけか、
「家に帰れない症候群」
に陥っていまして、月曜日から、水曜日まで午前様という日々が続いています。当然、そんな時間に家に着いてから、掃除・洗濯といった家事をバタバタと始めたら、隣の大家のおばあさんとか、お二階さんの迷惑になりますし、そもそもそんな気力がないという説もあります。これが2つめの前振りです。
3つ目。僕はワイシャツを5着しか持っていません。
以上の3つが有機的に関連すると、日月火水木の5日で、ワイシャツをすべて使い切ってしまうわけで、論理的必然的に、
金曜日に着ていく服がない!
ということになります。
これはヤバイです。いかんです。どないすんの(と言いながら、早くもあきらめ気分)。
昨日の朝、ワイシャツの予備がないことに気がついた僕は、とりあえず洗濯機をスタートさせ、そのまま職場に出かけました。こういう芸当ができるのも、僕の洗濯機が
全自動洗濯機!
だからでして、洗いからすすぎ、はては脱水まで自動的にやってくれるという、大変かしこいやつです。これで乾燥と片付けまでやってくれたら言うことないのですが、ともあれ、僕の子供の頃に比べたら、飛躍的な進歩と言えるでしょう。これを科学の勝利と言わずして、何と言うのでしょうか。
さて、12時前に家に辿り着くことに成功した僕は(こういう日ぐらいは早く帰れという気もしますけれど)、アルコールで大変陽気な気持ちになっていたこともあって、洗濯物のことを完全に失念していました。お風呂に入ろうと、服を脱ぎ、洗濯機の中に放り込もうとして、ようやく、
「明日着ていくカッターシャツがない」
という事実を思い出しました。慌てて洗濯物を取り出し、物干し竿にかけ始めたのですが、忘れ去られていた洗濯物は、大変冷たく、ぐっしょりぬれている状態でした。しかし、アルコールで気分が大きくなっていた僕は、真冬だと言うのに、
「まぁ、一晩干しときゃ、なんとかなるだろう」
という何の根拠もない希望的観測の下、そのまま寝てしまいました。
そして、翌日。
めっちゃ冷たい!
と言うか、
全然乾いてない!
思わず、仕事を休もうかなぁという考えが頭をよぎったのですが、そんな僕の視界に入ったのが、
ドライヤー
でした。そうです。僕にはまだこれがあったのです。
それから30分間、再び科学の勝利をかみしめながらドライヤーを握っている27歳独身男性の姿が、東十条の小さなアパートの一室にありました。
先日、職場の人から「おいしい餃子の作り方」というメモをもらいました。現在、僕の自宅は台風一過といったありさまなので、メモをなくさないうちに、書き写しておきます。
●餃子の皮 | スーパーとかで売ってる市販のもの40枚ぐらい。 |
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●キャベツ | 1/2カット強。ハクサイでも代用できる。 |
●豚ひき肉 | 300g 脂身が多くて白っぽい安価なものの方がおいしい。 |
●にんにく | 2,3片 |
●しょうが | 1片 |
●牛脂 | 2片(お肉のステーキコーナーに置いてある無料のもの) |
●塩、コショウ | 適量 |
●ソース | スプーン(中)1杯 |
●しょうゆ | スプーン(小)1杯 |
●ごま油 | スプーン(小)1杯 |
●お酒 | スプーン(大)1杯 |
●小麦粉 | スプーン(大)1杯 |
※ このほかにニラ、しいたけ、干しえびなどを入れるとよい。
1. キャベツをいくつかに切り分け、たっぷりのお湯で2、3分軽くゆで、すぐに冷水で流し、粗熱を取る。その後で、みじん切りにして、ふきんにくるみ、水分を絞る。
水分をしっかり取っておくこと!
2. にんにく、しょうが、牛脂をみじん切りにする。
牛脂はフリーザに入れて凍らせると、削ぎ切りやすくなる。
3. キャベツ、ひき肉、にんにく、しょうが、牛脂、塩、こしょう、ソース、しょうゆ、ごま油、お酒を大き目のボールに入れ、糸がひくぐらい練り込む。
10分ほどが目安。
4. 練り込んだものを30分以上、サランラップをかけて寝かせる。野菜を洗い、必要なものについては皮をむき、適当な大きさに切る。
5. 上記をギョウザの皮で包む。
皿に小麦粉をふっておくと、餃子が皿にくっつかない
6. フライパンに油をなじませ、5分ぐらい弱火で熱する。
7. ギョウザをならべる。このとき、出来るだけくっつかないようにする。
8. 小麦粉を水で溶かしたものフライパンに入れ、ギョウザが半分ぐらい浸かるまで水を入れる。
9. ふたをし、中強火で8〜10分ほど蒸す。蒸気が出なくなり、中でパリパリという音がしたら火を止める。
10. 冷水にフライパンの底を浸け、ギョウザを取り出す。
ところで、男の料理というのは、
プロの料理人も真っ青!
みたいな、料理に対してすごく熱を上げる人と、
んー、とりあえず食べられればいいか
という消極的なスタンスの2つに分かれるようです。
ちなみに僕は後者の人間でして、さて、僕がギョウザを作るのは、いつになることやら(ちなみに、今日の夕食はインスタントラーメンでした)。
バランスのある食生活を!
朝、やたらと寒くて目が覚める。時計は、午前4時を少しまわったところ。まだ太陽さえ昇らないこの時間に目が覚めるなんて、もしかして
「老人性早朝起床症候群」
にかかってしまったのかなどと、布団の中で一人おののきながら、それにしても寒い、この寒さは尋常じゃない、これはやはりエアコンのスイッチを押しに行くべきだろう、でも布団から出たら絶対に寒いしなぁと、低血圧でかすれがちになる頭の中で、さんざん迷ったあげく、ようやく決心がついて、布団から出た僕が発見したのは、
思いっきり開け放たれた窓!
いくら東京は京都に比べて暖かいとは言え、2月のこの時期に窓を開けっ放しにしたまま寝るのは無茶というか、たんなる馬鹿者と言うか、恐るべきはアルコールの魔力と言ったところでしょう。
と言うわけで、あやうく凍死しかかっていたわけですが、さて、今日はバレンタインデーです。つい先日、失恋したばかりの僕としては、
ばれんたいんでぇ? けっ!
と言ったところですけれど、あまり大人げないことをしていても仕方がないので、ビデオを借りて、大人しく映画鑑賞でもすることにしました。
さて、昔の恋人に再会すると、どうも僕は困ってしまうのですが、映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の感想は、それに近いものがありました。ご存知のように、この映画は、ハインラインの 『宇宙の戦士』 が原作なわけで、中学から高校にかけてハヤカワ文庫を読みふけっていた人間としては、うれしはずかし再会となるわけです。
ところが!
甲殻類的なバグの登場に、いきなり出だしから気分が冷めてしまいました。僕の中のイメージでは、同じ節足動物系といっても、昆虫系ではなくて、クモとか、そっち系の生物だったわけで、僕としては非常に残念感が高いというか、なんというか、しかし、それはまだ許せるとしても、もっとも残念だったのは、
あんなん機動歩兵とちゃう!
原作では、古めかしい宇宙服の出来損ないのような装甲服を着て、がちゃがちゃと押し合いへし合い進んでいった我らが主人公が、なんかさっそうとしてしまっていて、身軽に飛んだり跳ねたりするのを見ていると、少なくともこれは
男の映画じゃない!
と思ってしまうわけで、大変がっかりです。やはり昔の恋人は、心の中で密かに温めておくもので、再会するものじゃないなと思いながら、ファンタジーの王道のようなストーリーが展開していくのを、ぼーっと見て、週末を終えてしまいました。やっぱり、『エイリアン4』にしておけば良かった。
最初に、土曜日の朝早くから突然電話してしまった知人に、この場を借りてお礼しておかなくてはいけません。ありがとうございました。それでもって、せっかくの休みの日にたたき起こしてしまって、ごめんね。結局、間に合わなかったのですけれど。
ともあれ、昨日は、MAC WORLD Expo / Tokyo '99 に行ってきました。詳細は後日お伝えすることにして、とにかく良かった。特にユーザーグループの活気は、
何があっても元気!
と言った感じで、最近、職場だけでなく自宅でも Windows な僕も、久しぶりに PowerBook を起動して、この日記を書くことにしました。
さて、問題は、散髪屋の主人にどうやって望みの髪型を伝えるかということです。
たとえば、これを読んでいる人は、
「もみ上げを少し短めに。それでもって、前髪は立ててください。襟のところは、切らないで」
と言ったように、詳細に指定されているのかもしれませんが、どうも僕はそういうことが苦手で、「適当にやってください」というのが精一杯です。ちなみに今日、散髪に行ったのですが、
「えっと、寒くない程度に切ってください」
と言って、
「寒くない程度って、どのぐらいですか?」
と店の人を困らせていた訳ですが、しかも、結局、僕が期待していたよりも少し短くなってしまい、夜、銭湯に行った時、首筋が寒くてしかたなかったのですが、こればっかりは後の祭りで、とにかく
髪が伸びるまでガマンするしかない!
僕にとっての春は、まだまだ遠いようで……。
散髪屋さんとうまくコミュニケートで来ている人の情報求む!
天気がいいので、ドラクロア展を見ようと上野に行く。ところが、国立博物館の前は長蛇の列! ドラクロアって、そんなに人気のある画家だったっけ?
ともあれ、人がごった返した中で絵を見ることほど疲れることはないので、あきらめて、国立西洋美術館でやっていた「ゴヤ版画にみる時代と独創」を観てきました。
ご存知の通り、ゴヤというのは、スペインの宮廷画家として啓蒙主義的な見たままの自然を描く一方で、市民革命とナポレオン戦争に揺れるヨーロッパの影響を受け、理性の奥底に潜むデーモニッシュなものを描こうとした画家だといえるのではないかと思います。
というような能書きはともかく、今回の展示会で改めて思ったのは、
ゴヤって、画家というよりはイラストレーターに近かったんじゃない?
当時の画家が、いろいろと付け加えがちなのに比べて、ゴヤは大胆な構図と極力無駄を省いた線で対象を描こうとしている訳で、その精神は現代のイラストレーターに近いのではないでしょうか。というか、「カプリチョス」の一連の作品は、イラストレーターの仕事そのもの。
そう考えると、グリーンブラットのイラストなんか、いまから押さえておくべきですぜ、ダンナ。