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1月の生き方


日記の目次

01.05 : 紹介状?
01.11 : 今年の目標
01.13 : 真面目な人が多いと辛いです
01.19 : 年齢を実感する


紹介状?

2003.01.05

 新年明けましておめでとうございます。旧年はいろいろとお世話になりました。本年もごひいきいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 と型どおりの挨拶を終えたところで、年明け早々、高熱に苦しめられていた31歳(今年32歳)独身。皆さん、体だけは大切にしてくださいよ、ホント。

 普段、体温が低めなこともあって37度超えたら結構辛いのですが、今回は38度超えてました。ヤバイっす。マズイっす。これはもしかして死ぬかも(正月そうそう縁起でもない話ですみません)とか思いつつ、4日、ついに医者に行くことを決意しました。

 この東京日記を古くから読まれている方ならご存じかと思うのですが、僕はどうも病院が苦手です。ですから、僕が病院に行くことを自発的に決意したというのは、かなりヤバヤバな状態だったといえましょう(なんか、文体変ですね)。

 それはともかく。

 家の近くの総合病院にほうほうの体でたどり着き、受付の美人のお姉さまに、

「熱すごいっす、辛いっす、咳も出るかも」

と症状を訴えたところ、受付の美人のお姉さまは優しく微笑みながら、

「初めてですか?」

とお尋ねになられました。

 えぇ、こんな状態になったのは初めてかもと僕が答えると、受付の美人のお姉さまは、いや、そういう意味ではなく、この病院に来るのは初めてかと再度お尋ねになられました。あ、そういう意味ですか。おっしゃるとおり初めてです。と僕が答えると、受付の美人のお姉さま(しつこい)は、ニコニコしながら、

「紹介状はお持ちですか?」

とお尋ねになられました。

紹介状?

 なんすか、それは?

 東京に出てきて5年。病院に行ったといえば、昨年の歯医者さん、それから足の小指をひどくぶつけて腫れ上がった時に行った外科(詳細は、こちら)の2回だけです。紹介状なんて持っているわけありません。

 持ってませんと答えた僕に、受付の美人のお姉さまは、ひどくがっかりされた顔をして、それではこの書類に必要事項を書きなさいとおっしゃいました。氏名、年齢、住所、電話番号、職業(でも、どうして診察受けるのに職業を知る必要があるんでしょうね)等々の必要事項を記入し、受付の美人のお姉さまに渡すと、

「会社の住所が書いてありません」

とおっしゃいます。

書けないっす!

 自慢じゃありませんが(この場合、本当に自慢になりませんけれど)、僕は名刺を見ないと会社の住所、書けません。もしかして、門前払い? それもこれも紹介状を持ってないせい?

 そんな不安におびえつつ、会社の正確な住所が分からない旨伝えると、受付の美人のお姉さまは、やや不審そうな顔をしつつ、書類を受け取ってくださいました。

 そして待つこと1時間。

 基本的にじっとしているのが苦手な性格。1時間も何もせずに待つなんてことは、普段なら絶対にできないことです。しかし、この日は病人。何をする気力もなく、ただただ早く呼んでくれないかだけを念じつつ、じっと待っていました。それにしても、こんなに待たされるのは、紹介状がないからなのでしょうか。そんな疑念が浮かんだときにようやく

「冨倉さん」

と呼び出しがかかりました。

 やった〜、これでようやくこの辛いのから解放される〜とスキップしながら(嘘、実際には体調不良のため、スキップなんてしている余裕なかったのですが)、看護婦さんのところに行くと、紙と体温計を渡されました。

どういうこと?

 体温なら出かける前に測ってきました。38度超えてます。それでもって、今なら口頭試問でもちゃ〜んと自分の症状を言えます。だから早くお医者さんに見てもらいたい。

 しかし、そんな僕の心の叫びは看護婦さんに届かず、きっちりと書類を書かされてしまいました。それもこれも紹介状がないせいでしょうか。

 さらに待つこと30分。ようやくお医者さんの部屋に通されました。もうこの時点では完全に好きにしてドクター状態です。この辛さから解放されるのなら注射でも点滴でも、なんでもOKっす。

 ところが。

 お医者様は、僕ののどを見て、聴診器を胸に当てただけで、「薬、出しときますね」と、さっさと診療を終わらせようとされます。

ちょっと、ちょっと、どういうこと? 注射は? 点滴は?

 病人としては、せめて、この熱は何が原因なのかだけでも知りたいわけです。するとお医者様は

「風邪でしょう」

 えっ、そうなんですか? 今年大流行中のインフルエンザではなく?

「あっ、そうかもしれませんね」

 えぇ! そんな頼りないこと言われても……

「ま、とにかく症状変わらなかったら、また来てください」

 いや〜っ! 僕はとにかくすぐに治りたいのに〜!

 こんな扱いを受けるのも、やはり紹介状がないせいっすか?

 ほとんどノックアウト状態になって、診療室から出てきた僕に会計のお姉さまは、にっこりほほえんで「1600円頂きます」とおっしゃいました。あれ? お薬はどこでもらえばいいですか、と尋ねると、前の薬局で別途お求めくださいとのこと。

なんと!

 最近は、薬、病院でくれないっすか。それとも、こんな仕打ちを受けるのも紹介状がないせい?(完全にやっかみ)

 さらに薬局で待たされること30分。ますます医者嫌いになって2003年を始めた31歳独身男性。

 それにしても、紹介状ってどこでもらえるんでしょう?


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今年の目標

2002.01.11

 皆さんが考える「大人」とは、どんなものでしょうか。

 正直に言うと、僕は僕自身が大人になったという感覚が希薄です。31歳(今年32歳)の人間が、そんなことを言い出すのもいかがなものかという気がしますけれど、でも、どうも僕は自分が大人だと実感できません。

 僕自身の「大人」のイメージはと言うと、

(1)大人の男性は女の子を追い回しません!
 別に女性に興味がなくなったというわけではなく、リビドーのままに女性を追い回さなくなったと言いますか、相手の状況に合わせて女性とつきあえる人が大人! というイメージがあります。残念なことに僕は、相変わらず女の子大好きです。柔らかそうだし〜とか言ってますぜ、この男は。それでもって、たぶん、一生女の子を追いかけ回すのだろうなという予感は充分にあります。自分で自分にダメ出ししたい気分です。

 ともあれ、「大人のイメージその2」

(2)大人の男性は腕時計なんかしません!
 大人の男性は腕時計なんかしていてはいけません。本当は、時間を気にしているようでは、まだまだ立派な大人じゃないと言いたいところですが、さすがにそれは言い過ぎだと思うので、やはりここは一つ颯爽と胸ポケットから懐中時計を取り出して欲しいところです。ちなみに僕は、携帯電話を懐中時計代わりに使っています。代替品で満足している31歳。それもどうかと思う今日この頃。

(3)大人の男性はタクシーの運転手とちゃんとコミュニケーション取れます!
 さっそうとタクシーに乗り込み、素早く目的地を告げ、目的地に着くまで自然体で構えている。それでこそ大人の男性といえましょう。

しかるに!

 恥ずかしい話、いまだに僕はタクシーに乗るたびに「勝負!」とか身構えてしまいます。さらに言えば、勝負に勝てた試しありません。だいたい敗北感に打ちひしがれてタクシーを降りることになります。

 第1の問題は、僕が東京に来てから5年にもなるというのに、いまだに東京の地理が今ひとつよく分かっていないことが挙げられます。タクシーの運転手さんが「どこそこの通りを曲がるか、それともどこそこの通りにしますか?」と言おうものなら、「えっと、あの、好きにしてください」としか言いようがないわけです。これ、かなりダメージ大きいです。

 第2の問題は、僕が沈黙に耐えられない性格だということが挙げられます。

 関西出身の方なら分かってもらえると思うのですが、一人でいるときはなんとも感じない沈黙が、誰かそばにいるというだけで、もう全く耐えられなくなります。何か話しかけねば、まをもたさなければ、そんな妙なサービス精神がうずうずと頭をもたげてくるわけです。

 頭では「こちとら客だ。それでもって接客商売をしているのは運転手さんの方なのだ」と分かってはいますし、運転中にぺちゃくちゃおしゃべりして事故られたらたまったものじゃないのですけれど、それでもやはりあの沈黙は辛いです。ついつい「えへへ、もうかってます?」とか声をかけてしまう31歳(独身)。ダメだろ、それは。

 と言うわけで、今年の目標。

まずは念願の1勝を目指します!


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真面目な人が多いと辛いです

2002.01.13

 先日、ある新聞の投稿欄に分煙の話が掲載されていました。

 投稿の趣旨は、

レストラン等で禁煙コーナーを設けても意味がない。なぜなら喫煙者の煙が禁煙コーナーにも流れてくるから。いっそのこと公共の場では喫煙を全面的に禁止すべきだ!

 ご説ごもっとも。もう若くないので、

何を言うか。税金は喫煙者の方が多めに支払っているのだ。ちゃんと納税している喫煙者こそ公共の場で優遇されるべきであって、金も出さずに口だけ出すとは何事か!

なんてことを主張する気力はないのですが、それにしても困ったことになりそうです。

 いっそのこと、少しぐらい料金高くてもいいから、すべての公共施設に喫煙者専用コーナーを設けてくれた方がいいかも。

今日はタバコで辛いことがあったので特にオチはないです。


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年齢を実感する

2002.03.19

 ついに体重50キロ突破! なんと! 年明け早々風邪を引いて寝込んでいなかったら、どうなっていたことか。

 それはともかく。

 この東京日記をお読みの皆さんが、自分が年を取ったと実感するのは、どのような時でしょうか。

 僕の場合、

  1. プロ野球の主力選手が自分より年下だと気づいたとき
  2. 雑誌の表紙を飾る芸能人が誰だか全く分からないとき
  3. 喫茶店の隣の客が自分より年下だと知らされたとき
  4. いいなと思った女性が自分より年下で、なおかつすでに結婚していることが判明したとき
  5. 銭湯で思わず「ふわ〜」と声が出たとき

という段階を経てきたわけです。

 そして今年。

 最初の掘り出し物が、Rianna の 'Geton' だったのですが、これ、微妙にスローテンポなんですね。これまでの僕なら、確実に1回でおしまいのはずの CD なのですが、最近は暇さえあれば「Moon is Blue」ばかり聴いています。

 もうアップテンポの曲についていけない年齢になったかも。


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とみくら まさや(vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date: 2003/01/05 $