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著者 | ジェイムズ・ジョイス | ||||
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タイトル | ユリシーズ II | ||||
出版社 | 集英社 | 出版年 | 2003年 | 価格 | 1143 |
評価 | ★★★★★ |
道徳的なことばかり言っていると疲れるよね〜と、ついつい思ってしまい、それをいいわけにしつつ、自堕落な生活を続けている32歳(独身)。そろそろ生活態度を改めます>某所方面
ともあれ。
いよいよ2巻目です。
道徳的な読書家なら、眉をひそめる内容のオンパレードです。下手なアダルトビデオよりも、よほどエロティックかつ不謹慎です。とにもかくにも、書かれている一文、一単語が、言葉遊びも含めて、隠喩になっており、ともすればあちら方面に結びついてしまうわけです。うっかりすると、どこからどこまでがあちら方面で、どこからがこちら方面なのか混乱し、過剰な妄想へと突入してしまいます。少なくとも、妄想たくましい僕は、最後の方になると、もうあれのことばかりではないかと、ニヤニヤして読んでしまうわけです。
それで思い出したのですが、案外、『タワーリングナンセンス』時代のスチャダラパーが、この路線だったかも。
とにもかくにも、ニヤニヤしたい人には、本当におすすめです。
次巻が出るのが12月。それまで待てる?
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