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5月の生き方


日記の目次

05.02 : ゴールデンウィーク第1日目
05.08 : ゴールデンウィーク最終日
05.15 : 無駄足
05.23 : ヘイ! タクシー
05.28 : 大きな誤解


ゴールデンウィーク第1日目

2004.05.02

ごーるでんうぃーく?

 と疑問形で始めてみたわけですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。世間一般ではゴールデンウィークというものなのだそうです。お察しのとおり、微妙に拗ねています。

 それはともかく。

たけちゃん、結婚おめでとう\(^o^)/

 と身内ネタもこのくらいにして(実際、あまりこのネタに深入りすると、自滅の道を歩みそうなので)。

 テーブルを購入しました。

 2004年2月、僕は部屋の片づけを決意しました。あれから2ヶ月、いっこうに部屋の片づけは進みません。途中経過はこの東京日記でも書きましたが、依然として片が付いていないわけです。このままでは今年が終わる頃になっても、「片づけが済んでいない」と報告しそうな勢いです。これはまずい! 何とか手を打たなければ!

 そう決心した僕は、とにもかくにも片づけなければいけない状況に自分を追い込むことにしました。その結果、

やっぱテーブルが必要だろう!

という結論に至ったわけです。この辺、論理が飛躍しているというか、部屋の片づけとテーブルの購入とどう結びつくのかという、もっともな指摘は却下です。僕の中では、部屋の片づけとテーブル購入は論理的必然性にがっちりとスクラムを組んでいたわけです。少なくとも、家具屋さんの中では。

 意気揚々とテーブルを担いで自宅に戻ってきたわけですが、ただでさえ散らかった我が家。テーブルを設置するスペースなんかあるはずもなく、現在、テーブルはいまだに段ボールの箱の中に収まったまま、僕は途方に暮れています。

 いや、確かに、テーブルを置くスペースを確保しなければならない → 散らかっている部分を片づけなければ行けない ということになるわけで、当初の目論見通りなのですが、やっぱり何かを間違えているような気になってきました。

結局、いつもの衝動買い?


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ゴールデンウィーク最終日

2004.05.08

 と言うわけで、行ってきました。寒空はだかさんの「阿呆が列車でやってくる」

 毎年毎年、谷中のお花見でタダで持ちネタを見せてもらっているので、一度はライブ(?)に行かなければバチが当たると思いつつ、これまでなかなか時間が合わなかったのですが、ようやく行けました。

 感想。

心の底から笑うというのは、やっぱり気持ちいいものですね。

 確かに、寒空はだかさんの笑いは、マニアックなネタが多いのですが、少なくとも僕のツボです。テレビでは多分できないきわどいネタも(時事ネタ、下ネタ問わず)、真空ギターをかき鳴らしながら、「あたしゃ売女。プロ売女〜ウィルス感染中〜」なんて歌われると、完全に僕は降伏状態です。

 とりあえず、笑い疲れた状態で書いているので、小学生の日記並みですが、次回も是非!


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無駄足

2004.05.15

 健康に自信があると言うよりは、無頓着な33歳。それもどうか。

 ともあれ、職場の健康診断を受けました。結果はまだ出ていないのですが、とにもかくにも受けてしまえばこっちのものです。僕にとっては、すでに完了したイベント。もう関係ないっすよ。なんてことを言っていた夕方。なんとなく背中が痛むわけです。

 皆さんはどうなのか分からないのですが、僕の場合、風邪のひき始めは、腸にくるか、さもなければ背中が痛む傾向があります。ここ数日、妙に暑い日が続くかと思うと、雨なんかが降ると一転して寒くなるわけで、季節の変わり目に風邪をひきやすい僕としては、確かに危険な時期です。

 こういう時はさっさと寝るに限ると決めている僕は、早々に仕事を切り上げ、家に帰りました。

 ところが。

 夕食を取り、家でぐだぐだしていてもいっこうに背中の痛みは消えません。それどころか、むしろ悪化しているような感じです。正確に言うと、当初背中だけだった痛みが、左胸全体に広がり、深呼吸なんかしようものなら肋骨のあたりが痛む訳です。これはどうしたことか。ちょっとヤバイかも。とにかく寝よう。一晩寝れば、きっと治るはず。そう結論づけた僕は、珍しく12時前に床につきました。

 一晩明け。

痛い! てか、大痛!

 起きあがろうと体を動かすと左胸がものすごく痛むわけです。骨がきしむような感じと言えばいいのでしょうか。顔を洗っても痛い、服を着ようとしても痛い、もうとにもかくにも痛いわけです。しかも場所は左胸。普段なら寝起きでボーっとしているわけですが、この日は左胸の痛みのため、意識ははっきりとしています。微妙に怪我の功名かもとか言っている場合ではなく。

 これはヤバイ。さすがにのんびり屋の僕も、状況のシリアスさを感じました。左胸が痛い。これはもしかして、心臓がヤバヤバ? それとも肺? とにもかくにも、近くの病院に駆け込みました。

 普段滅多に病院に行かない典型的な医者嫌い。その僕が病院に駆け込むことだけを考えた。それだけでも、事の重大さがお分かりいただければ幸いです。

 ともあれ。

 受付の美人なお姉様に、

「えっと、胸がですね、痛いんです。すごく。息をしても痛いんです。ホント、つらいんです」

と僕としては精一杯正確に症状を伝えたつもりなのですが、しかし、受付の美人なお姉様は、首をかしげつつ、とにもかくにも外科の先生に見てもらいましょう、あちらが外科になっていますから、そこで待っていてください、とおっしゃいました。

 待つこと30分。

 診察室から、美人の看護婦さん(あぁ、最近は看護師と言わなければいけないんですね)が出てこられました。

 ところが。

「症状を教えてください」

と美人の看護婦さんは、にっこりと微笑みながらおっしゃいました。

 再び、「胸が痛いんです。息しても痛いです。つらいです」と正確に症状を伝えたところ、美人の看護婦さんは、やはり首をかしげつつ、やっぱり外科の先生に見てもらいますね、もうちょっと待ってください、とおっしゃいました。

 待つこと30分。

 ようやく診察室に入り、先生はふくよかな笑みを浮かべながら、「どうされました?」とおっしゃいました。さらに再び、「胸、痛いです。つらいです」と伝えたところ、先生は急に深刻な顔つきになり、「それは右か左か」とおっしゃいました。「左です」と伝えたところ、先生はさらに深刻な顔つきになり、側に控えていた美人の看護婦さんに「すぐにレントゲンの準備をするように。現像は至急」と指示されました。

 普段健康に無頓着な人間としては、急速に不安になるわけです。レントゲン? 至急? ちょっとちょっと、もしかして重病? 頭の中では

緊急入院

の文字がぐるぐるとまわっています。どうしよう! ビデオは借りてなかったから、これは大丈夫。仕事の方も優秀で頭のいい人たちがたくさんいるので、これも大丈夫。洗濯物は洗濯機に突っ込んだままになっているけれど、これは後でまた洗い直せばいいから大丈夫。なーんだ、全然問題ないじゃん。

どんとこい! 入院!

もしくは

入院上等!

 そんな気分になりつつ、レントゲンを撮り、再び先生の前に。

 現像されたばかりのレントゲン写真を丹念に調べる先生。しかし、こちろらもう覚悟はできているわけです。「入院しましょう」という言葉を予想しつつ、先生の次の言葉を待ち受けるわけです。

 ところが。

「あー、異常ないですね」

 は?

「いやー、あなたのような痩せてる体型の人は、肺とか心配したんですけど、全く異常ないですね」

 はぁ。

「と言うわけで、大丈夫です」

 え? ちょっとちょっと、でも胸痛いんですけど。

「うーん、気のせいでしょ」

 は?

「寝違いか、筋違いか、まぁ、そんなところでしょうね」

 結局、心臓も肺も骨も異常がないことだけを確認するために3時間を費やした冨倉(33歳、独身)。少しだけ健康診断の結果を早めに知っただけ。

無駄足?


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ヘイ! タクシー

2004.05.23

 ここ数日、仕事が遅く、タクシーで帰ることが多かったりします。

 この東京日記を長く読まれている方ならご存じかと思いますが、僕はどうもタクシーが苦手です。苦手意識を持ってしまっている理由はいろいろとあるのですが、一番大きいのは、

微妙な沈黙空間

 関西出身としては、これダメージ大きいです。

 確かにタクシードライバーの皆様は、お仕事中なわけで、仕事中に無駄話をするのはいかがなものかということなのかもしれませんが、とは言いつつ、やはりすぐそばに人がいるのに、その相手とコミュニケーションがとれないと僕のような人間は、うろたえてしまうわけです。ついつい、「えへへ、調子の方はどんな感じっすか」などなど運転手さんのご機嫌取りに走ってしまいます。33歳、沈黙に耐えられる性格になろう!

 ともあれ。

 その夜も、タクシーに揺られて家路についておりました。

 幸い、その夜のタクシーの運転手さんは、年の頃も僕と同じくらい、そのためか、おしゃべりの好きな方のようで、

「お客さん、おいくつですか」
「えっと、33歳です」
「ほー、そうすると私より2つ下ですか。当然、結婚されていますよね」
「いえ、まだで……」
「結婚はした方がいいですよ」
「はぁ」
「結婚すると、やっぱり落ち着きというのが出てきますからね。責任感と言うんでしょうか。結婚してやはり一人前ですね」
「えぇ、ホント、おっしゃるとおりですね」
「仕事帰るとね、妻が待っていてくれる。そう思うとね、やっぱり頑張れるんですね」
「やー、羨ましいですねぇ」
「いいもんですよ、結婚は!」

 などなど、微妙に針のむしろに座らせられつつ、のろけ話をたくさん聞かされる33歳(独身)。それはそれで、ちょっと困るかも。


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大きな誤解

2004.05.28

 どうも僕は周囲に誤解を与えやすい人間のようです。特別に誤解を与えるような言動はしていないと思うのですが、33年間生きてきて、よくある誤解トップ3は、こんな感じだったりします。

第3位 真面目そう
 おおむね僕の第一印象は「真面目そう」とか「几帳面そう」とかだったりします。
 一部地域によっては、「真面目」「几帳面」というのは、必ずしも誉め言葉ではないという説もありますが、真面目で何が悪い。真面目万歳! と僕は言いたい。
 しかしながら、非常に残念なことに、少し仲がよくなると、この評価は正反対になってしまいます。これ、本当に無念です。

第2位 理系っぽい
 どういうわけか、僕は理数系に間違えられること多いです。パソコンをばりばり使いこなしていそうとか、数字に強そうとか。
 しかしながら、僕は根っからの文系人間で、数字は算数の頃から極端に弱かったりします。確かめ算なんかやろうものなら、そのたんびに答えが違ったりするわけで……。パソコンも同じで、自分のやりたいことは、何とかこなせていますが、自分の興味のないことは、何度説明されてもさっぱり分からないというのが実情です。

第1位 恋人がいそう

 ありえない!

と言いますか、どうしてそういう誤解を与えてしまうんでしょう……。


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とみくら まさや(vzx01036@nifty.ne.jp) $ Date: 2004/05/02 $